月刊少女野崎くん 椿いづみ (著) スクウェア・エニックス

月刊少女野崎くん 椿いづみ (著) スクウェア・エニックス

アマゾン商品紹介 無骨な男子高校生は、乙女な少女漫画家でした。

無骨な男子高校生「野崎梅太郎」。彼に恋をした女子高生「佐倉千代」は勇気を振り絞って告白するものの、何故か恋人ではなく少女漫画家のアシスタントになったのでした…。男子高校生でありながら人気少女漫画家でもある野崎くんの日常を描く、少女漫画家男子コメディー!!

どんな話ですか? 16歳の女子高生・佐倉千代は、ある日好きな人に告白をする。相手は無口でぶっきらぼうな同級生・野崎梅太郎。勇気を振り絞って想いを伝えたところ、返ってきたのは直筆サイン、家で渡されたのは描きかけの原稿、彼はまさかの人気少女漫画家で…!?

無骨でちょっと不思議な少女漫画家・野崎くんと、その周りに集まる高校生達の日常を描いたドタバタラブコメディー。片想いのまま野崎くんのアシスタントになってしまった千代の想いは果たして…?

なぜその漫画をオススメしたいですか? まず、とにかく気楽に読める作品です。

基本的に4コマ漫画で構成されていて内容も日常系コメディーなので、1日の終わりやゆっくりしたい休みの日に気軽に楽しむことができます。

またそれだけでなく、登場人物が魅力的なのもオススメできる理由です。

主人公の野崎くんと千代のほかにも、クールを気取る小心者でツンデレの同級生・御子柴や、男子よりも女子にモテる演劇部のエース・鹿島など、一癖も二癖もあるキャラクターが登場し、彼らの行動が巡り巡ってちょっとした群像劇のように展開していくストーリーは必見です。

どんな人に読んでもらいたいですか? 少女漫画が苦手・読んだことのない方にこそオススメです!

確かに主人公の野崎くんは少女漫画家ですが、この作品のメインはコメディです。

野崎くんも他の登場人物たちも一見少女漫画とは縁の無さそうなキャラクターばかりで恋愛要素も多くはないので、がっつりした恋愛展開が苦手な方でも笑って楽しめる作品だと思います。

読んだことによるエピソード 少女漫画の恋愛展開が苦手でジャンルごと敬遠していたのですが、この作品はそれを逆手にとってギャグにしている向きがあって楽しめました。

憂国のモリアーティ コナン・ドイル (著), 竹内良輔 (著), 三好輝 (著) 集英社

憂国のモリアーティ コナン・ドイル (著), 竹内良輔 (著), 三好輝 (著) 集英社

アマゾン商品紹介 時は19世紀末、大英帝国最盛期のロンドン──。
この国に根付く階級制度に辟易するモリアーティ伯爵家長子・アルバート。孤児院から引き取ったある兄弟との出会いによって、世界を浄化するための壮大な計画が動き出す。名探偵シャーロック・ホームズの宿敵、モリアーティ教授の語られざる物語の幕が開く──!!

レビュー①

どんな話ですか? コナンドイルのシャーロックホームズを原案とし、ホームズの最大の敵として描かれているモリアーティ教授を主人公とした物語。古くから根付く完全階級制度は非常に強固で、貴族以外にとっては生きづらい中、主人公のウィリアムは弟のルイスと一緒に孤児院で暮らしていた。そこにやってきた貴族のモリアーティ家の嫡男アルバートの好意(気まぐれ)によってひきとられることになった。天才的な頭脳を持ったウィリアムは、アルバートにその才能を認められ、ルイスも含む三人でモリアーティ家を乗っ取り、国を変えるために暗躍していく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? シャーロックホームズを原案としているが、原案では描かれていないモリアーティに焦点が当たっている、新たな物語として楽しむことができる。もちろんホームズ好きも楽しめると思う。まら歴史的背景も描かれているので産業革命前後のイギリスを中心とする世界がうかがえるのも興味深い。モリアーティ家の三人がイケメンであることも読んでいて大変眼福。モリアーティが彼なりの美学と正義感を持っており、必ずしも悪とは言えない点も魅力的な点。

