地獄甲子園  漫☆画太郎 (著)   集英社

地獄甲子園  漫☆画太郎 (著)   集英社

アマゾン商品紹介 【野球十兵衛見参!】甲子園を目指して張り切る星道(せいどう)高校野球部とその校長。だが、1回戦の相手は、ルール無用の無法地帯・外道高校…。ショックを受けた校長だったが、ボールひとつで次々と不良をぶちのめす男・十兵衛を発見。さらに十兵衛はスーパートルネード投法で、番長を…!? イカした2巻の予告編も収録! まさに外道な第1巻!

レビュー

どんな話ですか? 甲子園出場に執念を燃やす校長と地区予選1回戦の様子が、主に玉拾いの1年生の視点で語られます。

有望な野球部員を獲得し意気揚々としていた校長でしたが、地区予選1回戦の対戦相手が、勝つためには手段を選ばない事で知られる高校にあたってしまい狼狽。

そんな折ひょんな事で知り合った、ケンカの強い野球経験のある転校生に勝利の全てを託します。校長から全てを託された転校生は、ラフプレーにも動じない有望選手のスカウトに走り回りますが、結局1回戦の開始時間には間に合わず、転校生が試合会場にやって来るまでの間、校長と玉拾いの1年生で時間稼ぎをする、という内容です。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 凄まじくバカバカしいストーリーと、ストーリーの合間に展開されるサブストーリーとの脈絡の無さが、全くもってわけがわからないので、ストーリーの整合性などといった、通常は重視される要素が途中から放棄されます。

さらに、作者である漫画太郎先生特有の絵のタッチに凄味があり、なおかつひたすらナンセンスに徹しています。

これら2つの要素が折り重なり、読んでいるこちらも途中から、小難しい事を考えるのがバカバカしくなるので、妙にスッキリとした読後感を味わえるのがオススメポイントです。

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