そばもんニッポン蕎麦行脚 山本おさむ (著) 小学館

そばもんニッポン蕎麦行脚 山本おさむ (著) 小学館

アマゾン商品紹介 シンプルにして奥深い“そば”の世界へようこそ!江戸そばを極めた男が、間違った知識や誤解にあふれた現代のそばを打ち直す!!
ひと仕事を終え、知り合いのそば店に入った稜。そこでは客が“手打ちでなければ、うまいそばは作れない”と主張し、製麺機を使うその店を批判していた。それならと、稜はその客がすすめる店について行く。近所で評判だという手打ち店のそばを一口食べて、稜が発した一言とは…?
どんな話ですか? 江戸そばを知り尽くした出張そば料理人の話。高いそば打ちの技術と知識を持つ稜は実はそば打ち名人の孫で祖父からそば打ちの技術を叩き込まれている。そば打ちの道具を車に積んで、主人公稜は出張打ち立てそばの食事会を開きながら全国を巡る。全国を巡りながら時折経営不信やそば打ちの技術が低い職人・そば店経営者の悩みを聞き、その高い技術力をベースに問題点を探り、改善していく。そばにまつわる様々なエピソードを描きながら、江戸そば・ご当地そばを紹介しています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 江戸そばのみならず様々な地方色豊かなそば打ち・そばの食べ方を紹介しています。例えば越前おろしそば更科そば、山形天保そばなど。その詳しい調理シーンを読むことによってそばの歴史やバリエーションを知る事が出来ます。ご当地そばのみならず、立ち食いそばや機械打ちのそば、そばの出前についてなど、様々なそばにまつわるエピソードと人間模様を描いているこの作品を通じて楽しくそば知識を得る事が出来、又人の生き方についても深く考えさせられます。
どんな人に読んでもらいたいですか? そば好きはは勿論ですが、普段それほどそばを食べない人達にもオススメします。エピソードはそばのみではなく、サイドメニューのカツ丼や、天ぷらについて描かれた回もあり、食べる事が好きな人や料理好きにはt特にオススメです。
読んだことによるエピソード そば打ちに対する情熱を描くこの漫画を読んで自分の仕事に対する姿勢が変わりました。

國崎出雲の事情 ひらかわあや (著) 小学館

國崎出雲の事情 ひらかわあや (著) 小学館

アマゾン商品紹介 歌舞伎一家の出身・國崎出雲は絶世の美貌から、男たちに狙われる事あまた。ある日、母が長旅に出て、出雲は離れていた父をやむなく頼る…が、男の中の男を目指す出雲を待っていたのは歌舞伎役者、しかも女の中の女“女形”としての困惑の日々!女形少年歌舞伎奮闘記!!!
どんな話ですか? 主人公の国崎出雲は、男でありながらも容姿がずば抜けて可愛い15歳の高校生。実家は何代も続く歌舞伎の家柄で、幼い頃から女形をやっていたのだが、女形の意味を知ってしまったことで歌舞伎が嫌になってしまい、「男の中の男」を目指すようになった。

自分を溺愛していた父親と離れて、母親と暮らしていた出雲だったが、母親が友人と長期の旅行に出てしまったことで、実家に帰らざるを得ないことに。

8年ぶりに実家に帰った出雲を待ち受けていたのは、女形として舞台に上がる日々!絶世の美女ならぬ、男の娘が歌舞伎を通じて成長していく物語。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 出雲の絵が可愛いこと、敷居が高そうで難しいと思っていた歌舞伎がわかりやすく描かれていたから。出雲自身の成長だけでなく、関わってくるすべての人が出雲の影響を受けて成長していく様子が良かった。

出雲が望む理想像(男の中の男)と真逆な方向にいってしまっているように見えて、持ち前の正義感から男としての一面もきちんと垣間見えている。

他の登場人物たちとの掛け合いや絆の深さが、回を増すごとに深まっているのも魅力的。

どんな人に読んでもらいたいですか? 歌舞伎が好きな人には砕けた内容に見えるかもしれないけど、こんな結末の歌舞伎も良いなと思ってもらえたら嬉しい。

歌舞伎に興味がない人でも、出雲や登場人物たちの成長をみて感じるものがあるのではないか。歌舞伎をわかりやすく読める漫画なので、気楽に読んでほしい。

読んだことによるエピソード 演じる側だけでなく、観客や歌舞伎に携わるスタッフなどの相手の立場に立って考えること。

あかぼし俳句帖 有間しのぶ (著) 小学館

あかぼし俳句帖 有間しのぶ (著) 小学館

アマゾン商品紹介 今、五七五が熱い!俳句マンガが熱い!

