ブルーピリオド 山口つばさ (著) 講談社

ブルーピリオド 山口つばさ (著) 講談社

 

アマゾン商品紹介 成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!
どんな話ですか? 高校2年までまったく美術と縁が無かった主人公が、美術の時間に描いた絵がきっかけで芸大を目指す話です。進路を変更するまでは成績も良く、どんなタイプの同級生とも当たり障りなく付き合え、親ともうまくいっていた主人公が、美大を目指すことで様々な難関に立ち向かうことになります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 美術を専攻したことの無い人間にとって誰しも一度は考えるであろう「○○○の絵って何でこんなに評価が高いの?」という疑問。他にも「美術を専攻して食べていけるの?」とか「絵が上手い下手の基準って何?」という疑問に答えながら、芸術を感性ではなく、分析し理解可能な形で描かれているところが大変興味深かったです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 将来の進路に悩んでいる人、美術を専攻している人、芸術ってよく分からないと考えている人、主人公の成長物が読みたい人
読んだことによるエピソード 絵画や彫刻を目にした時の受け止め方が変わりました。

レビュー②

アマゾン商品紹介 成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!
どんな話ですか? 人付き合いがよく勉強もできるちょっぴりヤンチャな高校2年生の矢口八虎は、周りから見れば順風満帆な日々を送っているが本人は達成感を得ることができず、空虚な日々を送っていた。そんなある日やる気もないまま選択した美術の授業のある課題をきっかけに絵を書く事の魅力に取りつかれていく。美術部に入部し高校2年生で絵を始めるというかなり遅れたスタートを切る八虎だが、超難関である東京芸術大学の受験を決心する。美術のあらゆる知識などが詰まったスポ根漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 芸術をテーマにスポコン漫画として描いているのはとても珍しくて新鮮に感じます。遅咲きの主人公が持ち前の努力とヒラメキであらゆる可能性を広げていく姿はとてもワクワクします。一見完璧な毎日を送っているようだが心の中では達成感が得られずに空っぽな毎日を送っている主人公の姿に自分を映し出す人も多いのではないでしょうか。受験をしていい大学に入っていい企業に就職することが果たしていい人生なのでしょうか。それとも好きなことを突き詰めるのが良いのでしょうか。人生を見つめ直すきっかけになる作品になると思います。
どんな人に読んでもらいたいですか? 夢を諦めて現実を生きている多くの大人に読んでもらい作品です。主人公の八虎は最初は無難な人生を送ることが良いと考え、なかなか収入にもならない絵を書く事を疑問視していました。しかし美術の顧問の先生との出会いをきっかけに自分の好きなものを遅くからでも始め、突き詰めようとします。そんな姿はかつて夢を持っていた大人たちに響くのではないでしょうか。
読んだことによるエピソード 特になし

レビュー③

アマゾン商品紹介 成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!
どんな話ですか? 何事もそつなくこなし日々楽しくは過ごしているが、イマイチ何にもやりがいを感じずに生きてきた高校生が、とあることをきっかけに最難関の東京藝術大学油画科入学を目指す青春ストーリー。学校の美術部へ入学するところから、美大受験の予備校を通じ、同じく美大を目指す個性溢れる仲間と共に、時に互いにぶつかり合いながら成長していく。

周りが自分の強みや天才的な才能がある中で、ド素人から美大を目指し、無事合格する事ができるのか!?

続きが気になりすぎて、一気見必須!!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 一見だたの青春漫画と思われがちだが、”絵”にひたすら打ち込み、時には自分の身体に異変が起きながらも、全力でぶつかっていく様が、個人的には”スポ根もの”だと思っている。周りの才能に圧倒されながらも、努力を重ねることを惜しまない主人公にどんどんはまっていく。

実は、作者である山口つばさ氏が東京藝術大学卒で所々で入る、説明やセリフが納得感やリアリティがあり、また、間で出てくる絵画が実際の作家さんが描いたと思わしきもので、見ていて目も楽しめる。