レビュー②

どんな話ですか? 小説家アーサー・コナン・ドイルが書いた探偵小説にシャーロック・ホームズシリーズがあります。その小説にホームズの敵役としてモリアーティ教授という人物が数回登場します。このモリーアーティ教授を主人公にしたのが漫画「憂国のモリアーティ」です。20世紀初頭の完全階級制度がはびこるイギリスで、孤児だった天才少年が死亡した貴族「ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ」になり代わるところから物語は始まります。成長したウィリアムは数学の教授となりますが、裏では犯罪相談役(クライムコンサルタント)として活動していました。犯罪を利用して腐った階級制度を変えるという信念を持ち、ウィリアムに賛同する仲間たちとともに暗躍します。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 犯罪を利用して暗躍する主人公のウィリアムですが、その信念には共感できるものがあり大変惹きつけられます。ウィリアムの天才的頭脳を駆使した作戦が行われるたびにハラハラドキドキして、読むのがとめられなくなりました。同じく天才でありウィリアムの裏の顔を暴く側となるシャーロック・ホームズも個性的で面白く描かれています。ウィリアムに賛同する仲間たちも犯罪に手を染めますが素敵な人たちで、どの人物にスポットが当たっても楽しめる漫画です。かの有名な小説シャーロック・ホームズの舞台裏を見るような感じで小説を読んだことある人は倍楽しめますし、読んだことがない人でも純粋に面白い内容となっています。

orange 高野苺 (著) 双葉社

orange 高野苺 (著) 双葉社

アマゾン商品紹介 現役高校生でデビューを果たし、10年間女子中高生から絶大な人気を得続けている高野苺の本格SFストーリー。
少女漫画ファンのみならず幅広い男性・女性漫画読みからも絶賛の声多数!!
第一巻は、集英社版1巻に加え、単行本未収録の読み切り作品が1話掲載される。
高校二年生の菜穂に届いた未来からの手紙。そこには未来の自分の後悔がつづられていた。
はたして菜穂は手紙を読み「後悔しない未来」を作ることができるのか?切ない思いが交錯するタイムパラドックスラブストーリー。
どんな話ですか? 都会から田舎の学校に転校してきた高校生の男の子が自殺してしまい、後悔した同級生が、成人してからパラレルワールドの高校生の自分に願いを託すために、バミューダトライアングルにボトル入りの手紙を流す。
その手紙が届いたところから物語が始まる。当初は誰かのいたずらだと思い気にしていなかったが、手紙に書かれた通りのできごとが起こるため、次第に信用していく。
同級生たちは転校生を自殺させないために行動を起こす物語。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 主人公と両思いの女の子、そしてその女の子を好きな同級生との甘酸っぱい恋愛模様が描かれていて、主人公の命を救うために同級生が片想いの恋を諦めるシーンなどは特に切ない気持ちになりますが、自分を犠牲にしてでも仲間を思う気持ちがかっこよく、泣ける話なのでおすすめします。

また、タイムカプセルに10年後への自分へのメッセージを入れるシーンでは、自殺する予定だった少年が「10年後の自分は幸せですか?笑っていますか?」と将来への希望を書いているシーンも泣けるのでぜひ読んでもらいたいです。

どんな人に読んでもらいたいですか? 主人公や仲間が一致団結して自殺を防ぐストーリーで、改めて命の大切さに気づくことができるので、人生でしんどい時期にぜひとも読んでもらいたいです。

また、恋愛に疲れた時にも恋する気持ちを思い出せる本としておすすめしたいです。

読んだことによるエピソード 特になし。

双亡亭壊すべし 藤田和日郎 (著) 小学館

双亡亭壊すべし 藤田和日郎 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 震撼のスペクタクル・モダン・ホラー!!

大正時代より、東京・沼半井町に
傲然とそびえ立つ奇怪な屋敷、
名を「双亡亭」。
立ち入った先で闇と出会ってしまったら、
もはや己は己でなくなるだろう。
遺恨を辿る者達はその門戸へと
導かれ、集い、挑む。
おぞましき屋敷を破壊する為に…!!

