プリンセスメゾン  池辺葵 (著) 小学館

プリンセスメゾン  池辺葵 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 映画化作品『繕い裁つ人』の池辺葵氏、最新作は“住”。女ひとり、たったひとつの“家”さがしは、運命の人を見つけるよりも難しい!? 2015年、日本。女性がひとりで家を買うことは、無謀なのか、堅実なのか。年収200万ちょっとの独身女性・沼越さんが、オリンピックを控えた東京で、理想の家を求めて歩く。twitterなどで大人気の、共感度100%の家さがしストーリー。
どんな話ですか? 主人公が、自分一人が住む理想のマンションを見つけるためにモデルルーム見学を繰り返します。家を巡り、色々な人の過去・現在・未来が描かれています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ただの持ち家探しのお話ではありません。家を通じて生き方や過去の思い出との向き合い方について考えさせられます。ですが決して押し付けがましくなく、読んだ後に温かい気持ちになります。
どんな人に読んでもらいたいですか? 将来や生き方について悩んだり、漠然としたもやもやを抱えたときに読んで欲しいです。お休みの日や仕事終わりに、自宅でくつろいでいるときに読むのにぴったりな漫画です。
読んだことによるエピソード 独身女性が家を買うと結婚できなくなる、という世間の言い伝えに真っ向から向かっていく漫画だと思いました。生き方なんて人それぞれだ、と自分に思わせてくれた漫画でした。読んだあと張り詰めた気持ちがフッと緩み、自然と気持ちが明るくなります。

xxxHOLIC CLAMP (著) 講談社

 xxxHOLIC CLAMP (著) 講談社 

アマゾン商品紹介 不思議コメディ!
霊感体質の持ち主、四月一日君尋(ワタヌキキミヒロ)はある日、吸い寄せられるように一軒の家に…。そこは、市原侑子(イチハラユウコ)という名の妖しい女性が主人をつとめる店で、どんな願いも、見合った対価をはらえばかなえるという。そこで働かざるを得なくなった君尋は、今日もコキ使われて…!?「店よ。ねがいがかなう、ミセ。そのかわり対価をを頂くわ。それに見合った、ね」“あやかし”が視えてしまう四月一日(ワタヌキ)が必然的に訪れてしまった店とは!?

レビュー①

どんな話ですか? あやかしに好かれやすい体質の高校生・四月一日君尋が、壱原侑子(主人公)という女性と出会う。侑子は、四月一日のあやかしに好かれやすい体質をどうにかする替わりに、侑子の元でバイトをすることを条件として提示する。四月一日はバイトをする中で、悩みを抱えた人間や人でない者などの不思議な“客”と出会い、奇怪な出来事に遭遇していく。毎回、何かを抱えた人が無意識に引っ張られるようにして侑子の元へやってくる。その度に侑子が解決するが、なんだかんだで四月一日も結構巻き込まれる。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画の独特な世界観、ミステリアスで妖艶な雰囲気や侑子の言う言葉には、つかみどころがなくふわふわとした部分がありながらもどこか核心をつき、ふに落ちると言う不思議な力があります。そんな裕子のもとに訪れるお客さんは、大抵何か悩みを抱えていたり、大きな願いがあったりします。友達に見栄を貼りたくて虚言癖がある人、ネット中毒者、自分が特別だと自惚れて他人に迷惑をかけていることに気付かない人。そういう人の持つ願望や欲望のようなものを、侑子らしく解決していくところが見所です。

レビュー②

どんな話ですか? あやかしが視える特異体質を持つ主人公・四月一日君尋(わたぬき  きみひろ)。
ある日、あやかしに追いかけ回されているうちに見知らぬ店に迷い込み、店主の妖艶な女性・侑子(ユーコ)と出逢う。
侑子は相応の対価を貰って願いを叶える店を営んでおり、四月一日は自分の体質を治して欲しいと頼む。
体質を治すには莫大な対価が必要なため、労働力が願いに見合うまで四月一日は侑子の店で働くことになる。
店を訪れる客と交流しながら、四月一日の出生や体質の謎、世界の秘密が明かされていく、独特な世界観が魅力のファンタジー漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 独特な世界観にまず惹かれますが、この漫画は特に「日常」と「非日常」がうまく溶け合っている良作だと思います。
話やテーマはやや難解で重いように感じますが、そのぶん自分なりに解釈して楽しむことができます。
絵が綺麗で話もよく作り込まれているので、是非とも読んで頂きたいです!

