花田少年史 一色まこと (著) 講談社

花田少年史 一色まこと (著) 講談社

アマゾン商品紹介 近所でも一押しの悪ガキ・花田一路(はなだ・いちろ)少年。ある日、いたずらが過ぎ自動車に激突してしまう。幸いにも九死に一生を得たがこの事故以来、頭に残った9針のキズと共にオバケが見えるというコワ~イ能力まで得ちまったからたまらない。

レビュー

どんな話ですか? 昭和は舞台で、近所でも有名な悪ガキ少年花田イチロが、母親と喧嘩して自転車で家を飛び出し、交通事故に遭い生死をさまようが、後頭部に抜い跡は残ったが、助かる。それからというもの、イチロはお化けが見えるようになってしまう。イチロの前に現れるお化け達は、イチロにお願いばかりしてくる、この世に未練を残したお化けばかり、イチロは嫌々ながらも、様々なお化け達の願いを叶えるべく奮闘する笑いあり、涙ありの感動作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 悪ガキイチロがお化けの願いを叶えるべく奮闘するのですが、お化け達の願いは、親と子の絆、動物達との絆を、人と人との絆の大切さや、切なさを其々の話の中で描かれていて、涙なしでは読めないほど、感動できます。それだけではなく、主にギャグ要素が強いので、楽しみながら、感動できるので、かなり惹きつけるられます。様々なお化けを通して、色々と考えさせられますし、クライマックスも、イチロ自身の親子の絆と重なるように描かれていて、最後まで満足のいく作品だと思います。

百万畳ラビリンス たかみち (著) 少年画報社

百万畳ラビリンス たかみち (著) 少年画報社

アマゾン商品紹介 人と関わるのが苦手な礼香はゲーム会社でバグ探しのアルバイトをしていたが、ルームメイトの庸子と共に木造迷路に迷い込んでしまい!?ミステリーファンタジー!

レビュー

どんな話ですか? 比較的現代の世界に近い世界をモチーフとしたお話。

ゲーム好きの女の子主人公が、ゲーム会社でのバグ取りの仕事をしていることから話が始まります。

ある日目が覚めると至って普通の世界に見えるが、どうにも世の中の事象が通じない世界にいることに気づきます。

幸い、同居人で同じバイトをしている友達も同じ空間にいること、お互いにゲーム好きであることから、自分たちがいる世界を探索する、というお話です。

ゲームが好きな人ならではの現世の着眼点、最後のストーリまでひきつけます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 何と言ってもストーリーが秀逸であるため、です。最初は、主人公たちが舞い込んだ世界を解決していく、というお話です。

舞い込んだ世界ならではの不思議な点を解決し、法則を見つけ、また次々と違うステージに進んでいく様はゲームをやったことがある人であればだれでもはまると思います。

次に主人公の独特な視点と、それを突拍子もないと映さずに、あり得る、と解説していく漫画のスト―リーがどんどん引き付けていきます。

上下巻の2巻構成でありますが、中身は倍程度の厚みがあると思います。読ませる作品でありお勧めです。

コーヒー&バニラ 朱神宝 (著) 小学館

コーヒー&バニラ 朱神宝 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 大学デビューをしたものの、いつの間にか高嶺の花になっていたリサ
そんなリサのピンチを救ってくれたイケメンスーツ男子・深見さん!
レンアイ超初心者なリサに彼がくれるのは・・・!?
チーズ!で人気急上昇中のシンデレララブストーリー待望の1巻刊行です!!

レビュー

どんな話ですか? 普通の女子大生リサが、ある日素敵な男性に出会い、恋をする話です。相手の深見さんは超ハイスペックな男性ですが、リサに一目ぼれして溺愛します。2人の甘い恋模様が見ていてキュンとしました。2人が交際していくなかで、大学の同級生や幼馴染などライバルが次々と出現します。リサが成長していく様子も応援できます。色んな困難があっても2人で乗り越えていくストーリーです。ラブラブなシーンやドキドキするシチュエーションがたくさんある漫画でした。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 他の恋愛漫画と比べると少し非現実的な設定やストーリーですが、それが逆に自分の現実逃避になってどっぷりハマれる漫画です。主人公のリサも共感できる点が多く、程よくリアリティがあってバランスが取れています。2人のラブラブなシーンもしっかりページを使って描写されているので癒されます。続きが気になる展開が多く、どんどん読み進めたくなる漫画です。とにかくドキドキできてこの漫画の世界に入り込めるところが魅力です。