定年まであと5年。
自動車メーカーの宣伝部で活躍したのも今や昔。閑職に追いやられ、何か趣味でも、と思い始めたシニアサラリーマン明星啓吾。
行きつけの料理屋で俳人の水村翠と出会う。会いたい一心で、明星は翠に俳句の指導をお願いする。
時代の波にも、出世の波にも乗り遅れた男の人生が、十七音に彩られはじめる!!!!!!!

どんな話ですか? 窓際族の明星が、居酒屋で美しい女流俳人に出会い、俳句の魅力にとりつかれて変化していく様をコミカルに描いています。中年で独身、働くことも生きることもあきらめかけていた明星が17音の短い言葉に感動を詠み込んでいきます。初めは、季語とか俳句の約束事も全く分からなかったのですが、女流俳人に褒めてもらいたい一心で、自然や周囲の世界に目を向け、視野を広げていきます。謙虚な姿勢で学び続ける明星の感性が豊かになっていきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 俳句の目で見ると、かすんだ日常もドラマチックになることを明星の姿を通して感じました。どちらかといえばダメ男の明星ですが、なぜか憎めないキャラクターで、読んでいると元気が出てきます。明星の周りの人々も優しく声をかけあって、明星が周囲への気配りが上手なんだなと感じました。出世コースからはずれている明星ですが、人生の楽しみ方は仕事だけではないか方向性を示してくれています。一方、仕事の人間関係はやはり濃いから、明星は仕事を通してどうやって貢献するかも大きな生きがいだということも伝わってくるからです。
どんな人に読んでもらいたいですか? これから俳句を始めてみようかなと思う人だけでなく、定年を控えていて老後の人生を考えている人に読んでほしいです。

ある程度、俳句の知識がある方々にも十分応えることのできる漫画です。吟行や句会での様子が刺激になると思います。

読んだことによるエピソード 1回目より2回目と繰り返し読むたびに気づきがあります。私自身も明星とほぼ同時期に俳句を始めましたが、登場人物のセリフの深さに、何度もうならされます。

はじマン チャレンジ! はじめてのマンガ ほった ゆみ (著) 集英社

はじマン チャレンジ! はじめてのマンガ ほった ゆみ (著) 集英社

アマゾン商品紹介 「マンガが好きならマンガが描ける」読めば絶対描きたくなる! 『コマ割り』に注目した、かつてないマンガ挑戦マンガ登場!! マンガの面白さが広がります!!!
どんな話ですか? 漫画を描いたことのない人が、お題を元に気軽にコマ割りしてみたりと、漫画制作にチャレンジする内容です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作品内では漫画を描いたことのない様々な年代の方が、「楽しく」自分なりに漫画を描いたものが収録されています。漫画を描くことは楽しくて、気軽で、特別な技能がなくてもできる、といったことを知ってもらいたいです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 何かに挑戦したい人、趣味を探している人、漫画を描いてみたい人へ。
読んだことによるエピソード 特になし

昭和元禄落語心中 雲田はるこ (著) 講談社

昭和元禄落語心中 雲田はるこ (著) 講談社

アマゾン商品紹介 満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎(よたろう)。娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。昭和最後の大名人・八雲(やくも)がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!? 昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!
どんな話ですか? 昭和元禄(1960年代に、当時の高度経済成長を指して生まれた言葉)のタイトルが示す通り、主に昭和から現代に至るまでのある落語家の人生の物語です。

過去に生きる二人の天才落語家と、その薫陶を受けた落語家の卵の奮闘を交えながら、芸に向き合う者たちの姿勢や、取り巻く人々の人情が描かれています。

「心中」という不穏なキーワードは、世の移り変わりで落語がどうなっていくのか、また変質していくなら落語家も迎合するべきか、それとも旧態様式と心中して過去のものになっていくのか…という芸人としての葛藤はもちろん、愛憎の果てに生死の問題をも伴う本当の意味でも使われ、人を楽しませる落語を扱いつつもそこに隠れた道化師の舞台裏のような悲哀が常に漂っています。

