下弦の月 矢沢あい (著) 集英社
アマゾン商品紹介 | 美月は、ギターでせつない旋律を奏でるアダムと運命的な出会いをする。居心地の悪い家を飛び出し、アダムと暮らし始めた美月だが…。ミステリアス・ラヴァーソウル。 |
どんな話ですか? | 下弦の月の夜二人の人間が交通事故に遭う。
女子高生の美月。 不仲な家族と、彼氏が親友と浮気したことを知り、居場所を失っていた。 そんな中街を彷徨っていると路上で歌うアダムと出会う。 アダムの寂しさに触れ、ある洋館で同棲するようになった美月。 美月はアダムの元恋人の存在を知りつつも、彼について行くと決心。しかし待ち合わせ場所の前の交差点でトラックに引かれてしまう。 小学生の白石蛍。 飼い猫のルルを探すうちに車にはねられる。昏睡した蛍の夢の中で美月と出会う。昏睡から目覚め退院した蛍は、ピアノの音に引き寄せられ、ある廃墟に侵入する。そこには夢で出会った美月がいた。 |
なぜその漫画をオススメしたいですか? | 下弦の月はりぼんで連載していました。小学生の時読みましたが当時は理解不能でした。今までの矢沢あい作品にはないミステリアスなシリアスな描写は、今読むと新鮮で面白く、物語も深みがあります。
美月やアダムだけではなく、登場人物の複雑な気持ちが入り混じっている漫画です。子どもの頃に読んで理解できなかった登場人物の気持ちは、今大人になってそれなりに経験してきたのでよく分かります。大人に読んでもらいたい、哀しく切ないストーリーです。 |
どんな人に読んでもらいたいですか? | ミステリアスな漫画が好きな方。
悲しい恋愛要素があったりもしますが、一つ一つ記憶の謎を解いて行くシーンが一番印象的であるので、読者も考えながら読む事ができます。伏線は回収されながらストーリーは進みますが、最後まで曖昧さを残していて、読者も自分なりの解釈をしながら読む事ができます。 |
読んだことによるエピソード | 特にありません。 |
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