どんな話ですか? 不気味な噂の絶えない屋敷、双亡亭はミサイルや空爆でも壊すことができない。その双亡亭を壊すために人々が団結して立ち向かう物語。双亡亭に父親を殺された少年、双亡亭を壊すと強く誓う少年、他にも双亡亭に強い因縁を持つ者たちが過去も未来も織り交ぜて終結する。主人公で売れない画家の凧葉務(たこはつとむ)は、近所の少年立木緑朗(たちきろくろう)が事件に巻き込まれたことをきっかけに、双亡亭討伐隊のチームの一人となり双亡亭に忍び込む。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 怪奇小説風のタッチで描かれるこの少年漫画には、少し古臭いと思ってしまうほど純粋で熱い教訓が秘められている。

昭和の名作ドラマのようで、他の漫画では味わえない感情が味わえる漫画。

全体が群像劇のようになっており次に何が出るか分からない。設定と展開が斬新。一つ一つの物語が濃厚であり、登場人物たちの思惑が絡み合っている。一人一人の登場人物が善悪どちらか一辺ではくくり切れない魅力がある。老人や嫌な奴にも出番と見せ場が用意されている。

どんな人に読んでもらいたいですか? 感情的な物語に触れたい方、いわゆるクサさに抵抗がない方。オカルト・怪奇系の物語が好きな方。能力者物の少年漫画が好きな方。イケメン・美少女でないキャラクターに力を入れた漫画が読みたい方。残酷さに抵抗のない方。
読んだことによるエピソード 読んでいる最中は続きが気になった

あおざくら 防衛大学校物語 二階堂ヒカル (著) 小学館

あおざくら 防衛大学校物語 二階堂ヒカル (著) 小学館

アマゾン商品紹介 話題騒然! 疾風怒濤の青春物語、開幕!!
勉強好きの高校生・近藤勇美は食堂を営む実家が再開発で潰れることになり、進学を諦めかけていた。
だが、学費無料どころか給料がもらえる防衛大学校のことを知り、見事合格する。
近藤を待つ世界とは……!?
幹部自衛官を養成する機関・防衛大学校を舞台にした疾風怒濤の青春物語、開幕!!
【編集担当からのおすすめ情報】
全寮制、平日外出不可、ほぼ男子校、地獄の8km遠泳、四学年は神様、連帯責任、飛ぶベッド……そして国防という崇高な使命。
規律正しく日本一厳しい学生生活を送る防大生。
そんな彼らの強烈で濃密な日々を、青春漫画の旗手・二階堂ヒカル先生が熱筆!!
目指すは読み応え真っ直ぐな青春少年漫画!
是非、ご一読を!!!!
どんな話ですか? 成績優秀、超守銭奴とも言える高校三年生の近藤勇美は大学受験の時期を迎えていたが、家庭の経済的事情で進学を諦めていた。

そんな中、入学金や学費が免除され、果てには毎月手当も出てしまうという防衛大学校の情報に目を輝かせる近藤。

迷う暇もなく防衛大学校への進学を決め、無事合格を果たす。

入学早々友人に恵まれ、先輩たちも面倒見が良く、防衛大学校でやっていけると自信がついてきた矢先であった。

ある日を境に先輩たちの態度はガラリと変わり、罵声が飛んでくるようになった。

厳しすぎる服装チェックにベッドチェック、声出しなど。

なにか不備があれば怒号の後に連帯責任で腕立て伏せ、部屋に問題があれば部屋を荒らされて掃除からやり直し、果てには反省文、などなど。

想像を絶する防衛大学校の厳しさに果たして近藤達新入生は耐えられるのであろうか?

なぜその漫画をオススメしたいですか? 現代日本における防衛大学校のありとあらゆるリアルを漫画で知ることができるという貴重な作品だと思います。

話の中で近藤達が受ける理不尽とも言える仕打ち。

それは戦争などの有事の際に起こる理不尽によるストレスに耐えるための理不尽訓練とも言えるものでした。

この作品の新入生が受けている理不尽訓練は世間でも叩かれてしまいそうな凄まじい仕打ちですが、それもまた軍で働く、軍で指揮を取る人間にとってはとても大切な訓練なのだと思いました。

また、近藤達が春夏秋冬を防大のタイムスケジュール通り進んでいくので、シーズンごとのイベントや特殊訓練などを漫画を読みながら追体験しているような気持になります。

どんな人に読んでもらいたいですか? 自衛隊や防衛大学校に興味ある方は向いていると思います。

防衛大学校内のしきたりや訓練方法が事細かく描かれているので、防衛大学校に進学希望の方なども良いかもしれません。

また、災害などで派遣されている自衛隊を普段ニュースの報道などで見ることも多いかもしれませんが、ニュースでしか自衛隊を知らない方々にもぜひ読んでいただきたい作品です。

