るろうに剣心―明治剣客浪漫譚― 和月伸宏 (著) 集英社

るろうに剣心―明治剣客浪漫譚― 和月伸宏 (著) 集英社
アマゾン商品紹介 逆刃刀を腰に下げ、不殺を誓う流浪人・緋村剣心――彼こそは維新志士の中で最強無比の伝説をもつ「人斬り抜刀斎」であった。維新後、その熱き想いで人々を守り続けた流浪人・剣心の活躍を描く! 【同時収録】「巻末特別編(1) るろうに―明治剣客浪漫譚―」

レビュー①

どんな話ですか? 過去に人斬りをやっていた主人公が、ある時を境に刀を逆刃刀に持ち替え、殺さずの信念の下人助けをするというお話です。

各地を旅して定住しなかった主人公が、東京の剣術道場にいる少女との出会いをきっかけに仲間が増えていきます。

人斬り時代の因縁と事件の発生により、一旦は東京の仲間と決別し京都への戦いに向かいます。

京都では、かつて敵同士だった者が新たに仲間になったり、東京の仲間が主人公を追いかけて来て絆を深めあったり、主人公の過去が少し匂わされたりと

魅力的なストーリーになっています。

京都の事件が解決後、過去編と過去にまつわる人物との闘いを経てそれぞれの道へ進んで行きます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? メインストーリーは明治11年から始まりますが、実在の人物や事件の使い方が上手く、歴史の勉強にも役立ちました。

作者自身が新選組が好きなようで、時代考証がしっかりされていると感じます。

骨組みがしっかりしているので、当時流行していた文化(牛鍋や着物にエプロンなど)を紙面を通して楽しむ事ができ、

大久保卿暗殺や阿片問題等、教科書にはあまり大きく出てこない様な事件とフィクションが上手く重なって話に説得力が出ていると感じます。

また、バトルシーンの作画は大変迫力がありますし、格好良い悪役達も魅力的です。

レビュー②

どんな話ですか? るろうに剣心は歴史と関係が深く、昔存在していた新選組も漫画として出ています。ある日人斬り抜刀斎と名のついた流浪人がいましたが、神谷薫という女の子に出会い居候することになりました。神谷薫は流浪人である正式の名緋村剣心の飛天御剣流とは別に人を生かす剣術を使います。お互い剣で人を斬ることを嫌がる気持ちが一致しお互いの心を深く知ります。そんな頃道端で歩いている途中弥彦と出会います。弥彦は今まで悪党に盗み役として働かされ、人の財布を奪っていました。しかし剣心の純粋な心に信念を抱き、弥彦も仲間になります。またある日途中で剣心と同じくらい強い人物が現れ相楽左之助に勝負を挑まれます。相楽左之助も悪い人ではなく政府のことが嫌いなだけの喧嘩屋です。昔は赤報隊として活躍していました。4人全員神楽薫の家で居候しますが、薫にちょっかいを出したりご飯が美味しくないなどわがままを言います。しかし人助けになると4人は協力し世のためや困っている人のために悪者を追い払います。剣心の人斬りの気持ちと流浪人の気持ちを行き来する漫画でもあります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 今は確かに多種多様なスポーツもあるけれど決して人を傷つけるものではありません。それは剣道だって同じです。剣道で自分の幼い心を強くする、鍛えます。しかし剣道の剣も神谷薫の流派と同じように竹刀で出来ていて、それは人を守る剣でもあります。よく世間では本当の正義とは何か、という疑問を抱いている人もいます。正義とは決して剣道で最後まで人を斬りつけたり叩いたりするものではなく、あくまでもトラブルが起こったときに人を助けるためにあります。生きることはどういうことか、何故斬るのが悪いことなのか基本になって深く考えさせられる漫画です。生きることに悩んでいる人のためにもなるためおすすめ出来ます。

聖闘士星矢  車田正美 (著) 集英社

聖闘士星矢  車田正美 (著) 集英社
アマゾン商品紹介 【燃え上がれ小宇宙!! 聖闘士星矢誕生】孤児院で育った少年・星矢は、巨大な財団を率いる城戸家に引き取られ、ギリシアに送られる。ギリシアで壮絶な特訓を受け、成長した星矢は、青銅聖衣を得て、聖闘士となった!! 日本に帰った星矢を待っていたのは、聖闘士同士で闘う史上最大のバトルロワイヤル銀河戦争だった!!