裏バイト:逃亡禁止 田口翔太郎 (著) 小学館

裏バイト:逃亡禁止 田口翔太郎 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 命に値札を付けろ。令和の最恐ホラー爆誕。

裏バイト。
それは合法違法含むグレーゾーンの高額報酬アルバイト。
その金は、あなたの命の値段。

とある事情で大金を求める黒嶺ユメと白浜和美の2人は、
軽い気持ちで裏バイトに手を染めていく――。

死と直面する第1巻。

※本作品は心身に多大な影響を与える可能性がございます。
閲覧は自己の責任において、十分に注意して行ってください。
これによって生じるいかなる損害について、一切の責任を負いかねます。

レビュー

どんな話ですか? ハマちゃんとユメちゃんという二人の女の子がお金を稼ぐ為に様々な高時給・訳ありの裏バイトをこなしていくお話です。
大体2、3話で1つの裏バイトが終わります。
そして大概の場合裏バイトである理由に関わっているものは人外のものであり、すっきりした解決はせず余韻を残して終わります。
命がけで裏バイトに挑む彼女達の生命線は、ユメちゃんの危険察知能力とハマちゃんの行動力です。
二人のコンビネーションと裏バイトに関わる怖いものの取り合わせがとても絶妙です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私は怖い話がもともと好きで本作を初めて読んだ時は面白いと思ったのですが、後からじわじわと怖くなりました。

読み返したらやっぱり怖かったんです。

あまりこういう感覚になることは無かったので、そこから本作を読み続けています。

ハマちゃんとユメちゃんの掛け合いで多少マイルドになっている部分はあるのですが、ホラーにつきものの不条理さがものすごくよく描かれている作品だと思います。

ダイレクトに怖い漫画は結構ありますが、時間差で後からじわじわと怖くなる漫画はあまり無いのでオススメしたいです。

 

キャットストリート 神尾葉子 (著) 集英社

キャットストリート 神尾葉子 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 16歳の恵都は、かつて有名な子役だった。だが9歳の時、ミュージカル「サニーデイズ」の舞台上で恵都は大観衆の前で何もしゃべれず立ち尽くしてしまい芸能界を引退。全てを失い不登校&ひきこもりの生活を送る恵都の前に、ある日1人の男が現れフリースクールへ誘われて…!?

レビュー

どんな話ですか? 主人公の青山恵都は、天才子役として有名でしたが、園田奈子とダブル主演で演じた、【サニーデイズ】の初日舞台で友達だと思っていた、奈子に裏切られてしまいます。その出来事があって7年間、人間不信となってしまいます。その後は芸能界を引退して、小学校も不登校になってしまいました。そんな生活をしていたある日、フリースクールの学長に出会います。ずっと不登校、引きこもりだったので、漢字の読み書きもできず悩むこともありましたが、通って行くうちに出会った、同級生と再会やフリースクールでの仲間のおかげで前に進んでいく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 神尾葉子先生(代表作:花より男子)の作品はすべて好きなのですが、数多くある漫画の中で一番好きな作品は【キャットストリート】です。

)この作品は、主人公が友情、恋愛、学園と様々なことに取り組んでいきます。引きこもりで不登校だったのに、出会いのきっかけで変わっていくところが大好きで

何度も見ています。友人や職場で嫌なことがあったときに、読むと元気になれます。神尾葉子先生の作品では、【キャットストリート】は名前はあまり知られてませんが、私は1番見てほしい作品です。

焼きたて!!ジャぱん 橋口たかし (著) 小学館

焼きたて!!ジャぱん 橋口たかし (著) 小学館

アマゾン商品紹介 もともとゴハン党だった和馬は、6歳の時にパンの虜になった。その訳は、近所にあったパン屋さん「サンピエール」で、抜群においしいパンを食べたことにある。サンピエールの店主は、日本が世界に誇れる日本人のパン「ジャぱん」を創ることが夢だった。フランスパン、イギリスパン、ドイツパンなど、世界には自国の名を冠したパンが沢山が、日本にはない。そこで店主は、世界中に愛される日本のパンを創ろうとしていたのだ。フランスで修行を積んだ彼は、そのパンを故郷で創ろうとするが上手くいかず、東京に出ることにする。そしてまた和馬も、彼の意志を自分で実現させようとパン創りに夢中になったのだ。それから10年の月日が流れ、中学を卒業した和馬は、東京でも1、2を争う有名なベーカリーショップ「パンタジア」に採用され、大きな希望を胸に上京する