レビュー③

どんな話ですか? 男子高校生の主人公・四月一日(わたぬき)は昔から妖(あやかし)が見える上に、呼び寄せる体質で苦労していたが、ある学校帰りに見たことのないお屋敷に体が吸い寄せられ、そこに住む怪しい女主人、侑子と出会う。彼女はなんでも願いを叶えてくれるらしく、願いを叶える代わりにそこでバイトをすることになる。様々な妖怪や幽霊、奇怪な物たちなど、現実とは裏の世界を知るたびに、実は侑子と出会ったこと自体が『必然』であり、四月一日の生い立ちも関わっていて、彼を含めた周りの者も巻き込んで、様々なものに葛藤しながら成長していく話。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 純和風でありながら妖々しく奇々怪界で、鼻に付くような艶っぽさと、色気が独特で読み手を魅了する作品。何よりも女主人の侑子がひたすらに美しい。登場するたびに着ている服が違う上、全て美しい!どんな立ち姿でも絵になる上、こんなにキセルが似合う女主人はなかなかいない。周りに出てくるキャラクターも全て魅力的。絵が本当に綺麗で、現実の裏の世界とはこんな感じなのかなぁと思わず思いを馳せてしまうほど、ファンタジーでありながら、現実みがあってそそられる面白い作品。

20世紀少年 浦沢 直樹 (著) 小学館

20世紀少年 浦沢 直樹 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 無事、2016年を迎えられた人類へ捧ぐ。

浦沢直樹が世に放ち、日本中を席巻することとなった大ヒット作、『20世紀少年』。
来年完結10周年を迎える本作が、雑誌掲載時のカラーを再現した完全版として遂に登場!

作中では、2015年に人類は滅亡――
以降、西暦は「ともだち暦」と改められる。
まさに、今読むべき黙示録。

オリジナル単行本2冊を1冊にまとめ、読み応え充分の全11巻+『21世紀少年 完全版』全1巻で刊行スタート!
あらすじ/1997年、ケンヂが営むコンビニへ刑事が訪れた。ケンヂがいつも酒の配達をしている敷島家が、全員行方不明になったのだという。敷島家の集金がまだ終わっていなかったケンヂは、飲み逃げかと落ち込むものの、渋々ビールの空きビンを取りに敷島の家を訪れる。するとそこには、どこかで見たことがあるような、不思議なマークが壁に描かれていた(第1話)。▼ケンヂは、幼なじみのケロヨンの結婚式に出席していた。ケロヨンとは少年時代、小学校の仲間たちと近所の空き地に秘密基地を作り、みんなで地球の平和を守るために戦うと誓い合った仲だった(第2話)。

レビュー①

どんな話ですか? ケンヂとその仲間たちが小学生時代に書いた「よげんのしょ」をもとにストーリーが展開していく。ケンヂは、姉の子カンナを育てながら実家のコンビニで働いていた。そんなある日、小学校の同級生のドンキーが投身自殺したとの訃報が舞い込んでくる。ケンヂのもとにはドンキーからの手紙が送られており、その中には「このマーク、覚えてないか?」との文字とマークが書かれていた。そのマークは、数日前に行方不明になった敷島教授の家の壁に描かれていたものと同じだった。そして同じ頃、そのマークをモチーフとした教団で「ともだち」なる存在が世界を動かし始めていた。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 正義とは何か、友情とは何かを教えてくれる作品。誰しもが子ども時代に経験したような息苦しさと罪悪感を思い出させ、子どもの善と悪について考えさせられる。また人間の精神のもろさ、すがりたいという気持ち、洗脳と信仰についても深く考えさせられる。善が悪になり、正が負になるような逆転があり、いったい何が正しいのか、誰が正しいのかをいろんな視点で感じることができる。今この時代をどうやって生きてくか、ケンヂやカンナ、仲間たちの生き方から学ぶことができるように思う。