レビュー①

どんな話ですか? ギリシャ神話をモチーフにした漫画で、地上の愛と平和を司る女神アテナと、地上侵略を試みるギリシャ神話の神々の戦いを描いています。そして主人公星矢はアテナに使える聖闘士の中でも最下級の青銅聖闘士でありながら、仲間の青銅聖闘士と協力しながら、究極の小宇宙であるセブンセンシズに目覚め、黄金聖闘士や地上侵略を試みる悪の神々と互角に渡り合うことになります。最後には最強の敵である冥王ハーデスと一騎討ちする事になります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? どんな苦境にたたされても諦めない姿は本当に感動しますね。特に冥王ハーデスとの戦いや、双子座の黄金聖闘士サガとの戦いの時には特にそう思いました。また仲間との友情もオススメしたいポイントです。主人公星矢がピンチになると必ずサジタリアスの黄金聖闘士や仲間の青銅聖闘士が助けに訪れます。そして本当に重大なポイントになると女神アテナが助けにくる場合もあります。このような仲間との助け合いもオススメしたいポイントです。

レビュー②

どんな話ですか? この世に邪悪がはびこる時に現れるという女神アテナ率いる聖闘士達の戦いを描いたバトル漫画です。

この世に邪悪な神々との戦いが始まる時に地上に女神アテナが降臨して邪悪と戦うのアテナを守護する聖闘士達は世界からギリシャの聖域に集結して聖域を襲撃して地上支配を狙う邪悪な神々と戦うのだった。

だが、そんな聖闘士達も一枚岩ではなくアテナを補佐する教皇はアテナを裏切り聖闘士同士で不毛な戦いを繰り広げる事となってしまうのだった。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 聖闘士星矢という漫画がおすすめなのは基本は熱血バトル漫画でよくある感じの往年の少年漫画という感じの作品ですが

この漫画が良いと思ったのは邪悪と戦う聖闘士達の中に裏切る者が出てきたりして、単純に邪悪な神々と戦うだけのストーリーになってない点でおすすめだと思いました。

もちろん単に仲間内の戦いだけを描いているわけではなく、聖闘士同士の抗争が終わった後はしっかり邪悪な存在と戦うために聖闘士達も一枚岩になって戦うので誰が読んでも分かりやすいストーリーとなっている点でおすすめだと思いました。

犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい 松本ひで吉 (著) 講談社

犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい 松本ひで吉 (著) 講談社
アマゾン商品紹介 100万リツイート突破の話題作! ツイッターで大人気の『犬と猫どっちも飼ってると』シリーズがついに単行本化です。天真爛漫な犬くんと、魔王のように凶悪ながら愛らしい猫さま。どっちも飼えば100倍たのしい、笑いありホロリありのエッセイコミックです。とっておきハプニング満載の、描きおろしエピソードも大量収録しました☆

レビュー

どんな話ですか? 犬と猫、多頭飼いならではのドタバタな毎日を描いたコミックエッセイです。

犬くんは飼い主と猫くんが大好きで、ちょっとおバカ。

でもとても純粋。

ちょっとやそっとの事ではめげない精神力で、猫くんを構っては教育的指導をされています。

猫くんはとてもクール。

そして盗み食いに対する情熱が半端ないです。

ちょっと鬼畜な猫くんですが、たまに見せる優しさやデレの部分が堪らなく愛おしくなります。

そしてその飼い主さんは超動物好き。

二匹に振り回される日常を、面白おかしく描かれています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 全動物好きさんにとって、たまらない一冊だと思います。

