この音とまれ! アミュー (著) 集英社

この音とまれ! アミュー (著) 集英社
アマゾン商品紹介 先輩が卒業して箏曲部ただ一人の部員になってしまった武蔵。四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、部の存在自体を知らない人も居る状態。そんな彼の前に現れた、見るからに不良で箏とは縁の無さそうな新入生が入部したいと言い出して!?

レビュー①

どんな話ですか? 神奈川県の時瀬高校の筝曲部に所属している主人公の倉田武蔵は、先輩が卒業してたった一人の部員になってしまった。四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、部の存在自体を知らない人も多く廃部の危機に陥いるのだった。そんな中現れた見るからに素行が悪く不良な新入生久遠愛が入部したいと言い出した。最初は拒絶していた武蔵だったが不器用ながらもまっすぐな愛を知り受け入れ、箏の家元の娘のさとわや愛の友人たちが入部しでこぼこで一見バラバラなメンバーでの青春部活物語が始まります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 音楽をテーマにしており実際に耳で音を聴くのではなく、絵や文字を目で見て音をイメージし感じなければならないのですが、登場人物一人ひとりの表情や手元の動きなどで容易に豊富な音がイメージできます。こんなに心から高揚したり、感動した漫画は初めてでどんどん物語に入り込んでしまいました。学生時代の部活動特有の情熱や努力の過程など懐かしさを感じたり高校生たちの不器用さに一喜一憂しワクワクし、恋愛模様には胸がキュンキュンします。

レビュー②

どんな話ですか? 慕っていた先輩たちがみんな卒業してしまい、倉田武蔵は箏曲部でたった1人の部員になってしまう。新年度を迎えて武蔵は新しい部員を増やすべく勧誘を頑張るものの、地味な箏曲部はまったく注目されなかった。だがそんな武蔵の前に、明らかにヤンチャで箏とは何の関係もなさそうな新入生が入部を希望してくる。廃部寸前の箏曲部だったが徐々に部員が増えていき、次第に箏曲の大会を目指すようになる。箏に青春をかけた高校生たちの熱い物語!
なぜその漫画をオススメしたいですか? 箏曲部の物語と聞いても最初はあまりピンときませんが、読んでいくうちにおもしろさがだんだんとわかってきて楽しいです!どうやったら箏が上手に弾けるのか、武蔵や愛たち箏曲部は懸命に考えてひたすら練習を繰り返します。順風満帆にいくことはほとんどなく、紆余曲折ありながら少しずつ成長していきます。各部員たちの思いがヒシヒシと伝わってくるのはもちろん、箏にどんな魅力があるのかもわかります。また絵がきれいで読みやすいですし、多くの人にオススメしたい漫画です。

サムライソルジャー 山本隆一郎 (著) 集英社

サムライソルジャー 山本隆一郎 (著) 集英社
アマゾン商品紹介 若さと無謀が交錯する街、東京・渋谷に「凶竜」と呼ばれた男、藤村新太郎が帰ってきた!! 最強不良集団「ZERO」の頭、桐生達也の「統一宣言」で、一気に血の匂いが充溢する渋谷!! 元・「ZERO」メンバーの新太郎は争いの渦中へ少しずつ…!? 無軌道な暴威が紡ぐ、ギャングスタ抗争物語が今、幕を開ける…!!

レビュー

どんな話ですか? 主人公の藤村新太郎が少年院から戻って来たことろから物語がスタートする。

渋谷で最強のチームと呼ばれていた「ZERO」の元メンバーである新太郎は渋谷に戻って来て花屋でバイトをしている。

平穏な日々を過ごすはずだったが、親友の桐生が不穏な動きをしていることを聞かされる。

心配になった新太郎は桐生の目を覚まさせる為に再び渋谷の悪ガキ達の世界に戻ることになる。

「渋谷の恐竜」と恐れられていた新太郎が渋谷を舞台に暴れまわるヤンキー漫画である。

「ZERO」のメンバーも個性豊かで魅力的な男が揃っている。

なぜその漫画をオススメしたいですか? もう大人になって社会人として真面目に生きていこうとしている主人公が昔の仲間の為に再び不良の世界に戻ってしまう設定が面白いです。

