透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~ 沖田×華 講談社

透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~ 沖田×華 講談社

アマゾン商品紹介 看護学科の高校3年生の×華は母親のすすめで産婦人科院の見習い看護師として働くことになる。中絶の現場やその後処置を体験して一時は辞めそうになるが、出産の現場に立ち会い生まれる命の力強さに感動し、仕事を続けていく決意をする。「多くの人に教えたい、読んでほしい」回を追うごとに読者からの反響が大きくなっていった感動作、いよいよコミックスで登場!

レビュー

どんな話ですか? 作者の沖田さんがお母さんにすすめられ、高校時代に勤めていた産婦人科の看護師の経験を元に描かれた漫画です。妊娠、出産をテーマにした漫画ですが、DVや中絶や性虐待などについても1話ずつ分けて詳しく描かれており、産婦人科の光と影の部分が上手く描かれた作品です。バイト中に中絶胎児を小さなケースに入れて、業者に引き渡す仕事をされていましたが、引き渡す前に歌を歌ってあげたり外を見せてあげたり、元気に産まれる事のできなかった命に対しても丁寧に向き合う姿が印象的でした。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 自分自身妊娠、出産を経験するまでは、妊娠、出産は幸せな事で漠然と皆元気に産まれてくるというイメージを持っていました。その裏で望まない妊娠があったり、妊娠中に母体または胎児に異常があったり、産まれてからも元気に成長ができなかったりとさまざまなケースがある事を知りました。この漫画を通して始めて知った知識もたくさんあるので、みなさんにも知って欲しいと思いました。過酷な内容も多いですが、絵のタッチや表現から癒され感動する作品です。

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