レビュー②

どんな話ですか? 冴えない主人公遠藤健児(ケンヂ)が、少年時代からの友人たちと共に地球滅亡を企てる悪の組織に立ち向かうSFサスペンス大作。

大阪万博を翌年に控えた1969年、ケンヂは友人たちと秘密基地の中で「よげんの書」を作って盛り上がる。悪の組織が企てる地球滅亡計画に、正義のヒーローとして立ち向かうのはもちろん自分達。仲間のオッチョ、ヨシツネ、フクベエらと共に他愛のない空想で盛り上がる、昭和の平和な小学生だった。

時は流れ、ヒーローどころか冴えないコンビニ店主となったケンヂ。ロック歌手になるという夢をあきらめ、酒屋だった実家の店を改装したコンビニで働き、パッとしない日々を送っているのだ。そんな平凡な日常が、世界各地で起こり始めた異変によって一変していく。なんと、子供の頃自分達が考えた「よげんの書」のとおりに世界が破壊されて行ったのだ。

その事実にいち早く気づいたケンヂは、悪の首謀者「ともだち」に立ち向かうべく、昔の仲間達と共に立ち上がる。

なぜその漫画をオススメしたいですか? もともと浦澤直樹のマンガのファンなのですが、その中でも冒険性、サスペンス性に優れたエキサイティングなストーリーです。物語は1970年代前後と現代を行き来する内容になっており、当時、主人公と同じように小学生だった世代の人には堪らない漫画だと思います。

主人公のケンヂ達が小学生時代にふざけて書いた「よげんの書」に沿って世界滅亡のシナリオが進行して行くのですが、悪の首謀者の名前は「ともだち」、そのトレードマークは小学生時代のコミックに載っていたおなじみのマーク、最初に破壊される都市は近所にあった飲み屋の名前(さんふらんしすこ)という、いかにも小学生の頭で考えたような子供じみたストーリーなのに、その話の通りに現代の世の中で人がリアルに死に、世界が破壊されていくという、嘘なのか本気なのかわからないような構成も絶妙です。

主人公はカッコ良くも強くもない、どこにでもいる冴えないキャラクターというのもまた感情移入できるポイント。

「ともだち」の正体がなかなか明かされず、どんどん先を読まずにいられなくなる徹夜必至の漫画です!

 

ROOKIES  森田まさのり (著)  集英社

ROOKIES  森田まさのり (著)  集英社

アマゾン商品紹介 試合中の不祥事により活動停止状態の二子玉川学園高校野球部。新人教師の川藤は、自ら不良達の集まる野球部の顧問となる。怠慢な日々を送る不良達に、夢を持つことの素晴らしさを叫ぶ川藤だが。
どんな話ですか? 熱血教師が不良生徒とともに野球部を再建させ、甲子園を目指す物語。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 夢を持つことの大切さを教えてくれるから。熱くて、感動出来るストーリーなので、毎回泣けますよ!
どんな人に読んでもらいたいですか? 夢があるけど、一歩踏み出せない人におすすめ。主人公の言葉が背中を強く押してくれます。
読んだことによるエピソード 夢を持つことの大切さを改めて知ることが出来ました。何歳になっても夢を持ってもいいんだと思えるようになりました。

 

トモちゃんはすごいブス 森下裕美 (著) 双葉社

トモちゃんはすごいブス 森下裕美 (著) 双葉社

アマゾン商品紹介 天涯孤独になってしまった日…、チコはトモという謎の女に出会う。一度見たら忘れられないとんでもないブス、トモ…。この日を境に、生命力ゼロだったチコは、徐々に大切なものを獲得してゆく。ディープな大阪を舞台に繰り広げられる抱腹絶倒、しかも切ない森下ワールド全開!!
どんな話ですか? 若くして唯一の肉親である父を亡くした引きこもり少女チコのもとに突然現れた「トモちゃん」。いろいろな意味で「すごい」ブスなトモちゃんとの生活によって変わっていくチコとトモちゃん、その周りの人々の物語。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 生きること、死ぬこと、働くこと、愛することなど様々なメッセージが込められている作品なのでぜひ一度は読んでほしい。
どんな人に読んでもらいたいですか? 自分には何もできないと思っている人や自分に自信がない人、人生に悩んでいる人、風俗をする人ってどんな人なのかちょっと知りたい人。
読んだことによるエピソード トモちゃんみたいなかっこいい人間になりたいと思いました。

珈琲いかがでしょう コナリミサト (著) マッグガーデン

珈琲いかがでしょう コナリミサト (著) マッグガーデン

アマゾン商品紹介 あなたの為の珈琲を…。幸せを運ぶ移動珈琲物語! いい香りに誘われて向かったその先に待っていたのは、素敵な移動珈琲屋さん。店主が淹れる珈琲は、一杯一杯、丁寧に、誠実に、心を込めて淹れられ、なんだか気持ちがほんのりほぐれるような、そんな味。そのお店はあなたの街にもやってくるかも…?幸せを運ぶ移動珈琲物語第1巻!

