神風怪盗ジャンヌ 種村有菜 (著) 集英社

神風怪盗ジャンヌ 種村有菜 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 まろんは一見フツーの女の子。でも実は、世間を騒がせている怪盗ジャンヌだった!? 絵画にひそむ悪魔を退治するため、今宵も月明かりの空をとびまわる……。

レビュー

どんな話ですか? 主人公のまろんは高校生の新体操部の女の子。しかし夜になると神の力で変身して、天使と共に神の使いとして絵に潜む悪魔と絵の持ち主の悪の心を盗んで行く。ある日ライバルが現れて、彼に絵を盗まれてしまった。彼のそばには黒い羽根を持つ天使がいた。警戒するまろんだが、その彼がまろんの高校の同じクラスに転校してきた上、ちょっかいをかけに来る。彼はまろんに怪盗をやめさせようと、邪魔をしてくる。彼の昼と夜の顔が違うことにまろんの心は揺れて、彼を信じたい気持ちと使命の間で揺れ動く。
なぜその漫画をオススメしたいですか? とても悲しくて優しい話だから。ストーリーのアップダウンが激しくて予想できず、最初に読んでも繰り返し読んでもとても面白い。また心理描写がすごくて、たくさんのキャラクターにそれぞれの物語や想いがあって、それがとても純粋で美しい。すごく感動して泣ける。少女漫画だから恋愛の要素があるけれど、自立した女の子なのもいい。心の弱さがあるけれど、ライバルに依存するのではなく、ライバルや友人などいろんな人と関わっていく中で自力で克服するのがカッコよくて勇気が出る。少し時代感はある、想像上の女の子!だけれど話がファンタジーなのでキャラが浮かない。(セーラームーンくらいの世代と思われる)あとは作画とテーマやモチーフが個人的に大好き。細かい装飾や絵が綺麗。

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