時代設定は昭和初期の戦時中から携帯電話があるごく最近までと非常に幅広く、一貫して出てくる「八代目八雲」の若き日から最期までの一代記という側面も強く、この八雲が「与太郎」と並ぶ影の主人公と言えるかもしれません。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 同時期にドラマ化した「トクサツガガガ」とどちらにするか非常に迷いました。
こちらの方がより衝撃的で、腹を抱えて笑うというより腰を据えて取り組む大人の文学のような印象があります。
よってより活字だけでもその魅力が伝わりやすいのではと思い、今回は「昭和元禄」を選びました。
内容はもちろん落語が中心で、徒弟制のしくみはどうなっているとか、寄席の裏側はこうなっているとか、伝統とどう向き合っているのかという知識も得られますが、漫画作品としての魅力としてはまず絵柄と人物造形の美しさで誰もが目を奪われるのではないでしょうか。
個人的にはあまり女性作家のタッチは好きになれない事が多く、敬遠の元となりがちなところが、雲田はるこ氏の筆はスマートかつ力強い透明感があります。
特に男性は格好良く、美しく描かれており、どこかボーイズラブ的な匂いもありつつ、前述の骨太感のおかげで抵抗がありません。
一方の女性は魅力がないかというとそんな事はなく、中心となる昭和編の小夏、過去編のみよ吉ともにちょっとめんどくさい
性格をしてはいるものの、基本的に男社会の落語界隈に女としてどう絡むのかという重要な役割を持っています。
どんな人に読んでもらいたいですか? 活字が多い割に説教くさくなく、どちらかというと人の心の根底にあるものをダイレクトに打つ作劇のため、落語に興味がなくとも人から人へ伝わる思いを感じ取るだけでも充分楽しめます。

よって普段からよくドラマを見る方ならすんなり入れるのではないでしょうか。

またすでに完結ずみの作品であり、単行本は10巻とすっきりまとまり、一気読みもしやすいため時間のない人にもおすすめです。

美男子が吐く数々の名啖呵も見所の一つであり、昨今の薄っぺらな日本語に辟易している人にもぜひ読んでほしいと思います。

読んだことによるエピソード これはもう落語に興味が沸いたという一点に尽きます。もともと「笑点」のイメージしかなかったところに、作中の非常にわかりやすい解説と小気味よいセリフのおかげで、ただの伝統芸能という既成観念が取り去られてしまいました。読んだ人の大半が、こんなに面白いのならぜひ寄席に行って生で触れたいと思うに違いありません。

 

ヒカルの碁 ほったゆみ (著), 小畑健 (著) 集英社

ヒカルの碁 ほったゆみ (著), 小畑健 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 ある日小6のヒカルは蔵で古い碁盤を見つける。その瞬間、碁盤に宿っていた平安の天才棋士・藤原佐為の霊がヒカルの意識の中に入り込んだ。佐為の囲碁に対する一途な想いが、徐々にヒカルを囲碁の世界へと導いていく…。

レビュー①

どんな話ですか? 小学6年生の進藤ヒカルは、祖父の家で見つけた古い碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士・藤原佐為に取り憑かれてしまった。佐為の「神の一手を極めたい」という強い思いを受け、佐為の身代わりに囲碁を打つようになったヒカル。ヒカルは囲碁の面白さに目覚め、同じ年の塔矢アキラや囲碁に打ち込む人々の影響を受け、いつしか自分でも打ちたいと思うようになっていった。佐為が目指す「神の一手」を極めるために仲間と共に修練を重ねるヒカルの成長物語。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 最初は指南役の幽霊におんぶに抱っこだった主人公が、どんどん成長していって最後は自分の足で立つ姿は胸にくるものがあります。ちゃんとした指導者、そして自分のやる気がかち合えば成長できる。今何かにつまづいている人にはぜひお勧めしたい。