レビュー①

どんな話ですか? ちょっとワケありな店主の移動販売コーヒー店を舞台にした作品。コーヒーのおかげで人生が変わるお話。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ちょっとしたことでも人は変われるし、それが生きる糧になるということを教えてくれる漫画なので。

レビュー②

どんな話ですか? タコのマークが目印の移動コーヒー販売車を営む青山一(あおやまはじめ)。彼が一杯一杯丁寧にいれるコーヒーは非常においしく、人々の心を癒していた。
仕事が遅い、人生がつまらない、いじめに加担したくない……様々な悩みを持つ人たちが青山のコーヒーを飲むことで気づきを得て、それぞれの問題を解決していく。
しかし実は青山には、誰も想像できないような過去があった。そして、そんな青山の過去を知る男が彼を探しているという。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 「凪のお暇」で知られるコナリミサトさんの過去作品です。
前半の一杯のコーヒーで他人の人生が変えられるというお話も素敵ですし、後半の主人公の過去にまつわる展開も非常におもしろく読めます。
あるひとつの出来事が、別の側面からみるとまったく違う意味を持っていたという仕組みのお話が多く、最後にあっと言わせられて新鮮な感動を味わえるので、読んでみてほしいです。

のだめカンタービレ  二ノ宮知子 (著)  講談社

のだめカンタービレ 二ノ宮知子 (著) 講談社

 

アマゾン商品紹介 カプリチオーソ(気ままに気まぐれに) カンタービレ(歌うように)不思議少女・野田恵(のだめ)の奇行を見よ!クラシック音楽コメディ!!

レビュー①

どんな話ですか? エリート音大生・千秋真一は、尊敬する世界的なイタリアの指揮者、ヴィエラの弟子になることを夢見ていた。それを叶える為の才能にも環境にも恵まれていたが、飛行機恐怖症かつ、船舶恐怖症のため留学できず、国内に留まるしかないというジレンマを抱えていた。その上、ヴィエラ以外の教えを受けたくないとの理由で、指揮者を目指しているものの、ピアノ科に在籍していた。 ある日、ピアノ担当教諭との喧嘩で自棄を起こして、自宅マンションの前で泥酔、眠ってしまう。目が覚めると周囲にはゴミの山と悪臭、そして美しいピアノソナタを奏でる女性がいた。この女性と主人公の音楽を通した人生のストーリー
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく主人公とのだめの掛け合いが面白い。才能ある人、天才と呼ばれる人も努力して結果を出しているというのがよく分かる。音楽に興味のない僕でもハマったし、実写ドラマと一緒に見ても面白いというまさに2度美味しい漫画だからすごくおすすめ。

レビュー②

どんな話ですか? 主人公は天才エリートと大学内で言われ周りから一目置かれている男、千秋です。彼はピアノ科にいますが指揮者を目指しています。しかし、彼は飛行機と船にトラウマがあり、日本から出ていけないために海外の恩師に会い国外へ渡り音楽をしていくことへ諦めを感じ、音楽を続けること自体を迷っていました。そんな矢先、奇妙な隣人の女性、野田恵(通称 のだめ)と出会います。
彼女は変人で千秋を仰天させますが彼女は千秋が惹かれるほどのピアノの才能を持っていました。
この話は二人が音楽とともに成長していくラブコメディーです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? まずオーケストラの細部まで細やかな描写が面白いです。ホルン奏者は小さく吹くように指示されると難しいことやオーボエは楽器のリードの部分を水に付けて調整することまでちゃんと書かれています。また演奏シーンは出来るだけ作者は自分のイメージを入れないように作曲者の意志を忠実に表現するように心がけたとのことで曲の由来や意味の解説があって楽しく読めます。