どんな人に読んでもらいたいですか? ●何にもやりがいを見いだせずにいる人

何か一つのことに打ち込むと決めて努力をすれば、その過程で必ず成長できるし、努力は報われる。

●スポーツ漫画以外でスポ根青春ものを見たい人

個人的にスポーツ漫画は動きが多く流れについていけないことがあるので、

ゆっくり目も肥やしながらスポ根青春ものを見たい人にはオススメ

読んだことによるエピソード 特になし

マイ・ブロークン・マリコ 平庫 ワカ (著) KADOKAWA

マイ・ブロークン・マリコ 平庫 ワカ (著) KADOKAWA

 

 

コミックシーモアで立ち読み

出典:マイ・ブロークン・マリコ

 

アマゾン商品紹介 あたしは骨になったマリコと、最初で最後の旅に出た。柄の悪いOLのシイノは、彼女の死を知りある行動を決意した。女同士の魂の結びつきを描く鮮烈なロマンシスストーリー!

 

 

レビュー①

どんな話ですか? 親友・マリコの突然の自殺を受け、彼女を虐待していた父親のもとから遺骨を奪って逃げたガサツな女性・シイナ。
生前マリコと交わした海に行こうという約束を果たすため、深夜バスに乗って辿り着いた先は鄙びた港町。
逃避行の道中、シイナが回想するのは中学時代から現在に至るまで、マリコと過ごした日々の断片だった。
子供の頃から続く父親の激しい虐待、追い討ちをかけるような母親の家出すら自分のせいだと責め続け、遂に精神を病んでしまったマリコに何もしてやれなかったと悔やむシイナ。
成人後も虐待のトラウマから逃げきれず、父親と同じようなクズ男ばかりに依存していたマリコを重荷に感じていたシイナだが……。
女同士の究極の友情ロマンシスを描いた、鮮烈なストーリー。
なぜその漫画をオススメしたいですか? マリコとシイナ、共依存ともとれる究極の女の友情がただただ切なく痛々しくて泣けてきます。
虐待のトラウマに苦しみ、父親と同じようなクズばかり好きになっていたマリコの、唯一の心の支えだったシイナ。
マリコを救えなかった彼女の心の叫びが、読者にざくざく突き刺さります。
リアルで生々しい表情や言葉を叩き付けてくるようなエモーショナルな演出には衝撃を受けること間違いなし。
言葉選びも尖っていて、たった一人の親友を救えなかった、ただ一人遺されてしまったシイナの絶望感や喪失感が印象に焼き付きます。
崩壊家庭、虐待、メンヘラ、自殺と扱うテーマは重いですが、ただ後味が悪いだけに終わらずラストに希望が仄見えるのもよかったです。
読後感は重いですが、マリコとシイナの心が通じ合ってたいたとわかって救われます。

 

レビュー②

どんな話ですか?  親友の遺骨を抱えて旅に出るOLの話です。

主人公のOLシイノには、幼いころからマリコという親友がいました。物語はそのマリコが自殺したニュースを、シイノが偶然ラーメン屋のテレビで目にするところから始まります。

マリコの父親は酒癖が悪く、幼かったマリコに暴力をふるい、高校生のマリコを強姦し、マリコの母親は家からいなくなりました。シイノはそんなマリコの家庭の問題を感じながらも、ただ親友であり続けることしかできませんでした。

そこで突然起きてしまったマリコの死。シイノは今度こそ自分がマリコを救いたいという気持ちで、マリコの父親からマリコの遺骨を奪います。どうして自分に何も言わず死んでしまったのか、マリコは何を考えていたのか、旅の道中、シイノは自分が生きているうちにマリコを救えなかったことに苦しみます。

マリコの遺骨を海にまき、旅から帰ってきたシイノは、マリコからの最後の手紙を受け取ります。

なぜその漫画をオススメしたいですか?  主人公のシイノは、死んでしまったマリコのために必死になってマリコの父親から遺骨を奪います。そして仕事も無断欠勤して、マリコの遺骨と旅に出る。シイノを突き動かすのは、生きているうちにマリコを助けてやれなかった自責の念と後悔です。そんなシイノの姿から、大切な人はいつか死んでしまうのだということ、そして死んでしまったら、もうどんなに悔やんでも戻ってはこないことに気づかされます。シイノとマリコの関係から、この漫画が自分の周りの大切な人たちとの関係を考えるきっかけになると思うのでオススメしたいです。