レビュー②

どんな話ですか? 主人公のヒカルが小学生の時から囲碁を覚えはじめ、囲碁の面白さや厳しさに目覚めて次第に強くなってゆくが、これはあくまでもヒカルが囲碁を通じて人間的にも成長してゆく物語である。 やがてアマチュアからプロ棋士へと転向し、更には国際戦で世界でもビックスリーとされる日・中・韓の戦いでも活躍することになる。
著者は横手美智子 イラストが小畑健 そして囲碁の指導や監修にあたったのは現役日本棋院の吉原由香里氏(梅沢由香里)である。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 最近はプロの将棋界や囲碁界は若手棋士の藤井聡太や柴野虎丸などの活躍や影響で非常に人気が高まっています。 特に囲碁は毎週、日曜日になりますとNHKの教育テレビで囲碁の番組がありますし、囲碁将棋の専門チャンネルもあります。 そして、漫画の世界でも将棋や囲碁を描いた本が非常に人気となっています。 特にこれから囲碁をはじめたい人や少しでも強くなりたい人は特に「ヒカルの碁」がおすすめでしょう。 始めの内は囲碁のルールも打ち方も知らなかったけど、この本を見ると次第に囲碁に惹かれてゆくことが必定です。

BLUE GIANT 石塚真一 (著) 小学館

BLUE GIANT 石塚真一 (著) 小学館

レビュー①

アマゾン商品紹介 ジャズに心打たれた高校3年生の宮本 大は、川原でサックスを独り吹き続けている。雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。
どんな話ですか? BLUE GIANTは男子高校生が世界一のジャズサックスプレイヤーを目指して仲間を集めながら成長していく物語です。

ロックやポップスが主流の現代において、主人公はジャズに魅了され、毎日近所の川原でサックスを吹き続けます。主人公にはテクニックではない、心に訴えかける何かがあり、それに気付いた音楽教室のジャズ奏者に師事することになります。師の教えによりどんどん才能を開花させ、同じくジャズを愛する仲間やライバル達と出会い、時にぶつかりあいながら、プロのジャズプレイヤーを目指して邁進していきます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 男子高校生が、勉強や恋愛をそっちのけでジャズにのめりこみ、多くの人と出会いながら様々な苦悩や葛藤を越えていき、どんどんと成長していく姿に心を打たれます。

所謂スポコン系の感動&感涙ポイントが随所にあり、これまで音楽に触れることのなかった人でも、音楽ってこんなに素敵なのか、なぜ自分は音楽をしてこなかったのかと嫉妬してしまうほど、音楽による人との繋がりや喜びが表現されています。

また漫画の構成や画力も大変秀逸で、演奏シーンでは本当に音が聴こえてくるほどの迫力があります。

どんな人に読んでもらいたいですか? あまり漫画を読まない、少し仕事に疲れてしまった社会人に読んでほしいです。主人公のひたむきさと情熱は読む人の心を動かし、読後はきっと晴れやかで自分も何かに取り組みたいポジティブな気持ちにさせてくれます。
読んだことによるエピソード サックスはハードルが高いのでアコースティックギターですが、私も音楽をはじめまして。始めずにはいられませんでして。

レビュー②

アマゾン商品紹介 ジャズに心打たれた高校3年生の宮本 大は、川原でサックスを独り吹き続けている。雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。
どんな話ですか? 世界一のサックスプレイヤーを目指す高校生 宮本大の苦難と成長を描いた物語。主人公の宮本は中学・高校とバスケ部に所属して部活漬けの日々を送っていた。そんな宮本は中学卒業前に友人の紹介でジャズバーに連れていかれ、そこで初めてサックスと出会う。一目でサックスの魅力にとりつかれた宮本は、兄から買ってもらったサックスを高校3年間毎日吹き続ける。雨の日も風の日も嵐の日も、毎日河原で吹き続ける。完全に独学のためなかなか上達しないが、他の人には出せない魅力的な音で次第に様々な人の心を引き付けていく。高校卒業と同時に上京し、世界一のサックスプレーヤーを目指す旅へと出る。
なぜその漫画をオススメしたいですか? なんといっても主人公のキャラクターが魅力的である。きっと多くの人が努力をして挫折を味わい、夢を諦めたという過去を持っていると思う。しかしこの主人公は、周りからどれだけ笑われようが、どんなに辛いことが起きようが決して夢を諦めないし努力をやめない。この漫画を読んでいると自分も何か努力をせずにはいられない気持ちになる。

また音の表現が非常に巧みで、聞いたこともないジャズの曲がまるで本の中から聞こえてくるような感覚がする。

どんな人に読んでもらいたいですか? 上述の通り、この漫画には努力の美しさが詰まっており、読むことで自らを鼓舞してくれる。そのため、今現在何か夢を追っている最中の人や、過去に夢を諦めてしまった人には是非読んでほしいと思う。きっと辛いことがあってもこの漫画が背中を押してくれる。
読んだことによるエピソード 特になし

