超人ロック  聖悠紀 (著)  少年画報社

超人ロック 聖悠紀 (著) 少年画報社

アマゾン商品紹介 聖悠紀先生の描く永遠のスーパーヒーローが活躍する「超人ロック」。この宇宙的ロングセラー「超人ロック」の初期の頃の雑誌連載と言えば、やはり少年画報社、そして、伝説のあの漫画雑誌「少年キング」・・・この度、ファンの皆様の熱いまなざしにお応えすべく、このSF大河シリーズの原点とも言えるオリジナルシリーズ「超人ロック 完全版」を配信!

レビュー

どんな話ですか? 彼がいつどこで生まれたのか誰も知らない。不老不死とも思われ、強大な超能力を持つ「ロック」が、地球のみならず全宇宙を股にかけ、歴史の間に顔を出し、時には歴史も変えてしまうほどの影響力を持つ活躍をする、SF冒険譚です。とても長い歴史を持つ漫画で、同人誌時代から含めると、30年以上の執筆歴があり、絵柄が多少前時代的で、少々クセがありますが、ストーリーの面白さにみるみる引き込まれていくこと間違いなし。保証します。決して強大な超能力が万能の解決策にならないところが、面白さのひとつです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? かなり以前から書き続けられている漫画であり、商品として長い歴史を持つとともに、作品自体も長い歴史が舞台となっています。数多くのエピソードが積み重なっており、どこから読んでも楽しめますし、読み込んでいくと歴史のつながりがわかってきて、より作品の世界観が理解できるようになり、ますます楽しさが倍増します。すでに発表されているエピソードが膨大な数になっているので、読み始めたら当分の間は読み尽くすということがないので、安心して作品の魅力にどっぷりと浸かって、読み込んでいくことができます。他の超能力主人公モノとは、明らかに一線を画する漫画ですので、ぜひオススメしたいです。

宮本から君へ  新井 英樹  CoMax

宮本から君へ  新井 英樹  CoMax

アマゾン商品紹介 文具メーカー「マルキタ」の新人営業マンである宮本浩。恋にも仕事にも不器用な主人公・宮本は自分の存在の小ささに苛立ちながらも前へ進もうとする。そんなとき、宮本は通勤途中の電車のホームで、甲田美沙子に出会う。新米サラリーマンのほろ苦く厳しい日常をリアルに描いた新井英樹の秀作!

レビュー①

どんな話ですか? 仕事にも恋愛にも情熱を持てなかった弱小文具メーカーの若手営業マン宮本浩が、一つの恋をきっかけに殻を破り、周りの人間を巻き込みながら我を通して突き進んでいく物語。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 熱くてウザイ主人公に連載当時は嫌う人も多かった作品だが、連載終了から20年以上もたってドラマ化映画化されたように、熱烈に信奉する人も多い。宮本にちょっとでも共感できる部分があれば感動するので是非読んでみてほしい。

レビュー②

どんな話ですか? 特に取り柄もないけど、こだわりや自分の生き方については頑固な男、宮本。

大学を卒業して出版社に入社し、営業職に就いた宮本にさまざまな出来事が起こる。

通勤中に一目惚れした女の子との出会い、どう考えても勝ち目がない競合他社とのコンペ、

そして普通では考えられないような試練。

そんな次から次へと降りかかってくる多くの出来事を通して、熱くてまっすぐな男、宮本が

周囲を巻き込みながら一人の人間として、男として成長していく物語。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 個人的にとにかく人生観を動かされた漫画だから。

