血の轍 押見修造 (著) 小学館

血の轍 押見修造 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」!

母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと!

読む者の目を釘付けにせずにはおけない、渾身の最新作!!

レビュー

どんな話ですか? 簡単に言えばマザコン漫画ですが、明るいマザコン漫画ではなく、どちらかというとダークなマザコン漫画です。

美しい母親の静子は息子の静一を溺愛していますが、明らかに歪んだ愛情で溺愛しており、それが原因で母親は息子の友人を崖から突き落としてしまい大きな事件に発展していきます。

更に静一に彼女ができそうなると母親が妨害をするシーンも多く内容はどちらかというと気持ち悪いですが、続きが気になり不思議な魅力に嵌っていく漫画だと思います。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 最初はどこにでもいるような平凡な家庭の話ですが、読んでいくうちにジワジワとこの親子の危険な部分が出てきて特に静子の「これは本当に危険な母親なんだな」という部分を見れます。

過激なホラー漫画とは違い独特の迫力もあるので、自分としては是非おススメしたいです。

 

日に流れて橋に行く 日高ショーコ (著) 集英社

日に流れて橋に行く 日高ショーコ (著) 集英社

アマゾン商品紹介 【雑誌掲載時の著者カラー原画を収録したリマスター版!】時は明治末。さびれた老舗呉服店に新風を巻き起こす、男たちの物語──。 かつて大きな賑わいを見せていた、老舗呉服店「三つ星」。その三男・星乃虎三郎が、三年ぶりに英国から帰国した。新しい「三つ星」を作ろうと意気込むものの、店の者からはまったく歓迎されず、変わらず優しいのは、長兄の存寅だけ。一方、虎三郎を知っているらしき、謎の男・鷹頭も、「三つ星」再建のため、独自に動いており…。

レビュー

どんな話ですか? 明治末期、日本橋の老舗呉服店「三つ星」が舞台です。英国留学から戻った店の三男が、時代に取り残された店にショックを受け、英国で学んだことや奇抜なアイデアを取り入れながら店に活気を取り戻そうとするお話です。

一方、ファッションが大好きな傘屋の娘はどの呉服店も流行している似たような商品ばかりを宣伝していることにがっかりしています。そんな彼女を「三つ星」初の女性店員としてスカウトします。男性ばかりの世界で彼女は受け入れられるのか…。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 日高ショーコ先生が描くメインキャラクター達がとても素敵です。

呉服店三男とパートナーの商人としてのセンスや経営力、女性の立場、呉服店からデパートへの転換、今で言うマーケティング、そしてほんのり恋愛などいろいろな要素が詰まっていて、単なる少女漫画ではないところが面白いと思います。

和装の人もいれば洋装の人もいる明治末期の江戸の様子がわかる作品です。当時、街の中心は日本橋で、ちょうど橋の架け替え工事が行われていて完成間近で橋周辺がにぎわっています。新宿なんて田舎でした。その頃すでに鉄道が走り、街には街灯があり電話もあるなど明治末期の東京の様子がわかるのも楽しいです。

 

盾の勇者の成り上がり 藍屋球 (著) KADOKAWA

盾の勇者の成り上がり 藍屋球 (著) KADOKAWA

アマゾン商品紹介 勇者として異世界に召喚された尚文は、冒険三日目にして仲間に裏切られ、すべてを失ってしまう…。他者を信じることのできなくなった尚文の前に、一人の少女が現れるのだが…!? MFブックスの大ヒットファンタジーが早くもコミカライズで登場!! 原作者がコミカライズ記念に書き下ろした前日譚も同時収録!!

レビュー

どんな話ですか? 普通の日本の大学生の岩谷尚文(以下 尚文)はある日図書館でたまたま手に取った本をきっかけに、四聖勇者の一人、盾の勇者としてメルロマルクという国に転生をする。そこでは、尚文と同様に召喚された槍の勇者、剣の勇者、弓の勇者も居て、国王から別次元から魔物が出現する”波”から世界を守って欲しいという事であった。

しかし、実際盾の勇者はハズレくじであり、防御のみで攻撃ができない。更に、メルロマルクでは盾の勇者は忌み嫌われており、仲間の裏切りで、全財産を失い、冤罪をかけられ名誉を失う。

攻撃ができず、人への信用を失った尚文は奴隷のラフタリアを買い攻撃を任せようとする。波を何とか退けつつ、日々努力するにつれ次第にラフタリアとも信頼し合うようになる。新たな仲間のフィーロも加え、行商をすることに。

波に対処し続けるにつれ、次第に実力と着実に名声を得ると同時に、波の真の正体が明るみになっていく。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 異世界転生後のリアルな厳しさと主人公の人間味が溢れ、楽しめる作品です。近年、異世界転生漫画が流行っており、その中でも多いのが所謂”主人公最強系”や”主人公無双系”です。転生する際に神様からスキル授かったりなどして、出だしから強いパターンが目立ちます。