レビュー③

アマゾン商品紹介 ジャズに心打たれた高校3年生の宮本 大は、川原でサックスを独り吹き続けている。雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。
どんな話ですか? ごく普通の父子家庭で育った主人公の大が、ある日友人の家でジャズを聞いた事がきっかけで、世界一のサックス奏者を目指す物語です。これまでまるで無縁だったジャズの魅力に取り憑かれ、とにかく自己流で、無我夢中で日々サックスの練習に励み、またその姿に影響を受けた様々な周りの仲間たちや恩人たちに恵まれて、大がサックスの奏者として、また一人の人間として、どんどん成長していく物語です。荒削りながらも成長していく大の姿に、心を打たれます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ゼロからジャズを学び、練習し、成長していく主人公の姿に、心を打たれ、感動するからです。挫折や失敗を経験しながらも、諦める事なく努力し続ける主人公・大を見ていると、自分も日々を頑張ろうと思えます。未経験のサックスを初めた時はなかなかうまくいかず、また東京に上京した時もお金がなく練習もままならず…と、その都度様々な問題にぶち当たり、読んでいるこちらが心が折れてしまいそうな時も、大の常に前向きな姿に励まされます。今まで沢山の漫画を読んできましたが、こんなに心が温かく、また時に熱くなる、そんな漫画な他にないです!
どんな人に読んでもらいたいですか? ジャズの知識が全くなくても十分に楽しめる漫画なので、老若男女問わず全ての方に読んでほしいです。現実が辛いとか、今の現状に不満足な人は、BLUE GIANTを読めば、自分も主人公の大のように、少しでも前向きに頑張ろう!と励まされると思います。また家族や仲間の大切さ、温かさを強く感じられる漫画でもあるので、このコロナ禍でなかなか周りの大切な人に会えない今、この漫画を読んで、多くの人たちにそんな気持ちを思い出して欲しいと思います。
読んだことによるエピソード 前向きな気持ちになりました。なんでもすぐに諦めず、頑張ろうと思えるようになりました。

レビュー④

アマゾン商品紹介 ジャズに心打たれた高校3年生の宮本 大は、川原でサックスを独り吹き続けている。雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。
どんな話ですか? そのなの通り、音が聞こえる漫画、主人公である宮本大は、バスケ部に所属していたごく普通の少年、中学生時代に友人の家でジャズを聴きJaz、サックス演奏に興味を持ち高校卒業後、ジャズミュージシャンとして日々練習に取り組む。毎日毎日練習を欠かさず少しずつ実力を高めていく主人公、しかし他のジャズミュージシャンからは良く見られない大、厳しい現実にぶつかり周りに何を言われようとも諦めないその姿、描写とリアルさで音楽漫画の中では一線を超える漫画としてとても有名です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? このご時世、SNSで容易に人と比べられる時代だからこそあの人だからできた、自分には無理と行動もせずに夢を簡単に諦めてしまう人が増えていると感じています、私自身もその一人でした、コロナを言い訳にやりたい事もやらずただただ何も考えず忘れてた若き頃のあの情熱、平凡に生きる毎日、しかしこの漫画を読み大を初め時に自分の実力の無さを感じて落ち込み、苦しみそして涙して、それでもジャズからは絶対に離れようとはしない、誰にも相談せず立ち止まらず、自分自身で考えただただひたすら一歩一歩を踏み出すその姿に感銘を受けました、音楽だけではなく仕事でもスポーツでも何かしら通ずる場面があります、是非今の自分と重ねて読んで見てください。
どんな人に読んでもらいたいですか? 今は、お金がない、時間がないとかれこれ何年もやりたい事を先延ばししてきた人、やりたいことがあって行動に移したいけど周りの目を気にしてばかりで一向に行動に移せない人、歳を取り目の前の現実ばかりを考え守りに入りいつしか情熱を無くしてしまった人。
読んだことによるエピソード 特になし

レビュー⑤

アマゾン商品紹介 ジャズに心打たれた高校3年生の宮本 大は、川原でサックスを独り吹き続けている。雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。
どんな話ですか? 主人公の大がジャズと出会い、テナーサックス奏者としての道を歩き出す物語です。