「宮本から君へ」はファンタジー要素はほとんど排除されたとにかくリアルな現実世界の話です。

だからこそ、私は同じ男であり同じサラリーマンである宮本と自分を重ねながら物語を読み進めて

いくことができました。

そんなリアルな作品だからこそ宮本が出会うさまざまな出来事や人、言葉などは「漫画」というフィクションの世界

を越えて作品を読んでいる現実世界の私にも響いてきました。

仕事をやる上で大事なものは何か、人生を生きていく上で大事なことは何か、愛とは何か。

そんな壮大なテーマについて少しでも考えさせてくれて、人生観に影響を与えてくれるような

漫画だからこそ、いろんな人にオススメしたいです。

レビュー③

どんな話ですか? 大学を卒業し、文具メーカーのマルキタで営業マンとして働き始めた主人公宮本浩の物語。自動車会社の受付嬢の甲田美沙子を好きになり上手くいきそうになるも失恋。ライバル営業マンの益戸にも大口の仕事を奪われる。先輩の知り合いの中野靖子と付き合うことができるが、取引先の部長の息子で大学ラグビーでも優秀な真淵に泥酔して寝ている宮本のそばで靖子をレイプされてしまう。激怒した宮本は運動神経も抜群で体格も大きい真淵に復讐を燃やす。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 30年以上前に連載が始まった漫画で、当時でも日本一暑苦しい漫画として嫌われて、今読んでも宮本は暑苦しくてめんどくさくて情けなくて周りにいると仲良くなりたいと思えないような人物だけど、苦しい時に苦しんで些細なことでも悩んでもがいて嬉しい時は喜んで、感情を隠さず目一杯表に出して必死で生きている。時代遅れと言われるかもしれないし、かっこいい生き方でもない、だけど心を揺さぶられてしまう。宮本を知る前と知った後で人生が変わります。

 

七つの大罪 鈴木央 (著) 講談社

七つの大罪 鈴木央 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 かつて王国転覆をはかったとされる伝説の逆賊〈七つの大罪〉。今もなお執拗に、そのお尋ね者を追うは、王国の要・一騎当千の聖騎士たち。しかし、切なる想いを胸に秘め、〈七つの大罪〉を捜す一人の少女が現れた時、世界の様相を一変させるとびきりの冒険が始まった! 痛快無比のヒロイック・ファンタジー、開幕!!

レビュー①

どんな話ですか? 魔神の息子メリオダスが、現世ブリタニアに生きる自由の民とともに「七つの大罪」を結成し、その魔神の軍勢から平和を守るファンタジーバトルマンガです。
一騎当千の超人たち7人で構成される「大罪」は、ある策略によりブリタニアの国家リオネスの騎士団の座を追われ、散り散りのおたずね者となってしまいました。
物語は団長のメリオダスが、他のメンバーを探して放浪する間にリオネス王女エリザベスと出会う場面から始まります。
自分たちが不在の間に、国を守るはずの聖騎士たちが不穏な動きを見せるリオネスを奪還せんと、メリオダスは「大罪」を再結成して挑みます。
世界を闇に陥れる謀略の裏ではさらに強大な魔神族の存在も明らかになり、戦いは大地をゆるがすほどの激しさでエスカレートしていくのでした。
またメリオダスは、エリザベスとの数千年にも及ぶ悲壮な宿命に苦悩し、自身の出自の負い目もあって「大罪」を離れてしまうのですが…
なぜその漫画をオススメしたいですか? 超人集団が悪を駆逐し世界を救う、剣と魔法のファンタジーという少年マンガのテンプレのような物語は、大人であっても何か初心に戻って楽しめる魅力があると思います。
地平線の彼方まで美しいガラス箱のように描かれた背景や、超人的なバトルシーンはどことなくあの「ドラゴンボール」に通じるものがあると感じますので、その点でも若者以上におっさんキラーな作品なのではないでしょうか。
最終的に「大罪」とその敵対集団「十戒」の力が突出しすぎるのには賛否が分かれるかもしれません。その分これらのキャラだけでも充分話が回る、個々の魅力が充分に備わっています。