どのようにして自衛隊が動いているか、なんのために自衛隊が動いているかなど。

非常に勉強になる作品でもあります。

読んだことによるエピソード 作品内のペナルティで腕立て伏せがあるのですが、自分も真似してる内に腕立て伏せが習慣になってしまいました。


輝夜姫 清水玲子 (著) 白泉社

輝夜姫 清水玲子 (著) 白泉社

アマゾン商品紹介 赤ん坊のときに竹林に埋められていたのを発見されたという謎の過去を持つ少女・晶は、突然2人組の少年に連れ去られ、妖しき天女伝説が残る南海の孤島・神淵島へと連れて来られるが…!? 壮大なスケールで贈る、愛と陰謀と復讐のSF巨編!
どんな話ですか? 今まで読んだ漫画の中でとても印象深いのは「LaLa」で連載されていた清水玲子先生の「輝夜姫」という作品です。ストーリーがかなり壮大で、ジャンルとしてはSFサスペンスになるのですが全27巻があっという間に読み終えてしまうほど、のめり込みました。物語は日本の「竹取物語」をベースにしており、5歳までの記憶がない主人公の女性(晶・アキラ)が大人になり自分の数奇な運命に翻弄されながら、過去の記憶と現在に起こっていることを紐解いていくストーリー展開になっています。彼女は自分の過去を掘り起こしていく中で、幼少期「神淵島」という孤島で、世界各国の財閥や権力者たちのドナーとして育てられた経緯があることを知り、同じような仲間が存在していること、「輝夜姫」の生贄として、捧げられるという謎の儀式をしていたこと、計画自体が米軍の指揮のもと行われていたことがわかり、不思議な力をもつ自分と対峙しながら、この不条理な状況を解明して、復讐をしていくストーリーになっています。もちろん前編で島での生活や仲間との出会い、別れを経験していくのですが、後半では復讐するために葛藤する晶の戦いぶりもとても見ものです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 女性向けの漫画雑誌の中で、これほどスケールの大きさで書かれていることがとても珍しいと思ったのと、絵がとても綺麗なので初めて読んだ時のトキメキがあったことがお勧めしたい1番の理由です。趣味でよく海外ドラマを見るのですが、この作品もストーリーの展開自体は、いくつもの伏線が張られていて、仲間の裏切りや恋愛要素もしっかり入っているのでかなり精巧に練られていて、海外ドラマに引けを取らないほどの作品であると感じます。さらにドナーや世界経済を牛耳っている財界や著名人の替え玉として存在するという設定自体も、現実では都市伝説のような形で言われていることでもあったりするので、フィクションですが、想像の中で現実的にはあり得るのではないかと思ってしまうような錯覚が起きてしまう魅力があると感じています。なかなか日本における漫画の世界観でここまで、表現できているのは面白いし、珍しいと思うので是非もっと知ってもらいたい作品の1つです。
どんな人に読んでもらいたいですか? 元々、少し大人向けの漫画雑誌ではあったので、若干難しい要素はあるのですが、30代、40代と年齢を重ねた方には是非とも読んで欲しい作品ではあります。画力がとても高いので表現力も美しいですし、ストーリーの展開自体もシリアス〜ちょっとセンチメンタルな大人の恋愛要素も含ませてくるので、女性としては憧れの気持ちで見ることもできるし、ストーリーは練られているし、楽しみが倍増して読んでもらえる作品だと思います。また登場人物は皆、何らかの特殊技能や役目があって生まれてきているバックボーンがあるので、それぞれの人物に感情移入してしまい、どの人物の話がメインになっても非常に読み応えがあります。絵が綺麗なので、男性向けよりは女性全般的にオススメの作品ではあります。
読んだことによるエピソード 今まで大人向けの漫画雑誌のものはあまり読んだことがなかったのですが、この漫画をきっかけに漫画≠子供向けという概念はなくなり、日本にはこうやって中身の濃い、ストーリー性の高い漫画がいくつも眠っていることを知るきっかけとなりました。今は動画配信サービスなどで色々な作品を見ることができるので、予算のあるこういったメディアから実写化の作品が出ても十分にインパクトを残せるなと感じています。男性・女性問わず、良作が世代や時間を超えてたくさん多くの人に見られたり、改めて注目を浴びてくれることに期待していきたいです。

ちびまる子ちゃん さくらももこ (著) 集英社

ちびまる子ちゃん さくらももこ (著) 集英社

アマゾン商品紹介 “さくらももこ”は小学3年生。とても小さくて女の子だから“ちびまる子ちゃん”とよばれている。そんなまる子ちゃんが、おかしな家族の人たちや学校のお友だちとくり広げる、愉快な日常絵日記コミック。