犬猫の多頭飼いあるあるで、共感するところが盛りだくさんです。

笑えるお話ばかりではなく、飼い主さんが今まで経験したペットとのお別れであったり悲しい出来事も入っていて、

その時の飼い主さん心情と犬くん猫くんの態度など、読者の心に刺さります。

多頭飼いの大変さや、またそれ以上の二匹から貰う豊かで幸せな日常。

忙しいこの現代社会で心がすり減ってしまったときの一つの癒しになります。

陰陽師 岡野玲子, 夢枕獏 (著)  白泉社

陰陽師 岡野玲子, 夢枕獏 (著)  白泉社
アマゾン商品紹介 平安時代、稀代の魔術師と恐れられた陰陽師・安倍晴明。盟友にして管弦の道を究めた王子・源博雅と共に都の怪異に挑む。第1巻には賀茂忠行と共に、菅原道真率いる百鬼夜行に遭遇する少年時代の晴明を描くプロローグ「安倍晴明 忠行に随ひて道を習ふこと」、盗まれた唐伝来の琵琶・玄象にまつわる羅城門での凶事を描く「玄象といふ琵琶 鬼のために盗らるること」、僧・寿水のもとに夜な夜な現れる口の無い美女の謎を解く「梔子の女」の2編を収録。

レビュー

どんな話ですか? 言わずと知れた陰陽師・安倍晴明と源博雅陰陽師が都で日々起きる怪奇現象を解決していくというお話。

時は平安時代、鬼やもののけが都の闇にはびこり、様々な問題を起こしていきます。

そこで、都随一と歌われる陰陽師の安倍晴明と、ちょっと抜けた王子様の源博雅が絶妙なコンビネーションで問題を解決し、人々を救います。

歴史や和ものが好きな人には特におすすめの漫画。

晴明の妖艶さと博雅のおちゃめだけれど男前な雰囲気に魅了されること間違いなし!

なぜその漫画をオススメしたいですか? 岡野玲子先生の独特の絵が、安倍晴明の妖艶さをさらに引き立て、大人っぽい雰囲気が他の漫画と一線を画している。

夢枕獏先生の小説とは必ずもストーリーが一致するわけではないが、平安時代や歴史ものが好きな人なら必ず気に入る作品だと思う。

また、ちょっと抜けた源博雅や、時々すっとぼける安倍晴明など、コミカルなふたりのコンビが、鬼やもののけのグロさから暗くなりがちなストーリーに上手くメリハリをつけていて、飽きずにサッと読めてしまう作品。

この音とまれ! アミュー (著) 集英社

この音とまれ! アミュー (著) 集英社
アマゾン商品紹介 先輩が卒業して箏曲部ただ一人の部員になってしまった武蔵。四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、部の存在自体を知らない人も居る状態。そんな彼の前に現れた、見るからに不良で箏とは縁の無さそうな新入生が入部したいと言い出して!?

レビュー①

どんな話ですか? 神奈川県の時瀬高校の筝曲部に所属している主人公の倉田武蔵は、先輩が卒業してたった一人の部員になってしまった。四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、部の存在自体を知らない人も多く廃部の危機に陥いるのだった。そんな中現れた見るからに素行が悪く不良な新入生久遠愛が入部したいと言い出した。最初は拒絶していた武蔵だったが不器用ながらもまっすぐな愛を知り受け入れ、箏の家元の娘のさとわや愛の友人たちが入部しでこぼこで一見バラバラなメンバーでの青春部活物語が始まります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 音楽をテーマにしており実際に耳で音を聴くのではなく、絵や文字を目で見て音をイメージし感じなければならないのですが、登場人物一人ひとりの表情や手元の動きなどで容易に豊富な音がイメージできます。こんなに心から高揚したり、感動した漫画は初めてでどんどん物語に入り込んでしまいました。学生時代の部活動特有の情熱や努力の過程など懐かしさを感じたり高校生たちの不器用さに一喜一憂しワクワクし、恋愛模様には胸がキュンキュンします。

