団地ともお 小田扉 (著) 小学館

団地ともお 小田扉 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 単身赴任の父親がいる「ともお」は、今は母と姉の3人で団地に住んでいる。終業式の日、母に成績のことで叱られたともおは、夏休みの計画表を立てろといわれるが…。ちょっとおバカで微笑ましい小学4年生・ともおが繰り広げる毎日は、爆笑としみじみの連続!!団地住まいの小学生の姿を生き生き描く!!

レビュー

どんな話ですか? 小田扉が描く架空の枝島団地を舞台にした小学生4年生木下ともおが主人公のギャグ漫画。主人公のともおが友人と遊んだり、家族とお出かけしたり、団地のイベントに参加したいする日常を描く。たまには原始時代になったり、夢の中の話だったりするころもあるが、基本的には何気ない日常の中でのくすっとした笑いや、シュールな笑い、時にはSFじみた不思議話や小学生の目線ながら考えさせられる話もあり、面白いだけではなく、心に突き刺さる漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 誰しもが通ってきた小学生時代を思い起こさせることが多い「あーやったやった、こんな遊び!」「あーいたいた!こんなやつ!」と懐かしい気持ちになりながら、「あの時の俺ってバカだったんだな~」と思いつつも漫画のともおたちの行動に爆笑できる。また、小学生ながらに幼馴染の死、同級生が家庭の事情で転校や、いつも行っていたお店が経営難で閉店など、子供にはどうしようもない現実も垣間見えて、その現実に子供なりに折り合いをつけていく様はせつなさを感じさせ、なんとも言えない気持ちになる。同じ小学生が主人公の漫画なら「ちびまるこちゃん」より日常の中のせつなさも描けている団地ともおをすすめたい。

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