レビュー①

どんな話ですか?  主人公は東和馬(あずまかずま)。彼は田舎に住む少年であり、ある日、大手ベーカリーであるパンタジアの採用試験に応募し、自分は受かったものだと早とちりして上京する。しかし、実際はただ採用試験にエントリーしただけであり、そこから採用を目指して、様々な試験を乗り越えていく。

また、彼は実際誰かにパンの手解きを受けてきたわけではなく、最初、パン屋の店主にパンづくりを教えてもらって興味を持った後は、自己流でパンを作り続けてきていた。そのため彼が作り出すパンはいつも、普通の職人では考えつかない驚きのものばかりであった。

なぜその漫画をオススメしたいですか?  まず、話の中に出てくるパンが魅力的で読んでいるだけでお腹が空いてきます。また、レシピは実際に実現可能なものが多く、子供でも簡単にできるものから、少しレベルが高いものまであり、漫画の間にはレシピの説明が書かれたページもあります。

このお話はアニメ化もしましたが、同時に人気が出てきてからはコラボ商品として発売されたパンもあります。今はもう手に入らないものですが、作者の方の開発に関しての小話など漫画以外の部分でも大きな魅力がある作品です。

レビュー②

どんな話ですか? 焼きたて!!ジャぱんは、簡単に言うと料理の中でもパンを主軸とした漫画です。太陽の手というものを持つ主人公の東和馬が自分の作る独特なジャぱんというパンで、日本のみならず海外の中の様々なパン作りの人たちと勝負をし、自分のジャぱんを極めていくという物語です。また、その漫画には、東和馬だけでなく、出てくるキャラクター全てが個性的で、面白く、出されるパンも今まで知らなかったようなおいしそうなパンが多く出てくる所も魅力です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? まず、出てくるキャラクターが個性的で面白い所です。例えば、主人公の東和馬・関西弁の河内恭介・堅物な諏訪原 戒等のキャラクターのリアクションや個性的なパンは非常に面白いと感じました。次に、時々出てくるパンを作る際のマメ知識も実際のパンを作る際にためになるものが多いので魅力的だと感じました。さらに、パンの審査員の人たちのパンを食べた後のリアクションがオーバー過ぎて予測不能な所も非常に面白かったと感じました。

ポーの一族 萩尾望都 (著) 小学館

ポーの一族 萩尾望都 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 1880年ごろ、とある海辺の街をポーツネル男爵一家が訪れた。ロンドンから来たという彼らのことはすぐに市内で評判になった。男爵夫妻とその子供たち、エドガーとメリーベル兄妹の4人は田舎町には似つかわしくない気品をただよわせていたのだ。彼らを見たものはまるで一枚の完璧な絵を見るような感慨にとらわれた。実は、その美しさは時の流れから外れた魔性の美。彼らは人の生血を吸うバンパネラ「ポーの一族」であった。市の外れに家を借りた一家は、人間のふりをしながら一族に迎え入れるべき者を探し始めた。そして、エドガーが興味をひかれたのが、市で一番の貿易商の子息であるアラン・トワイライトだった…。

レビュー

どんな話ですか? 遥か時の彼方を越えて、永遠の時を生き続ける吸血鬼(バンパネラ)たち。時に人間を喰らい、時に人間とひっそりと同化しながら、不老不死を生きるバンパネラ。約250年前、14才でバンパネラとなり、少年のまま永遠の時を生きるエドガーを中心に妹メリーベル、同じく少年のままバンパネラになったアランらが、生きる苦悩、愛するものを失う悲しさ、中世から世界大戦、現代に至るまで出会う者たちとの関わりや遭遇する出来事、一族の秘密などを細やかに描く。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 少年のまま永遠に生き続けるということがどんなことか。大人と違い、身体も精神も安定しない状態のままで生き続けなくてはならない。安定しないが故に、些細な心の揺れまで大きくクローズアップされる。大人が生き続けるのとは違う、もっと繊細な視点で物語が展開される。少女漫画の神様・萩尾望都の代表作であり、その情緒的な表現は、従来の漫画の枠を越えた文学性が感じられる。「ポーの一族」はいくつもの短編・長編が重なったシリーズであるが、1972年短編「すきとおった銀の髪」から1974年短編「エディス」を発表後、40年のも空白期間を経て、2016年長編「春の夢」にて再開。2021年現在も続行中である壮大なシリーズである。

ピューと吹く!ジャガー うすた京介 (著) 集英社

ピューと吹く!ジャガー うすた京介 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 酒留清彦はミュージシャンを夢見る17歳。ある日、意を決してオーディション会場へやってきた清彦は、そこで謎のフエ吹き男と出会う。彼こそが、この後の清彦をギャグ人生へと誘うジャガーさん、その人であった!!