レビュー②

どんな話ですか? 慕っていた先輩たちがみんな卒業してしまい、倉田武蔵は箏曲部でたった1人の部員になってしまう。新年度を迎えて武蔵は新しい部員を増やすべく勧誘を頑張るものの、地味な箏曲部はまったく注目されなかった。だがそんな武蔵の前に、明らかにヤンチャで箏とは何の関係もなさそうな新入生が入部を希望してくる。廃部寸前の箏曲部だったが徐々に部員が増えていき、次第に箏曲の大会を目指すようになる。箏に青春をかけた高校生たちの熱い物語!
なぜその漫画をオススメしたいですか? 箏曲部の物語と聞いても最初はあまりピンときませんが、読んでいくうちにおもしろさがだんだんとわかってきて楽しいです!どうやったら箏が上手に弾けるのか、武蔵や愛たち箏曲部は懸命に考えてひたすら練習を繰り返します。順風満帆にいくことはほとんどなく、紆余曲折ありながら少しずつ成長していきます。各部員たちの思いがヒシヒシと伝わってくるのはもちろん、箏にどんな魅力があるのかもわかります。また絵がきれいで読みやすいですし、多くの人にオススメしたい漫画です。

H2 あだち 充 (著) 小学館

H2 あだち 充 (著) 小学館
アマゾン商品紹介 ライバルであり、親友でもある国見比呂と橘英雄。甲子園をめざす2人の“ヒーロー”に、ひかりと春華の想いが交錯する…。正統派スポーツ&ラブストーリー。

レビュー①

どんな話ですか? 高校野球を題材にされているあだち充さんの人気漫画です。中学の地区大会で優勝した、国見比呂は肘の故障により野球を諦めて、野球部の無い千川高校に入学します。中学で同じチームメイトだった橘英雄は、名門の明和第一高校に入学して1年生ながら4番を任されます。一方で国見は、千川で野球が大好きな古賀春華と出会います。肘を見てもらっていた病院の医師が医師免許を持っておらず診断結果が嘘だったことから、国見は千川に野球部を作り親友の野田とともに甲子園を目指していきます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 国見と野田の野球以外のやり取りが面白かったりするのがお勧めのポイントです。国見の魅力は、勝ちに拘らず仲間を大切にしていくところで、そんな国見と野田のバッテリーの魅力に惹かれて様々なメンバーが集まっていくところも見所です。栄京学園の広田との戦いや甲子園でライバル達との戦いなども見逃せません。ラストシーンとなる親友の橘との甲子園準決勝での対戦など、見所がたくさんで野球を知らない方にも楽しんでもらえる作品です。

レビュー②

どんな話ですか? あだち充のタッチに続く、高校野球をテーマにした野球漫画です。野球が上手でライバルである2人と2人の女性を野球を通じて描いた青春漫画です。天才投手である比呂と天才打者である英雄が甲子園を目指しながら野球を通じて争い、この他にも雨宮ひかりと古賀春華というヒロイン達との想いが交差するラブストーリーが見ものです。また、多くの仲間を募って同好会から部活動まで昇格させ、甲子園を目指すまでの仲間との友情ストーリも注目の一つです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ラブストーリーだけでなく、仲間の友情を描いた漫画であり、子供から大人まで誰でも読みやすいものとなっています。特に野球好きにとっては、プレーや能力を理想としたいものが多く織り交ぜてあります。コメディ部分も含まれており、笑いあり、感動ありの漫画で興味を持つ人は多いはずです。高校野球の面白さ、交差する恋心が詰まった名作で、恋愛漫画に興味がある人には、一度読んでもらいたいです。タッチに続く、あだち充の名作品であり、オススメです。

最遊記 峰倉 かずや (著) 一迅社

最遊記 峰倉 かずや (著) 一迅社
アマゾン商品紹介 天地乱る混沌の時代、人と妖怪が共存する“桃源郷”で突如妖怪が暴走し、人間を襲い始める。地獄絵図と化した桃源郷の異変を止めるため、超鬼畜生臭坊主・玄奘三蔵は、元気な小猿・孫悟空、すっとぼけお兄さん・猪八戒、エロ河童・沙悟浄とともに西を目指す。西遊記をモチーフに魅力的なキャラクターが活躍するスタイリッシュアクションの開幕!!