登場人物の1人1人に物語があります。そして、背負っているものがあるのでお気に入りのキャラクターを見つけることができると思います。

ヤンキー漫画といえば大体は高校か中学を舞台にしていますが、サムライソルジャーは若干20歳や20代の登場人物が多く、大人と子供の間で葛藤している様子も描かれています。

他のヤンキー漫画とは一味違います。

岡崎に捧ぐ 山本さほ (著) 小学館

岡崎に捧ぐ 山本さほ (著) 小学館

アマゾン商品紹介 2014年にWEB上で公開され始められるや、各界著名人の称賛を浴びるなど瞬く間に話題を呼び、短期でページ1000万ビューを記録した人気エッセイ漫画がついに単行本化!!
どんな話ですか? 著者の山本さほさんが実際に経験した子供時代の懐かしい思い出を描いた作品で、親友の岡崎さんと過ごした青春時代を漫画にしたものです。岡崎に捧ぐというタイトルは大人になった岡崎さんが結婚することになったのをきっかけに彼女への結婚式のサプライズ作品として描いたことから名付けられました。主にテレビゲームや学校で起きた楽しい話を書き綴っていますが、寂しさや悲しみを感じる話題もあり、著者の喜怒哀楽の感情の全てがこの漫画には詰まっています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 幼なじみと共に過ごしたノスタルジックな記憶をふと思い出すことがありますが、この漫画を読むことでよりリアルに子供の頃の記憶が蘇ってきます。実際に読んでみるとそういえばこんなことが自分にもあったと何度も感じましたし、青春って良いなと今あらためて思うことができました。世の中には様々な漫画がありますがこの漫画は心にジーンとくる数少ないひとつで、その点からもオススメしたい作品です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 今でも幼なじみや学生時代の親友と仲が良い人で、学生時代の思い出をもう一度振り返ってみたい人。そして女性だけでなく男性にもオススメしたいです。
読んだことによるエピソード この漫画を読んだ後、学生時代の親友達と20年ぶりに連絡を取るようになりました。
久しぶりに会ってみると頭髪の薄い人やバツイチの子持ちシングルマザーになった人もいてみんなで苦労話をしたり子供の頃の思い出話をしてパーティーがとても盛り上がりました。

20世紀少年 浦沢 直樹 (著) 小学館

20世紀少年 浦沢 直樹 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 無事、2016年を迎えられた人類へ捧ぐ。

浦沢直樹が世に放ち、日本中を席巻することとなった大ヒット作、『20世紀少年』。
来年完結10周年を迎える本作が、雑誌掲載時のカラーを再現した完全版として遂に登場!

作中では、2015年に人類は滅亡――
以降、西暦は「ともだち暦」と改められる。
まさに、今読むべき黙示録。

オリジナル単行本2冊を1冊にまとめ、読み応え充分の全11巻+『21世紀少年 完全版』全1巻で刊行スタート!
あらすじ/1997年、ケンヂが営むコンビニへ刑事が訪れた。ケンヂがいつも酒の配達をしている敷島家が、全員行方不明になったのだという。敷島家の集金がまだ終わっていなかったケンヂは、飲み逃げかと落ち込むものの、渋々ビールの空きビンを取りに敷島の家を訪れる。するとそこには、どこかで見たことがあるような、不思議なマークが壁に描かれていた(第1話)。▼ケンヂは、幼なじみのケロヨンの結婚式に出席していた。ケロヨンとは少年時代、小学校の仲間たちと近所の空き地に秘密基地を作り、みんなで地球の平和を守るために戦うと誓い合った仲だった(第2話)。

