チェンソーマン 藤本タツキ (著) 集英社
アマゾン商品紹介 | 悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕! |
レビュー
どんな話ですか? | 「悪魔」が実在する世界において、親が自殺し残された借金を返済するためデビルハンターとして日銭を稼ぐ主人公デンジが、飼っていたポチタという謎の悪魔の力を得て、頭部と腕がチェンソーの異形に変化し悪魔と戦うダークヒーローの話です。
デンジは学校に通っていない程のド底辺出身で、学力はおろか基本的道徳すら持ち合わせていない状態から話がスタートします。デンジがチェンソーの異形になりゾンビの悪魔を倒したところで、そのゾンビの悪魔を追跡していた公安組織にデビルハンターとしてスカウトされます。公安組織に所属することになったデンジは同僚のサポートを受け、悪魔とのバトルを経て成長し、次第に人間性を獲得していきます。 |
なぜその漫画をオススメしたいですか? | 週刊少年ジャンプという超メジャー誌での連載でありながら、読者の予想のナナメ上をいく展開、青年誌張りのスタイリッシュな絵柄や構図は必見です。良い意味で週刊少年ジャンプしていない、大人でも鑑賞に耐えうるマンガだと思います。
今連載は終盤ですが、ここに来て明かされる衝撃的な内容を踏まえて最初から読み直すと、序盤の何気ない話に張られた伏線に気づきます。作品全体の構成力が高いです。 作者の藤本タツキは映画への造詣が深く、様々な映画のシーンをオマージュとしてマンガに組み込んでいます。あまりに巧みなので映画好きなら元ネタを探すという愉しみ方もあります。 |
最近のコメント