 

レビュー③

どんな話ですか? 女性同士の関係を描いたヒューマンドラマ系漫画です。主人公であるOLのシイノは、ある日のニュースで親友のマリコが自殺したことを知ります。突然の訃報に混乱しながらも、マリコが父親から虐待を受けていたことを知っているシイノは、彼女の家で父親と戦い、マリコの遺骨を奪います。そして、かつてマリコが行ってみたいと話していた、まりがおか岬を、一人で目指します。シイノはガラが悪く、中学生の時からタバコを吸うような少女で、マリコは母親が出て行ってしまい、父親には虐待されている少女。マリコは、シイノに恋人ができたら死んでやる、とまだシイノに恋人がいないうちからリストカットをするような女の子ですが、シイノはそういった部分を面倒くさいと思っていたのでした。けれど、遺骨になったマリコを抱いて旅をするうち、だんだんと綺麗な思い出だけがよみがえってきて、シイノは泣くのでした。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 友情漫画のような、ラブロマンスのような、重厚なヒューマンドラマです。シイノの家庭事情は明言されていませんが、一言「(親が)離婚した」というセリフがあり、いわゆる非行少女でもあるので、なんとなく家庭環境が透けて見えます。明言せず読者に想像させるような描写が、依存ともいえるマリコとの関係を納得させるもので、思わず唸りました。被虐待児にありがちな、私なんかを好きになってくれるなら誰でも良いと言いきってしまうマリコの姿は、ぞっとするほどの美しさを感じました。絵がうまい、というだけでなく、オーラや雰囲気が、セリフやちょっとした仕草の描き方で出ています。余韻を残したラストシーンも好きで、いろいろと想像が広がります。読んでいるうちに、だんだん息苦しくなるような、焦燥感に駆られるような、そんな漫画です。

腐女子のつづ井さん つづ井 (著) KADOKAWA

腐女子のつづ井さん つづ井 (著) KADOKAWA

アマゾン商品紹介 大切なことは全て薄い本が教えてくれた――。
ツイッターで人気爆発の腐女子コメディーがついに書籍化!「電車内で見かけた隠れ腐女子に共感」
「幽霊かBLか分からないラップ現象に遭遇」
「Jポップの歌詞を推しカプに当てはめて考察」
人気エピソードはもちろんのこと、
「秘密のお守り制作合宿」など爆笑のエピソードを50 ページ以上描きおろし!!物心つくよりも先にBL妄想に目覚めていた一介の腐女子・つづ井さんと
仲間たちの喜び多い日常をつづるエッセイ漫画!
どんな話ですか? 作者の体験をもとにした、絵日記型エッセイ。主人公のつづ井さんはボーイズラブを好む、いわゆる腐女子。腐女子ならではの独創的な遊びを思いつき、それに全力で乗っかる仲間たちとの愉快な日常が描かれる。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ・登場人物たちが趣味を全力で楽しんでいて元気が出ます。・ただの遊びなのにやたらとクリエイティブで、毎回その発想に驚かされます。・素の自分を出せる仲間がいることは幸せだと感じさせてくれる作品です。
どんな人に読んでもらいたいですか? ギャグ漫画で笑いたい人 自分をさらけ出す場がなくて辛い人
読んだことによるエピソード とくになし

 

ひまわりっ 健一レジェンド 東村アキコ (著) 講談社

ひまわりっ 健一レジェンド 東村アキコ (著) 講談社

 

アマゾン商品紹介 濃ゆ~いキャラが畳み掛ける南国コントカーニヴァル!!
2人の健一が織り成す、天然ボケのマリアージュ。南九州テレホンサービスが誇る、OL寸劇。
新戦力のマン研コンビの飛び道具!! 今日もアキコの周りには、とめどないパラダイスがテンコ盛り!!父親が普通!?じゃない!!この物語は、破天荒な父親を中心に娘がぐるんぐるん振り回されてしまう、愉快、痛快、限界コメディーです。
どんな話ですか? 作者の大学卒業後からの人生を綴ったギャグ漫画。天然キャラの父親をはじめ、強烈なキャタクターが多数登場する。 前半は地元宮崎を舞台に家族や会社のこと、後半は東京を舞台に漫画家としての生活が描かれる。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ・登場人物は濃いキャラクターばかりですが、中でも天然ボケの父親と、すぐに寸劇を始める会社の先輩たちが面白いです。こんな父親がいたら大変だろうな、と思いつつも、思わず笑ってしまいます。・90年代に流行したネタが多く出てくるので、作者と同世代の女性にオススメです。
どんな人に読んでもらいたいですか? ギャグ漫画で笑いたい人
読んだことによるエピソード とくになし。