しかし、主人公の尚文は盾の勇者になったことで、名誉、信頼、仲間、全てを失うことになります。最初はかなり弱いですし、勇者なのに全国民から嫌われるレベルで最悪の状態です。そこから、必死に生きるために血のにじむような努力、そして多少の運も味方することで、徐々に頭角を現していきます。そこでトラブルや挫折もあるが、最終的に少しずつ自分の存在意義を見出します。リアルさと、まさに”成り上がり”という上品ではない成功という切り口のこれまでに無かった面白さがあります。

 

アラサーだけど、初恋です。 310 (著) スクウェア・エニックス

アラサーだけど、初恋です。 310 (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 「私、井上さんが初めての彼氏…なんです」付き合いたての彼女・山本(28歳)に打ち明けられた井上(32歳)。「俺も恋愛経験多くないし、一緒に頑張りましょう」爽やかな笑顔でそう返した井上だったが内心では…『俺も恋愛経験とか一度もない…けど引かれたくなくて言えない!!』アラサーだけど初々しすぎる男女のラブコメディ! SNSの超話題作が待望の書籍化!!! 本書限定の描き下ろしも収録!!!

レビュー

どんな話ですか? 付き合いたての彼女・山本(28歳)に打ち明けられた井上(32歳)。

だけど井上も付き合った経験はゼロ。けど、なんとしても山本にはバレたくない・・・と、大学時代の後輩や会社の同僚から助けられながら奮闘する、アラサーだけど初々しすぎる男女のラブコメディです。興奮を隠そうとするとバイブレーションのように震える井上やその様子を心配そうに見つめる山本ちゃんがとにかくかわいいです。付き合った経験がゼロとカミングアウトしたあとでもお互いの距離感がわからなくて混乱する二人をみて初々しさを思い出させてくれる作品です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかくキュンキュンします!好きって気持ちだけで震えてしまう初々しい反応や、初恋同士ならではの葛藤・・・もう読んでいるだけで癒やされます。自分のときはこんなだったかなと比較しながら読むのもいいですし、単純に物語として捉えて癒やされるのもありなアラサー向けの作品だと思います。また井上と山本カップルだけではなく、大学の後輩と会社の同僚カップルにも何やら恋の予感がする、何度読んでも飽きない作品なので、癒やされたいときや現実逃避したいときにピッタリです。

 

鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン! 鴻池剛 (著) KADOKAWA

鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン! 鴻池剛 (著) KADOKAWA

アマゾン商品紹介 ツイッター上で人気に火がつき【第1回次にくるマンガ大賞】でWebマンガ部門 第2位を獲得! 自由きままな猫のぽんたと、振り回されっぱなしの作者・剛が日夜繰り広げる狂騒劇!! コミックでは、書き下ろし「ぽんたがうちに来た日から」「ぽんた、0歳期 前編」「ぽんた、0歳期 後編」を収録☆

レビュー

どんな話ですか? 作者である鴻池剛氏が実際に買っている猫のお話です。

まず、作者の友人から「ぽんた」(もとはのんたという名前)をむりやり押し付けられ?飼うことになったことからはじまります。その後しばらくして、作者がある日の夜、衰弱して目も開かなくなった子ネコをみかけ、放っておけず動物病院へ連れていき、そしてその猫も飼うことになります。その猫は「アルフレッド」と名付けます。

作者と2頭の猫の日常を、様々なアクシデントなどを面白く描かれている作品です。猫を飼っている人なら、あるあると笑ってしまうマンガです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 読むと楽しい気持ちになれるマンガです。

猫を好きではない人でも楽しめると思います、猫好きならなおさら面白いです。猫との日常をここまで面白く描かれているマンガはありません。「ぽんた」は、作者のことを本当に嫌いではないはずですが、いつも引っかかれたり猫パンチをくらっています。飼い主なのに笑えます。猫の尻にしかれている?作者。マンガの中の、猫の表情がとても面白いです。猫は無表情なのに、その場面の雰囲気をよく表していて作者はすごいなと思います。

気分が落ち込んだときなどに読んでも、フッと笑ってしまう、そんなマンガです。そのような理由からオススメしたいです。

 

はいからさんが通る 大和和紀 (著) 講談社

はいからさんが通る 大和和紀 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 70年代に少女たちの間で空前の「はいからさん」ブームを巻き起こしたラブコメの名作が、装いも新たに登場!! 時は大正、花村紅緒、17歳。明るく元気いっぱいのハイカラ娘。恋も結婚も自分で選びたいと夢見ていたある日、伊集院忍という許嫁の陸軍少尉が現れる! 自分のじゃじゃ馬ぶりをいつも面白がる笑い上戸の彼が気に入らない紅緒は、この結婚を破談にしようとして!? 2017年に劇場版新作アニメも公開予定!