レビュー②

どんな話ですか? メリオダスという大罪人がエリザベスという女の子と冒険していく中で恋や仲間との関係を築いていき、壮大な敵を倒す物語です。メリオダスは普段は子供のような風貌で、面白いキャラで周りを和ませる、一見強そうには見えないキャラクターですが、戦い始めると周りを圧倒するような強さで、敵を倒すようなギャップのあるキャラクターです。仲間との信頼関係も強く、リーダーとして絶対的なポジションを持っているキャラクターが、そんな中でも葛藤したりしていくストーリーに感動させられます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? バトルアクションが好きな方はもちろんのことお勧めです。登場人物は初めから強いキャラが多いので、物語序盤から激しいアクションを見る事が出来ます。そんな中で敵もどんどん強くなり、敵の中でも魅力的な能力な者も出てきます。そんな敵との戦いは必見なのですが、七つの大罪はただのバトルアクションではありません。そんな中での仲間との友情や、メリオダスとエリザベスの運命的なラブストーリーも楽しむ事ができ、考えさせられる部分や感動できる部分が沢山あります。

MONSTER 浦沢 直樹 小学館

MONSTER 浦沢 直樹 小学館

アマゾン商品紹介 ヨーロッパを舞台に繰り広げられる、衝撃のサイコ・サスペンス!!デュッセルドルフ・アイスラー病院の日本人医師・天馬賢三は、人道的見地から少年ヨハンの命を救う。それがすべての始まりだった…。ヨハンの真の姿は? 天馬の運命は? ヨハンをめぐる天馬の旅は続く。

レビュー①

どんな話ですか? 西ドイツで働く日本人天才脳外科医Dr. テンマがある日、院長の命令を無視して自らの判断で頭に銃弾を受けて重傷の少年•ヨハンの命を救ったところから物語は始まります。院長の指示に従わなかったため出世街道から外れてしまったテンマでしたが、同時期に院長、外科部長が何者かによって殺害されたためチャンスが巡ってきます。しかし命を助けた少年ヨハンとその双子の妹は病院から姿を消してしまいました。そして9年後、外科部長になったテンマの前に青年になったヨハンが現れ、テンマの患者を目の前で射殺し、9年前の院長ら殺人を告白します。殺人鬼の命を助けてしまった。テンマは殺人の容疑者となり敏腕刑事に追われながらも自らヨハンに手を下すためにドイツを奔走します。その道中での人間ドラマ、そしてヨハンの双子の妹の記憶から蘇る怪物の過去。最初から最後まで目が離せない本格ミステリー漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画では最初、主人公のテンマしかヨハンの存在を認めておらず、文字通り「孤軍奮闘」の状況からスタートします。しかし、そんな中でもテンマは自ら道を切り開いて行きます。道中ではテンマを支持する人が増えていきますが、それは信じてくれるように懇願されたからではなく、テンマのひたむきさと人を思う行動を見て信頼するようになったのです。ミステリー部分もスリルがあって楽しめますが、人の根幹にある思いとそれに伴った行動は周りの人の心を動かすという様もぜひ読んでいただきたいです。

レビュー②

どんな話ですか?  ドイツのデュッセルドルフで脳外科医として働く日本人医師Dr.テンマは天才との呼び声も高く、委員長の娘との結婚も決まり、順調な人生を歩んでいた。ある日テンマは、頭に致命傷を負った少年ヨハンを病院の指示を無視して治療する。しかしそのことが原因で彼は病院での地位を追われることになった。

それから10年後テンマの前に青年となったヨハンが姿を表す。彼はテンマの患者を目の前で虐殺し何処かへと去ってしまった。怪物を蘇らせてしまったことを悔いたテンマは病院を辞め、ヨハンを殺すため追跡の旅に出る。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 「MASTERキートン」に続く浦沢直樹氏のリアル路線青年マンガです。当時のヨーロッパの社会情勢を背景に取り、様々な人物や団体の思惑が入れ込んだ物語は迫真そのもので、浦沢氏の作家としての高い技量を知ることができます。また、サスペンスの作り方なども非常に巧妙で、一度読み始めると最後まで辞められなくなってしまうような中毒性があります。

そして何よりも魅力的なのは個性的な登場人物の数々。特に謎に満ちた殺人鬼ヨハンは「ジョジョの奇妙な冒険」のディオにも似たサイコパスな悪役としての独特な魅力がある人物で、個人的に数ある漫画の中でも1,2を争うくらいに好きなキャラクターです。