ママはテンパリスト 東村アキコ (著) 集英社

ママはテンパリスト 東村アキコ (著) 集英社

レビュー①

アマゾン商品紹介 革命的面白さの、新世代育児エッセイ!
漫画連載を多数かかえる作者は、初育児に毎日テンパりまくり(=あわてて動揺する)!! 息子ごっちゃんの、予想を裏切る驚愕リアクションの数々…。そのデンジャーな魅力に、やみつきになる!
どんな話ですか? 作者の息子の成長をコミカルなタッチで綴る育児エッセイ漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ・奇想天外な言動をする息子と、振り回される母(作者)のコンビがめちゃくちゃ面白いです。・子育て中の方はもちろん、子供がいない人でも爆笑できると思います。
どんな人に読んでもらいたいですか? 子育て中の人
読んだことによるエピソード とくになし

 

レビュー②

アマゾン商品紹介 革命的面白さの、新世代育児エッセイ!
漫画連載を多数かかえる作者は、初育児に毎日テンパりまくり(=あわてて動揺する)!! 息子ごっちゃんの、予想を裏切る驚愕リアクションの数々…。そのデンジャーな魅力に、やみつきになる!
どんな話ですか? 売れっ子漫画家東村アキコのノンフィクション子育て奮戦記
なぜその漫画をオススメしたいですか? 子育てまでも作者お得意のギャグ目線で描かれてて笑えて面白いから。
どんな人に読んでもらいたいですか? 子育て中の方 これから子育て予定の方
読んだことによるエピソード 子育てが楽になりました(気持ち的に)

かくかくしかじか 東村アキコ (著) 集英社

かくかくしかじか 東村アキコ (著) 集英社

レビュー①

アマゾン商品紹介 自分は絵がうまい。本気でうぬぼれていた林明子(高3)は竹刀を持った絵画教師・日高先生に罵られ…!? 少女まんが家を夢みたあの頃を描くドラマチック・メモリーズ!
どんな話ですか? 今は亡き恩師を題材にしたエッセイ。自分は絵の天才だと思い込む女子高生・明子は、美大を目指して絵画教室に入る。そこにいたのは竹刀を持ったスパルタ講師の日高先生。明子はそれまでの自信を粉々に砕かれ、日高先生に厳しく指導されながら美大合格を目指す。その後美大進学や就職を経て漫画家になった現在も、絵画教室での経験は強く残り、「とにかく描け」という先生の教えは、明子の制作活動の核となっている。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ・今は亡き恩師への感謝と、たくさんの思い出、不義理をした後悔の気持ちなどが描かれており、切なく泣ける作品です。・何か創作活動をしている人は特に共感できると思います。
どんな人に読んでもらいたいですか? 美大や美術予備校に通う人
読んだことによるエピソード とくになし

 