またコメディーパートも面白く、個性的な仲間がどんどん出てきます。

レビュー③

どんな話ですか? 音楽学校を舞台にした話です。学年1かっこよく成績も良い先輩と音楽センスは抜群だが私生活はだらしない主人公の、のだめがマンションの隣の部屋に住んでいたというところから物語は始まります。ドSな先輩と主人公のやりとりは笑えてキュンとして面白いです。また、登場人物たちのキャラクターも濃く主人公を取り巻く環境にも注目できます。主人公ののだめと先輩の恋の行方と同時に音楽の世界でお互い高め合って成長していく姿を楽しむことができます
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私は音楽についてはよく知りませんでしたが、それでもこの漫画を読み終わった後はオーケストラに興味を持つことができました。少し堅苦しくハードルが高そうと感じていたオーケストラを身近に感じることができたのはこの漫画のオススメポイントでもあります。また音楽の話ではありますが沢山笑えるポイントがあるのもオススメしたい所です。漫画の中に沢山愛せるキャラクターが出てくるのでついついグッズなども欲しくなってしまうほどです。

暗殺教室 松井優征 (著) 集英社

暗殺教室 松井優征 (著) 集英社

レビュー①

アマゾン商品紹介 号令と共に教室を満たす銃声! 椚ヶ丘中学校3年E組は生徒全員が先生の命を狙う暗殺教室。教師と生徒、標的と暗殺者の異常な日常が始まる――!!
どんな話ですか? 僕らは殺し屋、標的は先生。
進学校の中の落ちこぼれクラス、3-Eに奇妙な先生がやってきた!3月までに先生を殺さないと、先生に地球を爆破されてしまうらしい。生徒に暗殺術と勉強を教え込む変な先生 VS 落ちこぼれ生徒28名、勝つのはどっちだ?!
なぜその漫画をオススメしたいですか? 落ちこぼれと呼ばれるようになる理由は人それぞれですが、自ら落ちこぼれたくて落ちこぼれたという人はまず居ないのではないでしょうか。理由や原因を身近な人に理解して欲しくてもしてもらえない、3-Eはそういうジレンマを抱える生徒達の集まりです。そんな生徒の心の声に耳を傾けてくれたのが変な先生通称殺せんせーでした。
現実に存在するはずがないと分かっていても、自分が悩んだり落ち込んだりしていたあの頃に、こうやって寄り添ってくれる先生がいたら良かったのにな・・・思わずそう考えてしまうようなお話です。進路や進学、学校での悩みを抱えている方は是非読んでみてください。心が軽くなるかもしれません。
どんな人に読んでもらいたいですか? 意外性のある漫画を読みたい人、腹の底から笑いたい人、キャラクターの成長物が好きな人、進路や進学で悩んでいる人、学校で悩みがある人、巧妙にはられた伏線が大好物な人
読んだことによるエピソード とくになし。

 

レビュー②

アマゾン商品紹介 号令と共に教室を満たす銃声! 椚ヶ丘中学校3年E組は生徒全員が先生の命を狙う暗殺教室。教師と生徒、標的と暗殺者の異常な日常が始まる――!!
どんな話ですか? 月の半分を破壊した超生物が落ちこぼれ教室の担任をし、生徒たちに暗殺させる漫画
なぜその漫画をオススメしたいですか? 教師という職業を限界まで理想に近づけた感動の漫画。先生との絆が深まると同時に暗殺しなければならない葛藤を描く漫画です
どんな人に読んでもらいたいですか? 人とのコミュニケーションに不安を持っている方、人に教える立場の方に読んでもらいたい
読んだことによるエピソード 一人一人、才能を持っていてそれを活かすことの重要性に気づいた

 

蟲師 漆原友紀 (著) 講談社

蟲師 漆原友紀 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 この世はヒト知れぬ生命に溢れている――。動物でも植物でもない、生命の原生体――“蟲”。それらが招く不可思議な現象に触れたとき、ヒトは初めてその幽玄なる存在を知る。蟲とヒトとをつなぐ存在――それが“蟲師”たる者。アフタヌーン・シーズン増刊から生まれ、アフタヌーン本誌の大人気作ともなった作品、待望の単行本第1集。