レビュー

どんな話ですか? 作者は大和和紀。
時は大正時代の物語。花村紅緒の母親は小さいころに亡くなり、紅緒は厳しい父に育てられた、男勝りの?!元気な女の子です。
近所に住む、幼なじみの「蘭丸」は相反して?!
はかなくけなげな性格で、一見女の子に間違えられそうな男の子です。
男らしい?!性格の紅緒さんに憧れています。

大正時代という時代背景もあって、紅緒さんには許嫁(いいなずけ)がいます!
その許嫁が、めちゃかっこいい!!
「伊集院忍」お名前も、めちゃかっこいい!!
のであります。

そんな前半は、ほのぼのした少女漫画なのです。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 「大正ロマン」おすすめです。

なんと、「鬼滅の刃」と同じ時代なのです!

着物や建物などモダンところが、素敵ですね!紅緒さんは、はかま姿の女学生です。人力車に乗ったりします!

そして、許嫁(いいなずけ)がいたり、ちょっと現実離れしています。
令和とは全く異なる習慣、慣習を感じます。昭和、平成、令和生まれには、新鮮なお話ですね!

天真爛漫な紅緒さんは、許嫁と結婚します。今の時代なら考えられないです。でも、許嫁が超イケメンの育ちのいいメンズなんです!

それなら、ありですかね~!

 

ホットロード 紡木たく (著) 集英社

ホットロード 紡木たく (著) 集英社

アマゾン商品紹介 “夜明けの蒼い道 赤いテイルランプ 去ってゆく細いうしろ姿 もう一度あの頃のあの子たちに逢いたい 逢いたい……” 母親と2人で暮らす14歳の少女・和希。親の愛に恵まれず、行き場のない不満を抱える彼女は、ある日、刹那的に生きる暴走族の少年・ハルヤマと出会う。どこか似たもの同士の2人は、いつしか互いに惹かれあっていき…。

レビュー

どんな話ですか? 和希と春山の物語です。

暴走族に入っている春山は和希のことを気に入り二人は付き合うことになります。

和希の母親と関係が上手く行っておらず、二人の間には大きな溝があります。

春山と付き合うようになってから、和希は学校にも行かなくなり家にも帰らなくなってしまうのです。

しかし和希の心の傷を埋めてくれたのは春山でした。

母親との間を取り持ってくれたのも春山だったのです。

和希と春山の絆はどんどん深くなっていきます。

そんな時暴走族同士の争い中、春山はトラックに轢かれて意識不明の状態が続きます。

その後なんとか意識を戻したのですが、辛いリハビリと喧嘩をしたことによって少年院に入ることになるのです。

その間も和希はずっと春山のそばにいました。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 現在にはあまりない硬派な漫画だと思います。

14歳の和希の心模様がたくさん見れて、何もかもに反抗したいという気持ちが表現されています。

和希の母親の気持ち、友達の気持ち、春山との関係などは、14歳の和希を大人にするために必要な大切なことばかりでした。

同じような年齢の頃に、自分も同じような思いを抱えていたと重なる部分があり共感できたのです。

和希が春山と出会ってからどんどん少女から大人の女性になっていく姿の成長を見届けることができます。

 

マッシュル-MASHLE- 甲本一 (著) 集英社

マッシュル-MASHLE- 甲本一 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 誰もが魔法を使い、その優劣が全てを決める魔法界。人里離れた森の中で、日々筋トレの鬼と化す少年・マッシュの秘密は、魔法が使えないこと。その秘密を他人に知られた時、日常は一変!! なぜか魔法学校に入学し、トップを目指すことに…!? 鍛え上げた筋力とパワーで、全ての魔法を粉砕するアブノーマル魔法ファンタジー、ここに開幕!!

レビュー

どんな話ですか? 皆が魔法の力を持っている世界で、魔法の力を持たないずに産まれてきたマッシュが主人公です。

魔力を持たない物は異端とされ、この世界では直ぐに抹殺され生きていけません。

マッシュは生まれながらに魔力がありませんでしたが、心優しい親に森に隠されながら育てられたました。

話の中で、自らが生活していく中で無意識に鍛え上げたられた桁外れの筋力で、敵の魔力をものともせず己の腕っぷしのみで倒していきます。とても痛快です。

基本的にマッシュが強すぎで相手は魔法と勘違いします。

なぜその漫画をオススメしたいですか? マッシュの動きが速すぎたり強すぎたり常識を超えてくるので、敵の皆がマッシュに魔力があると勘違いするのが、毎回お約束で面白いです。