レビュー②

アマゾン商品紹介 自分は絵がうまい。本気でうぬぼれていた林明子(高3)は竹刀を持った絵画教師・日高先生に罵られ…!? 少女まんが家を夢みたあの頃を描くドラマチック・メモリーズ!
どんな話ですか? 九州の片田舎出身の女子高生・アキコの趣味と特技は絵を描くこと。
絵が上手いとうぬぼれて美大をめざしたアキコは、受験対策で入門した個人経営の画塾にて、竹刀を持ったスパルタ教師・日高先生と衝撃の出会いをはたす。
自分にも他人にも厳しく、何かしでかすとすぐ罵倒する日高先生に怯えきったアキコは画塾から逃走をはかるのだが、バス停で途方に暮れている彼女を日高先生がわざわざむかえにきて……。
プロ漫画家東村アキコがエキセントリックな恩師とのエピソードを綴った自伝漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? プロ漫画家・東村アキコが実在の恩師との思い出の日々を綴った自伝的漫画。日高先生のキャラが立ちまくりで強烈なインパクト与えます。今時見かけないスパルタ教師で、未熟な弟子には体罰も厭わず竹刀をふりおろしますが、そこにはちゃんと愛情があると痛感できます。アキコと日高先生の師弟の絆、衝撃的な別れがもたらす切ない結末にじーんとします。初登場時は高校生だったアキコが日高先生の指導の甲斐あって美大に合格・卒業後、プロ漫画家としてデビューを果たすまでを描いており、彼女の青春が詰まっています。芸術家としてどこまでも軸がブレず、ストイックに徹する日高先生の在り方は、創作に携わる者なら誰もが少なからず感銘を受けるのではないでしょうか。スランプに陥ったアキコを「なんでもいいから目の前にあるものを描け」「描きたいものがなくても描き続けろ」と叱咤する日高先生の偉大さが、ひしひしと迫ってきます。そんな日高先生にとうとう恩返しできずじまいだったアキコの後悔の念がほろ苦い余韻を残しました。
どんな人に読んでもらいたいですか? 師弟愛に涙したい人
創作表現に携わる人
芸術に挑む人
アーティスト・クリエイターを目指す人
美大生
東村アキコのファン
教師を目指す人
読んだことによるエピソード とくになし

累 松浦だるま (著) 講談社

累 松浦だるま (著) 講談社

アマゾン商品紹介 イブニング新人賞出身の新しき才能が放つ『美醜』をテーマにした衝撃作!! 容貌の醜さから人に忌み嫌われてきた累。そんな彼女に、女優であった美しき母親が遺した1本の口紅。その口紅は他者の顔を奪うことが出来るという謎の力を持っていた。累はその力を使い、美しき者が享受するすべてを奪う事を決意する。

二目と見れぬ醜悪な容貌を持つ少女・累。その醜さ故、過酷な道を歩む累に、母が残した一本の口紅。その口紅の力が、虐げられて生きてきた、累の全てを変えていく――。

どんな話ですか? 大女優の母とは似ても似つかぬ醜い容姿の少女・累。それが原因で激しいいじめを受けていた。ある日、累は亡き母が遺した口紅のことを思い出す。それはキスをすると相手と顔が入れ替わる不思議な口紅だった。累はその口紅を使い、いじめの首謀者の美しい顔を奪うことに成功する。それをきっかけに、母親譲りの並外れた演技力を持つ累は、自身の望む女優としての人生を掴み取って行く。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ・思わぬ展開の連続で引き込まれ、あっという間に読めます。・嫉妬や欲望などの情念渦巻く作品で、感情が揺さぶられます。
どんな人に読んでもらいたいですか? ドロドロの愛憎劇が好きな人
読んだことによるエピソード 特になし

 

 

オールラウンダー廻 遠藤 浩輝 (著) 講談社

オールラウンダー廻 遠藤 浩輝 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 総合格闘技『修斗(しゅうと)』に打ち込む高校生の廻(メグル)は、小学時代の友人である喬(タカシ)と、リングの上で7年ぶりの再会を果たす。しかし、昔は気の合う仲だった2人だが、育った環境の違いからタカシはメグルを敵視する。再会の喜びを交わすことなく、旧友同士の試合が始まってしまうのだった――。
どんな話ですか? 総合格闘技修斗を始めた主人公・廻。初めは情熱もなかったが、ライバルや仲間に触発されながら次第に真剣に取り組み、成長してゆく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ・派手な必殺技などはなく、堅実にじっくりと格闘技を描いて行く漫画です。・画力が高くコマ割りも巧みなので、格闘シーンの立ち位置や動作がよくわかり、実際の試合を見ているような面白さです。空手、柔道、ボクシングなど、いろいろな格闘スタイルの選手が登場します。・それぞれの登場人物の悩みや事情なども描かれており、人間ドラマも見どころの一つです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 本格的な格闘漫画を読みたい人
読んだことによるエピソード この作品を読んだ友人は、その後格闘技を始めました。