最初は右も左もわからない状態でしたが、どんなに周りから認められなくても熱すぎるジャズへの想いはあせることはなく、ひたすら前向きに愚直に猛特訓を続けます。そして、ピアノやドラムのかけがえのない仲間とのセッションを通してさらにジャズへの想いを深めていきます。

たくさんの周りの人達に助けられながら、一歩づつジャズプレイヤーとしての道を進んでいく大。その道のりは決して平坦ではなく、様々な痛みも経験します。

無音のはずの紙面から、音の波が溢れてくるような漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者のジャズへの想いが主人公の大を通して伝わってきて、漫画の表現力の高さも合わさって、ジャズに興味が無くても一瞬で引き込まれます。

淡々としていながらも、全くブレずに熱い想いを貫く大の生き様も格好いいですし、そこまで夢中になれるものがあることが羨ましく、全力で応援したくなります。

大の周りの家族や友人などもみんな魅力的で良い人達ばかり。大を見守る周りの人達とのやり取りは、涙無しには見られないシーンもたくさんあります。

真っ直ぐな大と周りの人達の生き様はみんな素敵で、読んでいて自分もポジティブになり頑張ろう!と思えます。

どんな人に読んでもらいたいですか? 子供より大人向けの漫画です。しっかりした画力で表現がすごく迫真的なので、ジャズに興味がなくても面白いしわかりやすいです。何か悩んでいる人やポジティブになる力が欲しい人、これから何か新しいことを始めたい人に読んでもらいたいです。
読んだことによるエピソード ジャズに興味を持ち聞くようになりました。とても癒されます。

ボールルームへようこそ 竹内友 (著) 講談社

ボールルームへようこそ 竹内友 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 俊英が贈るダンススポーツ青春譚、開幕! その一歩(ステップ)で僕は変わる――。平凡な中学生、富士田多々良(ふじた・たたら)は将来の夢も特に無く、無為な日々を過ごしていた。そんなある日、謎のヘルメット男に出会った多々良は訳もわからず連れ去られてしまう。男が向かった先は……何と社交ダンスの教室だった。ダンスの世界に一歩を踏み出した多々良の日常が、みるみる変わり始める――!! 剥き出しの才能が描く“ボーイ・ミーツ・ダンス”!! 踊り手の魂が交錯する舞踏室(ボールルーム)で繰り広げられる、激アツ! ダンスストーリーに酔いしれろ!!
どんな話ですか? 漫画家竹内友による、社交ダンスをスポーツという観点から掘り下げて描かれた作品です。2017年にアニメ化もされました。冴えない少年だった主人公の富士田多々良が、社交ダンスと出会い、才能を開花させて一気にプロへの道を駆け上がっていく、非常にテンポ良く展開の進むストーリーが特徴です。社交ダンスを通して、師匠であるプロダンサーの人物が続々登場しますが、その誰も彼もが魅力的なキャラクターでストーリーがどんどん加速していきます。主人公のトップへと上り詰めるまでの軌跡を痛快に体感できる、とても読み応えのある漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作画のレベルが非常に高いことが挙げられます。どのコマも登場人物たちが美しく生き生きとしていて、もちろんストーリーも面白いのですが、美術品を眺めている時のようにじっくりと絵に集中させてくれる、こちらを魅了させ没頭させてくれる美しいイラストです。ストーリーがスピード感あふれているので、ページを捲るのがもったいなく感じられるほどです。作者の竹内友先生はかなり社交ダンスの勉強をされたようで、ダンス中の人間の肉体の描写は大変リアルで、なおかつ綺麗な描線で表現されています。整髪剤や汗の匂い、ダンスシューズと床が擦れる鋭い音や登場人物の息遣いが体感できるような、圧倒的な表現力だと思います。ぜひ、いろんな方に鑑賞してもらいたくなります。
どんな人に読んでもらいたいですか? まずは、何かに熱中したい方にお勧めしたいです。「ボールルームへようこそ」は読み手の首根っこを無理やり掴んで没頭に引き摺り込んでくれる強い引力があるからです。そして、大変な熱量でこちらを満足させてくれます。途中で手を止めると続きが気になって仕方なくなりますし、読了感も最高です。次に、新しいことをはじめたい、もしくははじめる方にお勧めしたいです。主人公が未経験からプロへと成長していく姿を見ていると、自分もゼロからのスタートでも頑張ろうという気持ちにしてくれるからです。足を踏み出す勇気と力を分けてくれる、頼もしい漫画です。
読んだことによるエピソード 社交ダンスを中高年の趣味程度の認識しかしていなかったのですが、本当はこんなに若くて熱いダンス競技だったのかと驚きました。新たな世界を知れて、とても勉強になりました。