レビュー①

どんな話ですか? 蟲と呼ばれる生き物が居る。人より鳥より虫よりも遠く、生命の原成体に近い物。人の目には映らないそれらは、時に人に影響を与え、時に自然と融合しながら、ただただそこに在り続ける。
これは蟲が見える体質”蟲師”のギンコが数多の蟲達と対峙していく物語。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 子供の頃読んで貰った昔話には、大体何かしらの教訓が含まれておりました。驕り高ぶるべからず、欲をかくべからず、因果応報等など。初めて聞く物語への好奇心と共に、お話の裏に隠された教訓に一抹の恐怖を覚えたものです。
蟲師はまさに現代版昔話ともいえます。蟲にまつわる数々のお話の裏には教訓であったり、戒めであったり、自然への無力感が伏在しています。これらは一生を通して忘れてはならない訓戒だと考えます。
全ての大人に読んでほしい作品です。

レビュー②

どんな話ですか? 動物でも植物でもない、微生物や菌類とも違う、もっと命の原生体に近いモノ達、それらを総じて「蟲」と呼ぶ。それらは形や存在が曖昧で、存在を知るものは限られた人のみである。蟲が引き起こすあらゆる事象を取り扱う、蟲専門の医者、研究者「蟲師」を生業とする主人公「ギンコ」が、旅の途中で様々な人々と、それに関わる蟲に出会い、現象を解決していく物語。ストーリーは基本一話完結で、ギンコが旅の中で訪れた土地が物語の舞台となる。そのため毎回異なるキャラクターが中心となって話が展開していく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 昔話や民話、伝承、民俗学、生物学、医学、現代社会に存在する諸問題などを題材としたものも多く、それらを「蟲」の仕業として描かれているため、知らず知らずのうちに色々な話題に触れることができるのでとてもお勧めしたいです。また、2005年にアニメも制作されているので比較的触れやすいのではないかと思います。

不思議な少年 山下和美 (著) 講談社

不思議な少年 山下和美 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 あらゆる時代とあらゆる場所を「彼」は訪れる。――終戦直後の日本に生きる家族を縛る「血」と「土地」。19世紀末のロンドンを懸命に生きる身寄りのない少女。生きる目的を知らぬまま戦国乱世を駆け抜けた1人の青年。それはいつの時代も変わらない人間らしい生き方。そこに1人の少年がいた。永遠の生を持って「人間」を見つめる不思議な少年が。『天才柳沢教授の生活』の山下和美が人間の光と闇をきらびやかに描く新シリーズ、堂々のスタート!
どんな話ですか? 時空を超えてあらゆる時と場所に現れる不思議な少年。永遠の命を持ち音楽を心より愛する彼は、ある時は孤独な独裁者のもとに、ある時は囚われの青年のもとに訪れて道を指し示す。
はたして神か悪魔か、善悪の価値観を超えて人間を翻弄する不思議な少年の正体とは?
彼に出会った事で大きく運命を変えられた者たちを中心に描く、壮大なスケールのヒューマンドラマ。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 正体不明、神とも悪魔とも判じかねる不思議な少年が狂言回しとなるヒューマンドラマ。善悪や正邪の価値観を超越し、戦争や破壊をただ見守る少年のミステリアスな存在感もさることながら、本作の醍醐味はやはり少年が出会った人々が辿る数奇な運命に尽きます。
天才がいれば凡人もおり、独裁者がいれば奴隷もいますが、彼らの多くが少年との接触によりなにがしかの影響を受け、思いがけぬ方向に人生を変えていきます。それは世界の命運すら巻き込む規模に広がる事もあれば個人の内面のささやかな変化にとどまるケースもあり、人によって様々です。少年と視点を共有し、彼らが歩む軌跡を見守る中で、読者の心には深い感動が沁み渡ります。特に音楽の比重が占める割合が大きく、天才的な歌唱力の持ち主ながらステージに上がるのを望まず去った人物のエピソードなど、人生において本当に大切なのは名誉か、それとも自分に正直であることか考えさせられました。
挑戦的なエピソードも沢山あり、キャラクターの夢オチや妄想オチのみならず、サザエさんの某キャラクターが非常に印象的な役どころでゲスト出演する話には衝撃を受けました。人間の本質とは何か、哲学的な命題に向き合った名作です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 骨太なヒューマンドラマを求める人
人間とは何か知りたい人
魔性の美少年が好きな人
SF・ホラー・ファンタジー、様々なジャンルの話を一度に楽しみたい人
哲学が好きな人
読んだことによるエピソード 特になし