 

村上海賊の娘 和田竜 (著), 吉田史朗 (著) 小学館

村上海賊の娘 和田竜 (著), 吉田史朗 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 戦国時代――――
応仁の乱に始まった乱世により、
足利将軍家の権力は完全に衰退。
全国各地の有力武将が次々に
天下に名乗りをあげた、
群雄割拠のこの時代―――
破竹の勢いで進撃を続ける織田信長軍に単身挑み、
震え上がらせた女がいたことを、
貴方は知っていただろうか―――!?史実をもとにした、ド迫力の合戦!! また合戦!!
美しき姫武者!! 筋骨隆々にして美形の豪傑たち!!
最強の戦国エンタテイメント・誕生!!
どんな話ですか? 村上水軍の当主・村上武吉の娘・景の物語。景は気が荒く破天荒で、一般的な姫のイメージとは正反対の性格。日頃から舟に乗り海賊として活躍していたが、織田信長軍と大坂本願寺の対立をきっかけに、華々しい戦を求め、戦いに身を投じてゆく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ・人気小説のコミカライズ作品。小説の雰囲気がうまく再現されていて、原作ファンも楽しめると思います。・登場人物一人一人のキャラが立っており、特に豪快な女性主人公が最高です。・舟や武器、周りの勢力との関係など、村上水軍についてあらゆる方向から知ることができます。
どんな人に読んでもらいたいですか? 村上海賊について知りたい人 歴史好きの人
読んだことによるエピソード この作品で村上水軍のことを初めて知り、色々と調べてみました。村上水軍だけでなく、周りの武将たちとの関係も描かれている作品なので、日本史に興味を持つきっかけになりました。

 

 

おたんこナース 小林光恵 (著), 佐々木倫子 (著) 小学館

おたんこナース 小林光恵 (著), 佐々木倫子 (著) 小学館

 

アマゾン商品紹介 病院に勤務しはじめて5週間の新米看護婦・似鳥ユキエは、まだまだわからないことだらけ。にぎやかな性格の彼女だが、失敗と緊張の連続に涙することも。患者の前では笑顔をと心がけているユキエだが、どうしても相性の悪い患者が1人いる。それは、腸の病気で入院している高校3年生の男の子・三浦君。何かにつけて突っかかってくる彼と、なんとか心を通わそうとするユキエだが…(第1話)。▼夏休みに帰省したユキエは、高校時代とりこになった太宰治の小説に再び夢中に。休みが終わり、決意も新たに病院へ戻ってみると、なんとそこには太宰そっくりの新患が!(第2話)。

レビュー①

どんな話ですか? どじでおっちょこいなナースが、失敗を繰り返しながら、患者さんと向き合う話です。笑いあり涙ありで、一気に読んでしまえるほど面白い漫画です。こんなおっちょこちょいでナースの仕事勤まるの?って思ってしまいますが、社会人になったら誰でも起こしそうな失敗あるあるが共感できる。決して人の命に関わるような失敗はしない。癖のある患者さんとも、誠実に真正面から向き合うことで、徐々に皆心を開き、誰からも愛される主人公ナースがいい。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 疲れているときや、自分に自信を失くしている時に読むと、いつの間にか笑顔になれて、小さいことに悩んでいた自分がばからしくなります。こんなドジでおっちょこいでも、ひたむきに一生懸命自分の仕事に誇りをもって向き合っているナースに、感動したり笑ったり。ストレス解消におすすめの漫画です。何も考えたくない時にも、さらっと読めて重くないからいい。でも、時折、感動したり共感したりもできて、いつもふと手にしてしまうおすすめの漫画。

レビュー②

どんな話ですか? 新米ナースが、七転八倒しながら患者さんと真剣に向き合う姿がとても面白いし惹かれてしまう漫画です。

いろいろな患者さんがいて大変だなあと思う反面、人のためになる、やりがいのある素敵な仕事だなあと思わされます。

看護婦の仕事に興味をもちました。

学生時代に読んでいたら、看護婦目指していたかも。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 看護師の大変さだけでなく、くすっと笑ってしまうような面白さも同時に味わえるので。