藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(1)ミノタウロスの皿 藤子・F・不二雄 小学館

藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(1)ミノタウロスの皿
藤子・F・不二雄 小学館

アマゾン商品紹介 藤子・F・不二雄のSF短編112話を全8巻に完全収録した“PERFECT版”が登場! 鋭い風刺精神を存分に発揮した「藤子美学の世界」にどっぷり浸かれる作品集!

ある日突然、ある町のスーパーマーケットのむすめが、スーパーマンになってしまった。「女の子のくせに、えらいものになってくれたね」と嘆く両親だったが、町内会長がやって来て、「スーパーマンの店と大はやりになるだろう」と言ったことから、両親は大喜び。「がんばってスーパーマンをやりなさい」と言われるものの、むすめは何をしたらいいのかわからず……(第1話)。
乗っていた惑星間航行ロケットが故障し、生き残ったのはオレ1人。水、食料ともに底をついたが、救助艇がくるのは23日後だという。やっとの思いで不時着した地球型の惑星。そこには低い段階ながらも文明があり、ミノアというかわい子ちゃんとも出会うことができた。ところが、その文明というのが実は……(第2話)。

どんな話ですか? 宇宙船が難破した主人公はある星に辿りつきます。その星では牛と人間の立場が逆転をして牛が星を支配し、人間は家畜や愛玩動物として飼われていました。主人公はミノアという女性に一目ぼれしました。ある日主人公はミノアは大祭でご馳走として、食べられてしまう事を知った。主人公はその星の支配者に抗議をしに行きます。ですがいくら言葉をつくしても伝わらず、途方にくれます。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 意思疎通ができずに徒労に終わる事は実社会の中でもあるのではないのでしょうか。まったく違う意識を持つ人と話をする事は別の惑星と話をする事と同じだと思います。何がよくて何が悪いかは環境によって大きく変わってしまうもので、人の命の重さ、軽さも星が違えば大きく変わっていくものだと気付かされた作品です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 実生活で価値観の違いで悩む人、言葉をつくしてもどうしても伝わらなくて辛い想いをした人
読んだことによるエピソード 人間社会の価値観について考えるようになりました。

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