レビュー

どんな話ですか? ギャグと作者愛の詰まった西遊記パロディ漫画です。峰倉かずやさん作です。長安から三蔵法師・孫悟空・猪八戒・沙悟浄・白馬(白竜)が西域(天竺)を目指す旅という設定は変わりません。西域を目指す理由が、西域にある経文を写経し長安に持ち帰るつまり修行であるというのがオリジナルですが、最遊記では西域に封印されている牛魔王の蘇生実験を阻止するための旅つまり任務となっています。この段階で現代風に言うと社畜感が否めませんが、最遊記の三蔵法師は呑む・打つ・撃つの「物騒な仏僧」がキャッチフレーズな男なので、ヘコヘコした社畜ではなく俺様な社長みたいな人間です。他3名+1匹も破天荒・唯我独尊なキャラクターばかりです。ちょっと興味が湧いてきませんか?
なぜその漫画をオススメしたいですか? 最遊記のオススメポイントはズバリ登場するキャラクターにあります。オリジナルでは、孫悟空が妖術・体術・知力の揃った俺様サル妖怪男、猪八戒が怪力食いしん坊のお調子者ブタ妖怪、沙悟浄が神経質な術使いカッパ妖怪、三蔵法師が気弱でありながらも正しくあろうとする僧侶(人間)、三蔵を乗せて天竺まで同行する聡明な白馬の5名です。最遊記では、食いしん坊の天真爛漫な少年妖怪の孫悟空、メンバー内のブレーンであり保父さんの青年妖怪である猪八戒、自堕落でありながら影の気遣い屋である青年妖怪の沙悟浄、縁の下の力持ちでジープ(車)に変身できる白竜妖怪のジープ(名前)、眉間のシワがとれる日は来るの?マルボロ(タバコ)大好き三蔵法師(人間)の計4名+1匹です。見事に性格が入れ替わっていますが、ここに「イケメン」というワードを存分に足してください。

サムライソルジャー 山本隆一郎 (著) 集英社

サムライソルジャー 山本隆一郎 (著) 集英社
アマゾン商品紹介 若さと無謀が交錯する街、東京・渋谷に「凶竜」と呼ばれた男、藤村新太郎が帰ってきた!! 最強不良集団「ZERO」の頭、桐生達也の「統一宣言」で、一気に血の匂いが充溢する渋谷!! 元・「ZERO」メンバーの新太郎は争いの渦中へ少しずつ…!? 無軌道な暴威が紡ぐ、ギャングスタ抗争物語が今、幕を開ける…!!

レビュー

どんな話ですか? 主人公の藤村新太郎が少年院から戻って来たことろから物語がスタートする。

渋谷で最強のチームと呼ばれていた「ZERO」の元メンバーである新太郎は渋谷に戻って来て花屋でバイトをしている。

平穏な日々を過ごすはずだったが、親友の桐生が不穏な動きをしていることを聞かされる。

心配になった新太郎は桐生の目を覚まさせる為に再び渋谷の悪ガキ達の世界に戻ることになる。

「渋谷の恐竜」と恐れられていた新太郎が渋谷を舞台に暴れまわるヤンキー漫画である。

「ZERO」のメンバーも個性豊かで魅力的な男が揃っている。

なぜその漫画をオススメしたいですか? もう大人になって社会人として真面目に生きていこうとしている主人公が昔の仲間の為に再び不良の世界に戻ってしまう設定が面白いです。

登場人物の1人1人に物語があります。そして、背負っているものがあるのでお気に入りのキャラクターを見つけることができると思います。

ヤンキー漫画といえば大体は高校か中学を舞台にしていますが、サムライソルジャーは若干20歳や20代の登場人物が多く、大人と子供の間で葛藤している様子も描かれています。

他のヤンキー漫画とは一味違います。

三国志 横山 光輝 (著) 潮出版社

三国志 横山 光輝 (著) 潮出版社
アマゾン商品紹介 今から約1800年前、中国・後漢時代末、黄巾の乱と朝廷内の争いによって、漢王朝は滅びようとしていた。乱れた世を正し、人々の苦しみを救おうと、玄徳・関羽・張飛の三人は、桃園で義兄弟の契りを結び立ち上がった。巨匠・横山光輝の熱筆によって新たな生命を吹き込まれた英雄たちが、悠久の大地を舞台に繰り広げる壮大な歴史ドラマ、ここに開幕!