力の使い方が面白いので、読者の予想も超えていきます。

どんなシリアスな場面でも、マッシュの大好きなシュークリームでマイペースを貫き通す姿に、ありのままで良いなぁと元気を貰えます。

何だかんだで結局敵も仲間にしちゃうマッシュの包容力も素晴らしく、敵の細かい事は気にせず、各々認め合う事の良さを感じさせます。

ちはやふる 末次由紀 (著) 講談社

ちはやふる 末次由紀 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 まだ“情熱”って言葉さえ知らない、小学校6年生の千早(ちはや)。そんな彼女が出会ったのは、福井からやってきた転校生・新(あらた)。おとなしくて無口な新だったが、彼には意外な特技があった。それは、小倉百人一首競技かるた。千早は、誰よりも速く誰よりも夢中に札を払う新の姿に衝撃を受ける。しかし、そんな新を釘付けにしたのは千早のずば抜けた「才能」だった……。まぶしいほどに一途な思いが交差する青春ストーリー、いよいよ開幕!!

レビュー

どんな話ですか? 主人公の千早は、小学生の頃に、福井から来た新という男の子と出会いで、競技かるたの楽しさを知り、同じく友達の太一も一緒に、かるたにはまっていきます。新は福井に帰ってしまいますが、高校生になった千早と太一は競技かるた部に入って、切磋琢磨しながら、競技かるた道をますます極めていきます。新とは、試合で再会したり、戦うこともあります。

小倉百人一首は、小学校で触れる子どもも多いようで、お正月におばあちゃんの家で家族で楽しむ、という話も聞いたことがあります。ですが、競技かるたは、使うものは同じ小倉百人一首でも、空気、スピード感が全く違います。漫画の絵から伝わる緊張感と一瞬の駆け引きは、読んでいてこちらも汗をかいてしまうほどです。ですが、千早の一直線で周りが見えなくなって周りの人振り回したり、巻き込んだりしていく様子は微笑ましいし、時に爆笑してしまいます。また、千早以外の、競技かるた部員や他校の部員のかるたと向き合う姿や、友情や、恋愛感情の様子も丁寧に描かれていて、読み応え抜群です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 競技かるたの世界には触れたことはない方が多いと思いますが、この漫画を読むと、まずは千早をはじめとした個性豊かな登場人物たちに惹かれていきます。天真爛漫でかるたへの情熱はダントツでまっすぐ突き進む千早と、育ちの良さを感じるふるまいの中に千早への想いやかるたへの熱い想いを持つ太一、地方育ちの素朴な感じでありながら、柔らかく温かい言動の中にも強い芯を持っている新などのメインキャラだけでなく、クイーンに立ち続けるけどかわいいキャラクター好きの詩暢や千早と共に過ごす部員も、とても個性的で、私は誰が好きかなぁ、誰と似てるかなぁなんてことを考えることも楽しいです。

次に、この漫画を読むと、競技かるたの世界に惹かれていきます。多くの方にとっては、競技かるたは身近とは言えない思います。ですが、競技かるた繊細さ、大胆さ、奥深さを知ることができますので、きっと読んだ方の多くが、思わず素振りをしてしまうと思います。

人の魅力と競技の魅力を知ることができるので、この漫画をオススメしたいです。

 

王様ランキング 十日草輔 (著) ブリック出版

王様ランキング 十日草輔 (著) ブリック出版

 

アマゾン商品紹介 話題沸騰のネットマンガが、ついに電子書籍化!

王族の長男で、巨人の両親を持ちながらも、自身は体が小さく、短剣すらまともに振れないほど非力な王子ボッジ。
しかも耳が聞こえず、言葉が話せないボッジは、周りからは次期王の器ではないと噂され、どこか空虚な毎日を過ごしていた。
しかし、ひょんなことから心が通じる「カゲ」という友達を得て、人生が輝き始める。
描き下ろしもたっぷり収録の第1巻!

レビュー

どんな話ですか? 耳が聞こえない非力な王子ポッジが、成長していくストーリーです。

優しい王子が旅に出て強さを身につけていく過程がとても面白いです。

一人ひとりのキャラクターも個性があり、ストーリーがあり、話の流れで全て繋がっていきます。

いろんな事には理由があるというのを考えさせられます。

非力で城の恥さらしだったポッジが、段々と成長をし、最後はポッジが全てを救う話になってます。

何も力がなくても、優しい心と勇気とがんばりで、最後はハッピーエンドで終わります。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 何も力がなく、耳も聞こえず絶望的なはずなのに、自分に正直に生き、勇気を持って行動していくポッジの成長がすごく勇気を与えてくれます。

妬んだり、恨んだりせず、いろんな物事をしっかりと判断して、皆が幸せになるように考えて行動をするというのが、すごく勇気のある事だし、なかなかできない事だと思います。

そういった所でとても考えさせられる作品になっています。

主人公が成長をする過程も面白いのですが、キャラクターのバックがストーリーにどう絡んでくるのかがすごく考えられていて見応えごあります。