幸福について ショーペンハウアー , Teamバンミカス , 伊佐義勇 講談社
アマゾン商品紹介 | “あなたはいま幸せですか?”と問われたらなんと答えよう。幸せな人も、そうでない人も。しばしショーペンハウアー先生に耳を傾け、幸福について考えてみよう。自身の生涯を通じて、幸福とは何かについて思索したエッセイ「幸福について」を、ドラマチックに描き幸福の本質に迫ります。”人間が幸福になることは難しい。しかし、出来る限り楽しく生きる術はある”。 著者は63歳まで全くの無名の哲学者。17歳で父親を亡くし母親に見捨てられて以来完全な孤独。出版した本はすべて絶版。地位も名誉もない。それでも幸福になれると言い切る天才哲学者。読むと幸せになれる一冊です。 |
レビュー
どんな話ですか? | この漫画は講談社・まんが学術文庫の哲学書のシリーズで、ショーペンハウアーの難解な哲学書を漫画で読みやすく紹介しています。ある日ショーペンハウアーは自殺しようとしていた若い彫刻家と出会い、自分の家に庇護します。その若い彫刻家の女性は、・どうして生きるのか・生きなくてはいけないのか・どういう考えを持って生きていくべきなのか・・・と悩んでいます。主人公は彼女に ”心の持ち方” を、自分の豊かな経験談、特に失敗し打ちのめされた時期の経験を踏まえて語っていきます。 |
なぜその漫画をオススメしたいですか? | この漫画は”なぜ孤独を愛するべきなのか”というテーマに沿って、主人公ショーペンハウアーが経験を元にした”心の持ち方”を悩める若い彫刻家に語っていきます。人が持つ”主観”と”客観”の二つの見方の内、人は客観に縛られていると主人公は語ります。ひとは3種類の欲望 ”必要で自然な欲望:食と衣” ”不必要で自然な欲望:性的な満足” ”不必要で自然ではない欲望:栄華”。財産や名声は海の水に様に飲めば飲むほど喉が渇き、限りがない。故に客観的な現実を良くする努力は必要ですが、同じ様に主観的な現実を良くする様に努力したほうがいい。自分を主観的に見る事への重要性を語る主人公を通じ、物の見方・考え方を学べる漫画です。 |
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