レビュー①

どんな話ですか? ケンヂとその仲間たちが小学生時代に書いた「よげんのしょ」をもとにストーリーが展開していく。ケンヂは、姉の子カンナを育てながら実家のコンビニで働いていた。そんなある日、小学校の同級生のドンキーが投身自殺したとの訃報が舞い込んでくる。ケンヂのもとにはドンキーからの手紙が送られており、その中には「このマーク、覚えてないか?」との文字とマークが書かれていた。そのマークは、数日前に行方不明になった敷島教授の家の壁に描かれていたものと同じだった。そして同じ頃、そのマークをモチーフとした教団で「ともだち」なる存在が世界を動かし始めていた。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 正義とは何か、友情とは何かを教えてくれる作品。誰しもが子ども時代に経験したような息苦しさと罪悪感を思い出させ、子どもの善と悪について考えさせられる。また人間の精神のもろさ、すがりたいという気持ち、洗脳と信仰についても深く考えさせられる。善が悪になり、正が負になるような逆転があり、いったい何が正しいのか、誰が正しいのかをいろんな視点で感じることができる。今この時代をどうやって生きてくか、ケンヂやカンナ、仲間たちの生き方から学ぶことができるように思う。

レビュー②

どんな話ですか? 冴えない主人公遠藤健児(ケンヂ)が、少年時代からの友人たちと共に地球滅亡を企てる悪の組織に立ち向かうSFサスペンス大作。

大阪万博を翌年に控えた1969年、ケンヂは友人たちと秘密基地の中で「よげんの書」を作って盛り上がる。悪の組織が企てる地球滅亡計画に、正義のヒーローとして立ち向かうのはもちろん自分達。仲間のオッチョ、ヨシツネ、フクベエらと共に他愛のない空想で盛り上がる、昭和の平和な小学生だった。

時は流れ、ヒーローどころか冴えないコンビニ店主となったケンヂ。ロック歌手になるという夢をあきらめ、酒屋だった実家の店を改装したコンビニで働き、パッとしない日々を送っているのだ。そんな平凡な日常が、世界各地で起こり始めた異変によって一変していく。なんと、子供の頃自分達が考えた「よげんの書」のとおりに世界が破壊されて行ったのだ。

その事実にいち早く気づいたケンヂは、悪の首謀者「ともだち」に立ち向かうべく、昔の仲間達と共に立ち上がる。

なぜその漫画をオススメしたいですか? もともと浦澤直樹のマンガのファンなのですが、その中でも冒険性、サスペンス性に優れたエキサイティングなストーリーです。物語は1970年代前後と現代を行き来する内容になっており、当時、主人公と同じように小学生だった世代の人には堪らない漫画だと思います。

主人公のケンヂ達が小学生時代にふざけて書いた「よげんの書」に沿って世界滅亡のシナリオが進行して行くのですが、悪の首謀者の名前は「ともだち」、そのトレードマークは小学生時代のコミックに載っていたおなじみのマーク、最初に破壊される都市は近所にあった飲み屋の名前(さんふらんしすこ)という、いかにも小学生の頭で考えたような子供じみたストーリーなのに、その話の通りに現代の世の中で人がリアルに死に、世界が破壊されていくという、嘘なのか本気なのかわからないような構成も絶妙です。

主人公はカッコ良くも強くもない、どこにでもいる冴えないキャラクターというのもまた感情移入できるポイント。

「ともだち」の正体がなかなか明かされず、どんどん先を読まずにいられなくなる徹夜必至の漫画です!

 

だがしかし コトヤマ (著) 小学館

だがしかし コトヤマ (著) 小学館

 

アマゾン商品紹介 美味し、なつかし、駄菓子コメディー開封!

ここは、のどかな田舎町。
駄菓子屋の息子・ココノツはある日、都会から来た美少女に出会う・・・

「うまい棒で最高の組み合わせを作って、私を満足させてごらんなさい!!」
「見せてあげるわ・・・ポテトフライの一番贅沢な食べ方・・・!!」
うまい棒、ブタメン、ラムネなどなど・・・駄菓子マニアの美少女・ほたるが繰り出す数々の駄菓子たちに・・・困惑するココノツ!!