山と食欲と私 信濃川日出雄  新潮社

山と食欲と私 信濃川日出雄  新潮社

アマゾン商品紹介 27歳、会社員の日々野鮎美は、「山ガール」と呼ばれたくない自称単独登山女子。美味しい食材をリュックにつめて今日も一人山を登るのでした。欲張りウィンナー麺、雲上の楽園コーヒー、魅惑のブルスケッタ、炊きたてご飯のオイルサーディン丼等々。読むとお腹がすく&山に登りたくなる! WEBマンガサイト「くらげバンチ」で最速で100万アクセスを突破したアウトドア漫画の決定版誕生!

レビュー①

どんな話ですか? OLの主人公が様々な山に登り、そこでご飯(ヤマ飯と言われる)を作って楽しむ、と言う話です。基本的に「食べ物」がでてくる話が多いですが、山の話だけでなく、普段の生活(仕事、家族、婚活)が出てきたり、主人公の周りの人が主役となって展開される話も多くあります。主人公の登山や料理のスキルが話を追うごとに上がっていくので、成長感を感じられます。主人公の置かれている環境が現実にもありそうで感情移入しやすく、共感しやすいです。読んでいて楽しい気分になれる漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私自身が山登りを良くするのですが、この漫画は山登りの魅力がとても上手に表現されているのでおすすめしたいです。山登りの計画や準備をする時のワクワク感。登る前の期待と「無事に登れるだろうか」と言う不安。山ご飯のおいしさと楽しさ。下りてきた後のお風呂の気持ち良さと、その後のビールやご飯のおいしさ。

山の爽やかさ、楽しさ、美しさ、厳しさ、恐ろしさが、日常の生活の様子とうまくミックスされてながら伝わる作品だと思います。

レビュー②

どんな話ですか? 自称単独登山女子のOLが登山をして食事をする話しです。山登りに関する漫画はいくつかあり、そういったものは「山に登る」ということに焦点を当てていますが、『山と食欲と私』は山で食べる「食事」に焦点を当てています。漫画では山登りのコツ、山で料理を作る楽しさ、レシピなどが紹介されています。おにぎりのようなシンプルなもの、ブルスケッタやホワイトシチューパスタのような少し凝ったものなど、出てくる料理はさまざまです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 『山と食欲と私』では山の魅力、山で食べるご飯の魅力が紹介されています。

山登りが好きな人なら、山に関する漫画を読むことは面白いと思います。また、この漫画を読むことでこれまで発見できなかった山の魅力を発見できるかもしれません。

さまざまな料理が紹介されているので、実際に山登りをしたときの参考になります。読んでいると「いろいろな料理に挑戦してみよう」という気持ちになります。

山と食事の魅力を伝えてくれていておすすめをしたいです。

レビュー③

どんな話ですか? 山でごはんをたべたりテントで宿泊したり山小屋でご飯を食べる単独登山女子、日比野鮎美が主人公。27歳普段はOL、休みは山に行き英気を養い自分の時間を充実させた漫画です。表紙の絵が山道具ぎっしりで、今までにないジャンルです。登山というものがただ山を登るだけじゃない、それがとてもおもしろい。山を登るための道具を紹介したり、山で水を捨てないように調理するレシピ、山を登るための筋トレ方法を紹介したり、全てにおいて役立ちます。実在する山が出たりするとじぶんもいつかはと思いを馳せてしまうそんな漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? コロナ禍でステイホームが騒がれ、ベランダキャンプをした事が私のキャンプを知りたいとおもうきっかけでした。簡易ポップアップテントを広げて中に入って過ごす、それだけですがとても楽しく特別感のある日常になりました。もうちょっと充実させたいな、と思っている矢先レンタルショップで本を見つけちょっと読んでみようかなと手に取りました。アウトドアが今までにした事がなく、そういうお店にも行った事がないど素人初心者の私が、現実逃避しつつ自分の知識にもできる一石二鳥な漫画だったからです。