レビュー③

どんな話ですか? ドイツとチェコを舞台にしたサスペンス漫画です。1986年の西ドイツで天才の日本人脳外科医ドクターてんまが大手病院で働いている。ある日頭に銃でうたれて重傷の少年が搬送される。後ほど、に政治的な重要な人物も搬送され、院長が少年を諦め、政治家の治療を命令する。ドクターてんまは命令無視して、少年が先に搬送されたから、少年の治療始める。その少年が生きることができるが、その時点のドクタてんまの平凡の生活が変わってしまい、知らないうちのドイツ中で犯罪者と発表され、その少年を探す物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? デスノートと似ています。殺人犯、正義の意味を中心にした物語で、面白いです。人の生き方とか、いい人にも悪があり、悪い人にも善があることです。日本人の作家がドイツとチェコ舞台にして、すごく分かりやすく、始めたらはまるぐらい感じに書いてあります。長いので、時間はかかりますが、もったいないことではないです。人はどれだけ冷たくなり、どんなにひどいことができるのかを書いてあり、必ずそういう人に逆らう人物が存在することもはっきりしてある。

親愛なる僕へ殺意をこめて 井龍一 (著), 伊藤翔太 (著) 講談社

親愛なる僕へ殺意をこめて 井龍一 (著), 伊藤翔太 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 「人生は楽しんだもん勝ち」がモットーの大学生・浦島エイジ。だが彼は、人には言えない“過酷な運命”を背負っていた。その現実と向き合った時、彼は惨劇に巻き込まれていく―――。

レビュー

どんな話ですか? 大学生である浦島エイジはひょんなことから、自身が二重人格であることに気付きます。

その後、エイジの周辺にてある殺人事件が発生するのですが、その事件は過去に起きた有名な殺人事件と状況が酷似していたのです。

過去に起きた殺人事件の犯人はこのエイジの父親ということになっており、その事実をエイジは周囲に隠しながら生きていました。

でも、エイジは過去の殺人事件について自身の父親は無実だと考えていたのです。

そのうえで、今回発生した殺人事件が過去に父親が犯したとされる事件に関係があると考えられたため、過去と現在で起きた2つの事件について、エイジは同じ大学に通う真明寺麗とともに調べていきます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この「親愛なる僕へ殺意をこめて」は主人公のエイジが二重人格という点が重要です。

というのも、エイジとしての人格ではない、もう1人の人格になるときがあり、そのときの記憶はエイジにはありません。

そして、あるときからエイジは今回発生した殺人事件の犯人がもしかしたら自分なんじゃないか?と思うようになります。

つまり、自分の記憶がないとき、もう1人の人格になっているときに、自身で殺したのではないか?と考えたのです。

殺人事件の犯人はもしかしたら自分かもしれない、そんななかなか見ることができないストーリーは非常に面白いのでオススメです。

マップス 長谷川 裕一 KADOKAWA

マップス 長谷川 裕一 KADOKAWA

アマゾン商品紹介 普通の高校生だった十鬼島(ときしま)ゲンの前に突如現れた宇宙海賊を名乗る女、リプミラ・グァイス。彼女の目的は、2万年前に宇宙を放浪していた“さまよえる星人”と呼ばれる種族が残したと言われる秘宝だった。その秘宝“風まく光”の地図となっているのが、“さまよえる星人”の最後の子孫であるゲンなのだという。ゲンは、“風まく光”を狙う、スペース・パトロールとリプミラの戦いに巻き込まれながらも、次第に彼女にひかれていき、秘宝を手に入れたゲンは宇宙へ旅立つ決意をするのだった。

 

どんな話ですか? まるで空飛ぶ自由の女神のような天使型宇宙船リプミラ号の頭脳としてシンクロしているビメイダー(be mader 作られし者すなわち女性型人造人間)のリプミラ・ヴァイスと地球人の少年の十鬼島ゲンが、全宇宙の存亡を賭けた壮大なスケールの冒険を繰り広げるスペースオペラ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 惑星規模の生命体である伝承族、武器もプロミネンス砲とか、続編のマップスネクストシートでは更にブラックホールバルカンとか、とにかく想像を超えてスケールがでかくカッコイイ。
メカデザインもカッコイイし女性キャラは可愛いらしい。
内容的にも優秀なSF作品に贈られる星雲賞を受賞していて読んで損はないと思う作品。