レビュー

どんな話ですか? ギタリストを目指して養成所に入所するはずだったのに、笛を吹く謎多き男ジャガージュン市とであったことでなぜか「ふえ科」に入ってしまった青年酒留清彦こと通称ピヨ彦の物語です。基本は不条理ギャグマンガの路線を貫いており、破天荒なジャガーに振り回されるピヨ彦という構図です。さらにはヒップホップを嗜むダメ忍者のハマーや引っ込み思案なのにアイドル志望の白川高菜を加え、不条理で爆笑必至のすごく面白い漫画なのです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 不条理ギャグ路線を貫いており、理屈などを関係ない力技で笑わせてくるのが面白いからです。元気がない時や、暇なときに読んでみることをおすすめします。絶対に笑えますから。週刊少年ジャンプの隅の隅で長期連載されていた漫画で、いつ打ち切られてもおかしくないようなギリギリの感じがこの漫画らしくて大好きでした。大人になった今でもこの漫画はとても面白く本屋にいったら時々立ち読みしてしまいます。ぜひとも読んでみることをおすすめします。

30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい 豊田悠 (著) スクウェア・エニックス

30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい 豊田悠 (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 30歳まで童貞だったので、魔法を使えるようになってしまった安達は、「触れた人の心が読める」という地味な魔法の力(スキル)を持て余していた。そんなある日、仕事の出来る同期のイケメン・黒沢の心を読んでしまう。黒沢の心の中は、安達への恋心でいっぱいで――!? Twitter&pixivで大人気のマンガがついに書籍化! 40ページ以上の描き下ろしを収録。爽やかイケメン→→→拗らせ童貞による好意が丸見え純愛(ピュアラブ)BL、ここに爆誕。
※デジタル版限定特典:描き下ろしマンガ1P収録

レビュー

どんな話ですか? 30歳になるまで誰とも付き合ったことの無い主人公、安達清は30歳の誕生日の日に突然人に触れると心が読めてしまうという魔法に掛かってしまう。都市伝説だと思っていたのにかかったので焦っていたけど、人に極力触れなければ心を読まなくて済むことに気づき気をつけて生活をするようになります。そんなある日満員のエレベーターで、会社一のイケメンで仕事のできる黒沢優一に触れた際、まさかの自分に好意がある事を知ってしまい・・・という物語です
なぜその漫画をオススメしたいですか? 豊田悠先生の書かれる心情表現が素晴らしいです。安達は自分に自信がないですが、黒沢の心を読んでいると、普段から安達は仕事が出来るし丁寧だしなど安達のことを評価していつも見ていてくれているんだと知って嬉しい気持ちになります。ですが安達はノンケなので黒沢の気持ちにはすぐ答えられるはずもなく距離をとってみたり近づいてみたりの葛藤があります。そんな感じで関係を育みながらの黒沢の告白には胸を打たれました。やさしい気持ちになれる漫画です

クローズ 高橋ヒロシ (著) 秋田書店

クローズ 高橋ヒロシ (著) 秋田書店

アマゾン商品紹介 最強の男・坊屋春道を中心に暴走するはぐれ者。群れることを拒んだアウトサイダーの怒りと友情!!

レビュー

どんな話ですか? 不良達が集まる鈴蘭高校。ここは昔から番長になった人間がいないというほどの不良校、そこに転向してきた坊屋春道やその仲間達の物語。

同じ街にはもう一つの不良高校、鳳仙。バイクチームの武装戦線。いくつもの高校が1つにまとまった黒焚連合。この4つが喧嘩をしたり、お互いを認め合ったり、また、他の地域からきた不良と力を合わせて喧嘩をしたり?そういった漫画になります。

一人一人の個性も強く、皆曲がったことは嫌い。自分のけつは自分で拭くという筋の通った人間達の熱い漫画です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 少年ジャンプ的な喧嘩に勝ったら次にもっと強い敵が来て、それにも勝ったらもっと強いのが来て。という感じのところもありますが、魅力的なのは喧嘩するにも筋が通ってること。自分のことは自分で決着つけようとするところ。また、友達のために体を張れるところ。そういうところは喧嘩や不良というものが好きでない人にも何が心に響くものがあるんではないでしょうか?また男なら若いうちに一度はこんな風に熱くなってみたかったと思うかもしれません。