レビュー①

どんな話ですか? 紀元180年ごろの舞台は中国、政治は乱れ天下はすでに崩壊したこの国を立て直す為、志は違う3人の英雄、劉備、曹操、孫権といった英雄達の戦いを描いた作品です。そしてそれに付随する諸葛亮孔明なだたる武将の活躍を描いています。数ある三国志の漫画でこの横山作品はのちに蜀の国を建国する、劉備に焦点をあて描いた作品になっていて、劉備が、義兄弟とする張飛、関羽との出会いからどのように蜀の国を建国して最後は蜀の国がなぜ滅び三国時代が終わったか良くわかる漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この作品の特徴として、他の三国志の作品に比べると漫画の構成や会話など小学生でも分かるように描かれているので、とても読み安く、三国志の歴史の流れが頭に入ってきます。また古事成語などの由来もあり勉強になります。中国の地名や場所も沢山出てきますので、中国の地理の勉強にもなります。そしてスケールのでかい物語がなにより人を惹きつけます、武将達の人間模様や駆け引きはとても面白いですし、勉強になります。広大な大地を駆け巡る爽快な作品です。

レビュー②

どんな話ですか? 舞台となるのは中国で、時の王朝である「後漢」の末期(西暦180年頃)から「晋王朝」成立までのおよそ100年間を描いた作品です。

宦官による腐敗した政治に疲弊する民衆達。ついには業を煮やして立ち上がり、反乱を起こします(黄巾の乱)。しかし大きくなりすぎた組織は暴徒となり、それを鎮圧するべくある男が立ち上がります。漢の皇室の末裔を名乗る男、その名は劉備玄徳。彼には桃園で生死を共にすることを誓った義兄弟の関羽・張飛の豪傑が従い、漢王朝の再興を夢見て様々な困難に立ち向かうのであった。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 「ストーリー・登場人物共に素晴らしい」に尽きます。

三国志演義を元に描かれているため劉備(蜀軍)を中心に物語は進みますが、曹操(魏軍)や孫権(呉軍)についても多くの魅力的な武将が登場します。それぞれに感動的なドラマが用意されており、とにかく読み手を飽きさせません。また、三国(魏・呉・蜀)以外にも董卓や呂布など個性豊かなキャラが多く登場し、劉備や曹操と複雑に絡み、そしてそれぞれが成長していく様は多くの感動を与えてくれます。

初見で全てを把握するのは非常に困難で、「何度も読み返すことで理解を深め、そして都度新たな発見ができる」そんな素敵な漫画です。

ミュージアム 巴亮介 (著)  講談社

ミュージアム 巴亮介 (著)  講談社
アマゾン商品紹介 悪魔の蛙男、“私刑”執行。“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”“均等の愛の刑”“針千本のーますの刑”“ずっと美しくの刑”――。すべては、ある1つの裁判から始まった。超戦慄連続猟奇サスペンスホラー、絶望大解禁!!!

レビュー

どんな話ですか? 主人公は警察官で、家庭を置き去りにして仕事に没頭している沢村久志。

刑事事件が発生し、獣に惨殺されるという事件を担当することとなる。
犯人は、おもちゃのカエルの仮面をかぶって、雨の日に犯行を行う「カエル男」と呼ばれる男だった。
そして「カエル男」は、次々と恐ろしい犯行を繰り返してしまう。
主人公はすべての被害者がある事件の裁判員制度にのっとった裁判員であることに気づく。

犯人は、その事件の被告の関係者による復讐だと当初は思われたが・・・。

なぜその漫画をオススメしたいですか? この物語の本当に面白いところは、これを考えた作者の漫画家としての才能だと思います。

表現力、構成力が最高で、話の細部まで事細かに作り込まれています。

作者の隠されたメッセージがところどころ散りばめられていて(最後の名刺のところなど)、

結末まで読むと背筋ゾクゾクしました。

話としてはハッピーエンディングなのですが、主人公と奥さんのことを考えると一概には喜べませんでした。

犯人の残酷さや不気味さが普通じゃないある意味異常な物語でした。