烏に単は似合わない 阿部 智里 (原著)・松崎 夏未 (著) 講談社

烏に単は似合わない 阿部 智里 (原著)・松崎 夏未 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 シリーズ累計100万部、史上最年少松本清張賞受賞作の超人気和風ファンタジーコミカライズ。人間の代わりに「八咫烏(やたがらす)」の一族が支配する世界「山内」で、世継ぎである若宮の后選びが始まった。朝廷で激しく権力を争う大貴族四家から遣わされた四人の姫君。それぞれが思惑を秘め后の座を競う中、様々な事件が起こる。姿を消した侍女、後宮への侵入者、そして謎の手紙…果たして最後に若宮に選ばれるのは誰なのかー
どんな話ですか? 同名小説のコミカライズ作品。
人の姿に変身することができる烏「八咫烏」の一族が支配する「山内」では、世継ぎである若宮の后選びが始まっていた。
后選びのための宮である桜花宮が開かれると、有力貴族である四家からそれぞれ姫が遣わされ、后の座を求め競い合うことになっている。
今回はあせび、浜木綿(はまゆう)、真赭の薄 (ますほのすすき)、白珠の君(しらたまのきみ)の4人が名乗りを上げたが、肝心の若宮が姿を見せず、桜花宮は徐々に混乱していく。
姫たちはそれぞれの思惑の元で暗躍するが、その中で東家の姫・あせびだけは、あばたに罹ってしまった姉の代理として急遽召し上げられたこともあり、后候補としての教育を受けておらず、マイペースに過ごしていた。
他の后たちに見下されるあせびだが、実は幼いころに一度だけ見た若君を一途に思い続けており、希望を持ち続けていたのだ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? よくあるファンタジー平安の少女小説かなと思いながら読み進めていると最後で度肝を抜かれます。
この驚きを体験してほしいので、ぜひ読んでいただきたいです。
四人の姫によるきらびやかかつどろどろしたお后選びの世界だとすっかり騙されていました。
ストーリーへの驚きはもちろんのこと、コミカライズされて非常に美しい絵で描かれているので、衣装や背景の細やかさにも注目してほしいです。

