おたんこナース 小林光恵 (著), 佐々木倫子 (著) 小学館

おたんこナース 小林光恵 (著), 佐々木倫子 (著) 小学館

 

アマゾン商品紹介 病院に勤務しはじめて5週間の新米看護婦・似鳥ユキエは、まだまだわからないことだらけ。にぎやかな性格の彼女だが、失敗と緊張の連続に涙することも。患者の前では笑顔をと心がけているユキエだが、どうしても相性の悪い患者が1人いる。それは、腸の病気で入院している高校3年生の男の子・三浦君。何かにつけて突っかかってくる彼と、なんとか心を通わそうとするユキエだが…(第1話)。▼夏休みに帰省したユキエは、高校時代とりこになった太宰治の小説に再び夢中に。休みが終わり、決意も新たに病院へ戻ってみると、なんとそこには太宰そっくりの新患が!(第2話)。

レビュー①

どんな話ですか? どじでおっちょこいなナースが、失敗を繰り返しながら、患者さんと向き合う話です。笑いあり涙ありで、一気に読んでしまえるほど面白い漫画です。こんなおっちょこちょいでナースの仕事勤まるの?って思ってしまいますが、社会人になったら誰でも起こしそうな失敗あるあるが共感できる。決して人の命に関わるような失敗はしない。癖のある患者さんとも、誠実に真正面から向き合うことで、徐々に皆心を開き、誰からも愛される主人公ナースがいい。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 疲れているときや、自分に自信を失くしている時に読むと、いつの間にか笑顔になれて、小さいことに悩んでいた自分がばからしくなります。こんなドジでおっちょこいでも、ひたむきに一生懸命自分の仕事に誇りをもって向き合っているナースに、感動したり笑ったり。ストレス解消におすすめの漫画です。何も考えたくない時にも、さらっと読めて重くないからいい。でも、時折、感動したり共感したりもできて、いつもふと手にしてしまうおすすめの漫画。

レビュー②

どんな話ですか? 新米ナースが、七転八倒しながら患者さんと真剣に向き合う姿がとても面白いし惹かれてしまう漫画です。

いろいろな患者さんがいて大変だなあと思う反面、人のためになる、やりがいのある素敵な仕事だなあと思わされます。

看護婦の仕事に興味をもちました。

学生時代に読んでいたら、看護婦目指していたかも。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 看護師の大変さだけでなく、くすっと笑ってしまうような面白さも同時に味わえるので。

少年少女漂流記 古屋 兎丸 (著)  乙一 (著) 集英社

少年少女漂流記 古屋 兎丸 (著)  乙一 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 10代の妄想が、巨大な嵐となって吹き荒れる友達がいない、家も学校もおもしろくない……。少年少女たちは、現実から逃げるように妄想の世界を彷徨う。乙一と古屋兎丸、二人の天才が10代の微妙な心模様を鮮烈に描き出した夢の完全合作!
どんな話ですか? 思春期で自分の個性と周りとのギャップに思い悩む10代少年少女の幻想や妄想を痛々しくも鮮明に描いています。例えば、小さい頃の経験から高校生になった今も児童向けのおもちゃを持っていて自分が魔女っ子だと信じている女の子や、クラスの委員長として「ホームルーム」を生徒たちの議論の場にしたいのに、周りの生徒との温度差から暴力的になってしまい、それを架空のペットのせいにする男の子など、様々な少年少女の苦悩が描かれています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 誰もが経験したことのある思春期における自分のアイデンティティの発見と消失。そして妄想してしまう自分の理想郷。見ていて恥ずかしくなりますが、どこか懐かしいような物語になっています。
どんな人に読んでもらいたいですか? 自分の学生時代を思い出したい人 思春期に悩む子供を持つ人
読んだことによるエピソード 少年少女に限らず、青年も大人も同じように個性を持っていて、それについて少なからず悩みを抱えているのではないかと思わされました。他人の個性を尊重しようという気持ちになります。

 

7seeds 田村由美 (著) 小学館

7seeds 田村由美 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 ごちそうを食べて自分の部屋で寝たはず…だが目覚めると、ナツは荒れ狂う海の上にいた。どうして自分がここにいるのかわからない。やがて流れ着いた無人島。生きるための過酷な冒険が始まった!!
どんな話ですか? 人付き合いが苦手で引きこもりの女子高生ナツ。いつものように眠って目覚めるとなぜかそこは荒れ狂う海のボートの上。同じくボートの上に乗っていた男子高生2人と大人の女性一人の計4人は、その後謎の島にたどり着く。
なぜこんなことになったのかわからないまま漂流生活を続ける4人だが、旅を続けていくうち「7SEEDSプロジェクト」という政府のプロジェクトに巻き込まれたということが判明する。このプロジェクトは、地球が隕石落下によって環境破壊が起こり、人類が壊滅状態になることを想定し、子供たちをカプセルに入れて未来に送り出し、また新たに世界を切り拓くことを目的としたもの。状況についていけないナツ達だが、旅を続け様々な困難に立ち向かううち、生きる意味や自分のコンプレックスに向き合うこととなっていく。
笑いあり涙ありの冒険サバイバルストーリー。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 最初から最後までドキドキハラハラするような展開が続き「この先どうなるの!?」とずっと飽きずに読み進められます。また主人公のナツが、主人公らしからぬ暗くて地味なキャラなんですが、様々な困難を乗り越えていくことで、少しずつ成長していく姿に心打たれます。
また、登場人物すべてのキャラがバラバラで、それぞれに得意・不得意も違います。そんなキャラクター達が時にはぶつかりあいながらも、協力し合って問題を解決していく姿は、私たちが社会で他人と一緒に共存するために大事なことを教えてくれているように感じます。
どんな人に読んでもらいたいですか? コンプレックスがある人(大人数のキャラクターがいるので、誰かのコンプレックスと自分とを照らし合わせることができると思います)
スリルを感じたい人
冒険ものが好きな人
感動したい人
読んだことによるエピソード コンプレックスについて深く考えさせられました。また、得意不得意があるからこそ、人と協力し合って生きていく大切さがわかりました。