こうして、少年×少女×駄菓子のおかしな夏が始まった・・・!!

【編集担当からのおすすめ情報】
うまい棒?ポテトフライ?それともブタメン??
あなたの好きな駄菓子はなんですか?
『だがしかし』には、読めばきっと食べたくなる懐かしい駄菓子の数々が登場します!!
ヘンな美少女×うまい駄菓子×新感覚ギャグの奇妙なコラボは中毒性あり!!

サンデーで連載するやいなや、熱狂的な支持を巻き起こした駄菓子コメディ、待望の第一巻です!!

 

レビュー

どんな話ですか? とある半島の田舎町に住む主人公・鹿田ココノツは父のヨウから実家の駄菓子屋・シカダ駄菓子屋を継ぐように言われるが、漫画家になりたいという夢があったことから断り続けていた。
そんなココノツの前に突然謎の少女・枝垂ほたるが現れる。ほたるは大手お菓子メーカー・枝垂カンパニーの社長令嬢であり、枝垂カンパニーが作る駄菓子屋の店長としてヨウを迎えるためにやってきたのであった。
ほたるはココノツに駄菓子屋を継がせようと、店にある駄菓子の魅力をあの手この手で説明するなど大いに奮闘する。
一方のココノツも都会的な雰囲気をまとうほたるに惹かれ始めるが、漫画家の夢も捨て切れずに悩み続け、ある日突然ほたるは姿を消してしまう。
懐かしい気持ちになりつつ、ほろ苦いストーリーが楽しめるグルメ・ギャグ漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 昔懐かしい駄菓子の知識を得つつ、ストーリーも抜群に面白いのが魅力的な点です。
ギャグ要素だけでなく、田舎の男の子が都会の女の子に恋をするといった王道的な展開も楽しむことができるため、是非読んで頂きたい漫画です!

東京エイティーズ 安童夕馬 (著), 大石知征 (著) 小学館

東京エイティーズ 安童夕馬 (著), 大石知征 (著) 小学館

 

アマゾン商品紹介 携帯もメールもなかったあの頃、19歳の真壁純平は入試会場でその日出会った女の子と、ワケありの初体験を……!? 男女5人の大学生が繰り広げる、80年代恋愛グラフィティ!

 

 

どんな話ですか? 平凡なサラリーマン生活を送っている主人公「純平」に、ある日かかってくる電話。

相手は大学時代の同級生であり、初体験の相手でもある「森下愛」。

電話の内容は大学時代の共通の友人の死を知らせる内容。

そして、今夜会わない?と彼女からの一言。

この電話をきっかけにストーリーは、彼らの大学時代である20年前に遡り、そこから一気に物語がスタート。

時は携帯電話も無かった80年代、バブル全盛期。

主人公「純平」と電話相手の「森下愛」を含めて、仲良し5人グループになっていくのですが、そうなるまでのいきさつや恋愛事情など、数々の青春の日々を描いた漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 読み始めると止まりません。

大学生活を送ったことのある方であれば、昔を思い出さずにはいられなくなります。

あの頃の恋愛や夢、友情、大人になりきれないけど大人になりたい気持ち、若気の至り、読み終わるととても甘酸っぱい気持ちでいっぱいになると同時にもう戻れないんだなぁと少し寂しくなる、そんな内容です。

私自身はドンピシャの時代設定では全くありませんが、関係なくはまります。

主人公のようなラストを実際に迎えることが出来る人って実際にいるのかな、いるかもな、なんて考えたりしました。

そして、今の世の中の便利さも改めて痛感します。便利になったからこそ失ったものもあるなと、、

携帯電話無い時代の待合せって、なかなかリスクありますよね、、でもそれが逆に良かったりして。

超絶オススメの漫画です。