ぼくらの  鬼頭莫宏 小学館

ぼくらの  鬼頭莫宏 小学館

アマゾン商品紹介 あらすじ/夏休み、過疎地の村へ“自然学校”にやってきた少年少女15人。1週間が経ったある日、海辺の洞窟へ探検に入った一同は、その奥にコンピューターを持ち込んで住んでいた謎の男・ココペリと出会う。彼は自分が作ったゲームをやらないかと誘い、宇白可奈を除く14人の中学1年生が同意して契約を結ぶ。半信半疑で宿舎に戻った一同だったが、その日の夕刻、大きな物音と共に巨大ロボットが現れて…(第1話)。●本巻の特徴/突如現れた2体のロボット。1体をココペリが操り、もう1体の“敵”との戦闘が開始される。自らを宇宙人と明かすココペリは、最初の戦いを終えると「この後は君たちが地球を守るんだ」と言って姿を消してしまう。これは、本当にただのゲームなのか…? 15人の戦いが、いま幕を開ける!!
どんな話ですか? いわゆる鬱系マンガです。
15人の中学生が主人公の、巨大ロボットに乗って未知の敵と戦う、一見王道ロボットアニメのような話です。
この漫画の大きな特徴は、ロボットを操縦した人間は必ず死ぬということ。
ロボットは人間の生命力をエネルギーに稼働するため、戦いが終わるとパイロットは絶命するのです。
主人公達は、そのことを後から知るものの、時すでに遅く、パイロットの運命から逃れることができません。
そのうえ、もし一人でも戦いを放棄するか、戦闘に負けるかすると、その時点で世界が滅びるという事実まで明らかになります。
つまり、戦っても戦わなくても、パイロットにとっては自分が死ぬことに変わりはないということです。
そんな絶望的な状況下で、主人公たちはそれぞれの思いを胸に、戦っては死んでいき、残りのパイロットにバトンを繋いでいきます。
このように、ただでさえ心がえぐられるような辛い設定なのに、中盤からさらに追い打ちをかけます。
主人公たちは人間のあらゆる醜さを目の当たりにし、命がけで戦う意味に疑問を抱き出す中、想像もしなかった敵の正体を知って動揺します。
果たして、自分の命を犠牲にしてまでこんなにも醜い世界を救う必要があるのか?そんな主人公たちの心の葛藤が終始描かれます。
とことん救いようのない憂鬱な展開に、いったいどのような結末を迎えるのかがとても気になり、一度読みだしたら最後まで止まりまくなります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 中学生の子供たちが直面するあまりにも残酷な運命を見せられ、自分の境遇がいかに恵まれているかを思い知らされます。
行動や考え方を改める、良いきっかけを与えてくれます。
15人の主人公たちの心理描写が非常に丁寧に描かれており、どんな人でもきっと誰かの境遇と自分が重なり、共感を抱くでしょう。
人間の醜さの描き方も秀逸。この世界で生きていくことの生きづらさや、大人の汚さの表現は胸に刺さります。他人事には思えません。
人の命をテーマに扱い、斬新な手法で命の大切さについて教えられる、とても酷な話だけど素晴らしい作品です。
どんな人に読んでもらいたいですか? ・考えさせられる作品を読みたい人
・濃いテーマを扱う作品が好きな人
・鬱マンガが好きな人
・過激な作品が読みたい人
読んだことによるエピソード 過酷な運命を背負った人を思い、自分の境遇を嘆くことなく、できることをやろうと思いました。

彼方のアストラ 篠原健太 (著) 集英社

彼方のアストラ 篠原健太 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 宇宙への往来が当たり前になった近未来。高校生のカナタ、アリエスら9名は“惑星キャンプ”に旅立つ。未体験の宇宙旅行に胸を躍らせながら惑星に降り立った彼らを待ち受ける、予想外の事態とは!? 近未来SFサバイバルストーリー、始動!!
どんな話ですか? 惑星キャンプに訪れたカナタ達9人は突然ワームホームに吸い込まれ宇宙に投げ出される。
5012光年先から子どもたちだけで帰還するため大宇宙を旅していく
そして旅の中、世界の真実について解明されていく
なぜその漫画をオススメしたいですか? 今を代表する冒険マンガで未知への対応などこれほどワクワクしたマンガは少ない
多くの伏線が最終巻で見事に回収される圧巻は多くの人に語りたいほど見事
どんな人に読んでもらいたいですか? 普段あまりマンガを読まない人、マンガは何も得るものがないと考えている人に一度読んでみてほしい
読んだことによるエピソード 何か、新しいことへ挑戦したい気持ちになります

僕だけがいない街 三部 けい KADOKAWA

僕だけがいない街 三部 けい KADOKAWA

 

アマゾン紹介 毎日を懊悩して暮らす青年漫画家の藤沼。ただ彼には、彼にしか起きない特別な症状を持ち合わせていた。それは…時間が巻き戻るということ! この現象、藤沼にもたらすものは輝く未来? それとも…。
どんな話ですか? 時間逆行サスペンス、時間が戻る“再上映(リバイバル)” に悩まされる主人公の過去とある事件を描く漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? サスペンス系漫画のなかでも、次の展開が待ち遠しく、希望と絶望が入り乱れてドキドキします。登場人物のそれぞれの描写が魅力的。主人公の成長も感じながら、久しぶりに一気見した漫画です。
どんな人に読んでもらいたいですか? サスペンス系漫画が好きな人。時間逆行・タイムリープをする漫画が好きな人。20代後半~30大前半の主人公と同世代の人は、小学校の頃のなつかしさなども感じると思います。
読んだことによるエピソード 特になし