主人公は《とある不思議な力を持つ》ニートの青年遠野青児(とおの せいじ)。
人と関わることが苦手な根暗な青年。大学卒業後就職もせず、家もなくネットカフェ生活をしている。
いよいよお金も無くなりホームレス生活かという瀬戸際。コンビニでなけなしの金でおにぎり一個を買いレジでくじを引く。そこには「地獄」の文字が・・・。
これからどうしようかと人込みを歩きながら考えているその時、目の前に突然《一つ目の黒い着物を着た大男》が。
「首ィ 吊らん か?」と手を伸ばしてくる。愕き後ろにこける青児。もう一度目の前を見ると普通の女性がこちらを不思議そうな顔で見つめている。
そうこれは彼の《不思議な力》。彼はある一定の人物を見るとその物が化け物に見えてしまう。
青児は怖くなりその場から一心不乱に逃げる。逃げて逃げて気づけば知らない道に。
そして目の前には知らない洋館。導かれるままにその館の中へ。
その中に居たのはーーー美しい顔、美しい着物を着た小柄な青年。
彼の名は西条 皓(さいじょう しろし)。この館の主人である。
「無料のお悩み相談所だと思ってください。」と言い、青児は《不思議な力》について相談してみる。
ここから青児の《不思議な力》の正体が判明していく。
それを面白いと思った皓は青児に「ウチでバイトしませんか?」と誘う。
ここから青児が《化け物》に関連したさまざまな事件に巻き込まれていく。 |
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