イティハーサ 水樹 和佳子 (著) クリーク・アンド・リバー社
アマゾン商品紹介 | 人はなぜ神を求めるのか。 約一万二千年前、人が神と接することのできた古代の日本。 ある村に暮らす少年・鷹野(たかや)は、捨てられた赤子を拾った。 赤子はとおこと名づけられ鷹野の妹として育てられた。 とおこが七歳になったある日、村は邪悪な威神(いしん)の徒党に襲われる。 生き残ったのは鷹野ととおこ、そして青年・青比古の3人。 彼らは威神と対立する、亞神(あしん)の信奉者たちと出会い…――SF大河ロマン堂々開幕!!巻末には、オリジナルコンテンツを収録! 電子書籍のみの描き下ろしイラストとサイン付き! |
レビュー
どんな話ですか? | 1万2千年前の古代日本舞台がとなり、トオコ、タカヤ、アオヒコを中心に人とはなにか、神とはなにか、自然との共存、宇宙などをテーマにした壮大なファンタジー。元来信仰していた目に見えない神々への信仰が薄れつつある中、隣国から突如として現れた目に見える神々への脅威、亜神と呼ばれる美しくへ平和を好む神々、威神と呼ばれる争いを好む神々と、人との戦い、平穏を望む人々、悪に惹かれる人々、神は、人はいったいどこへ向かうのか。 |
なぜその漫画をオススメしたいですか? | 30年以上前に連載が開始された漫画なので、絵自体には少し古さを感じるかもしれませんが、登場人物達が美しく、とても魅力的です。子供から思春期、青年期への移ろい、自分が何者なのかとゆれ動く心の描写や、戦い、人との出会いを通して主人公たちが成長していく様が良く描かれていると思います。現代人が忘れ疎かになってしまっている自然への脅威、神々への畏怖、信仰などを思い出させてくれる漫画だと思うのでオススメしたいと思いました。 |
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