めぞん一刻 高橋留美子 (著) 小学館

めぞん一刻 高橋留美子 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 曲者揃いの住人たちから邪魔されても、新管理人・音無響子を一途に慕うけなげな五代。だが彼女との恋を実らせるには、あまりに大きく険しい壁があった。それは響子が結婚半年で夫を亡くした未亡人であることで…。不朽の名作が、新装版で再登場!!

レビュー①

どんな話ですか? 主人公・五代裕作は一刻館に住む大学受験生。他の住人は毎晩酒盛りをするような連中で管理人はおじいさん。そんな一刻館に新しく管理人として来た22歳未亡人・音無響子。五代青年は響子さんに一目惚れ。晴れて大学に合格した五代青年は響子さんの気を引こうと奮闘しますが、亡くした夫の影が忘れられない響子さん。そして恋のライバルや自分を慕う女の子も現れ三角関係に…
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画はラブコメの金字塔とも呼ばれていますが、その称号の通り気持ちの良いくらいツンデレなヒロイン・響子さん。そしてダメ男ながらどこか魅力的な五代青年の二人のやりとりが、はがゆくもほっこりさせてくれます。恋のライバルもイケメンながら犬が苦手という愛らしさ。魅力的なキャラクターばかりですので、読んでいて温かい気持ちになること間違いなしです。

レビュー②

どんな話ですか? 古いアパート一刻館に住む若い男性五代裕作の青春時代と、そのアパートの管理人音無響子との恋が結ばれる様が展開していくラブコメディ。一刻館にはその二人のほかにも個性豊かな住人が住んでいて、真面目な二人をからかうなどしつつもストーリーにスパイスや彩りを添えている。主人公の五代裕作はそれらの住人たちに翻弄されつづけるのだが、その未熟さを助けられることもあり、次第に成長していく青春マンガの側面も確かにある。読者がひきつけらる魅力がたくさんちりばめられている名作。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公の五代裕作の浪人時代から大学生、就職、結婚までのストーリーが描かれており、人生の同じ時代を生きている人には心に響く内容となっていると思います。その様は五代裕作の青春時代を描いたラブコメディとはいえ、ほろ苦いばかりでなく時に残酷な展開もあります。五代裕作がバイト先と話す電話は管理人室近くの公衆電話で、携帯電話もスマホもない時代の話ですが、作中の登場人物たちが直面する時代の波は決して古く感じるものばかりではありません。今も読む人に勇気を与えてくれる作品です。

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