レビュー①

どんな話ですか? 主人公は小学3年生のさくらももこです。みんなからはまる子、まるちゃんと呼ばれています。

まるちゃんの家族や友人やクラスメイトが出てくるお話です。

まるちゃんの周りで起きる出来事が描かれていて、笑えてほっこりし時には感動してしまう楽しいお話が描かれています。

おじいちゃんと仲良しだったり、お姉ちゃんと喧嘩したり、たまちゃんという仲良しの友人がいたり、学校のクラスメイトに変わった子がいたりして楽しいお話がたくさん描かれています。

なぜその漫画をオススメしたいですか? ちびまる子ちゃんは、難しいストーリーではなく日常での出来事などが描かれていて気楽に読むことができます。

またほとんどが一話完結なので、途中から見始めても内容が分かりやすいのもオススメできるポイントです。

自分の小学3年生の頃の事と重ね合わせて読む事ができて、懐かしい気持ちにもなり心が穏やかになれます。

誰かを憎んだり傷つけたりなどは一切出てこないので、とても平和でどの年代の方にもオススメできる漫画だと思います。

レビュー②

どんな話ですか? 静岡県清水市の小学校3年生のちびまる子ちゃんをとりまいている、何気ない家族とのやりとりや、同級生等の友達とのやりとり等の日常生活を面白おかしく描いたコメディ漫画です。家族や同級生のキャラクターがそれぞれ特徴があり、自分達のまわりにもどこかこんな感じの人いたなーと思うことや、日常にあるささいなことを作者の力量や切り口で面白おかしく描かれていることがとても面白くつい引き込まれて読んでしまうような作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 単純に気楽に読むことができる漫画だからです。どんな体調や気分の時であっても気楽に読んで楽しい気持ちになれるんだろうと思っています。というのも、小学校3年生の日常なのでエピソードの多くが、ある特定の前提や物語の経緯なども追う必要がない話が多く、何巻からでも手にとって読んでいくことが出来てまた、エピソード毎に読んでいくことが出来ることもオススメ出来るポイントです。また、国民的な漫画なので、多くの人と共有の話題として利用出来る点もポイントです。

レビュー③

どんな話ですか? ちびまる子ちゃんは作者であるさくらももこ先生の子供期時代がモデルになっています。

静岡県に住む小学校三年生の「ちびまる子」とその家族、友人たちのほのぼのとした日常が描かれています。

個性的なキャラクターに囲まれて、笑いあり涙ありの心温まるエピソードばかりです。

まる子がドジをしながらも明るく前向きに成長していく姿を見守ることができます。

当時の流行歌手やおもちゃも登場して、昭和の一般家庭の風景やカルチャーを学ぶこともできます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 嫌なことがあったとき、ちびまる子ちゃんを読んでいつも笑って元気をもらっていました。

ギャグセンスの高さとキャラクターの個性にいつも感心してしまいます。

そして、読んでいるうちにすごく心が温かくなって、不思議とイライラや不安が鎮まっていくのです。

「こんなときもあったなぁ」と自分の少女時代とリンクしていって、家族や友達との思い出が蘇ってきます。

学校帰りの友達との会話、家族の団らん、兄弟喧嘩など、ノスタルジックな気持ちに浸ることができるからです。

ドリフターズ 平野耕太 (著) 少年画報社

ドリフターズ 平野耕太 (著) 少年画報社

アマゾン商品紹介 A.D.1600天下分け目の関ヶ原・・・敵陣突破の撤退戦”島津の退き口””捨てがまり”で敵将の首を狙うは島津豊久!生死の狭間で開いた異世界への扉・・・

レビュー①

どんな話ですか? 主人公は関ヶ原の戦いで主君を逃がすために戦死したとされる島津豊久。瀕死の状態で歩いている島津は気づくとわけのわからない場所に飛ばされ、主人公の仲間になる織田信長など年号の違うものも同じ異世界へ飛ばされる。そこはエルフなどがいる異世界。島津、織田などは漂流者(ドリフターズ)と呼ばれ、その世界の黒の国王軍と戦うことになる。黒の国王軍にも島津同様異世界へ飛ばされたものもいて黒の国王軍にいる異世界から来た悪しきものを廃棄物(エンズ)と呼ぶ。本来は戦うことのなかった時代の違う者たちドリフターズ達とエンズ達の戦い。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 戦国武将やみんなが知っている歴史上の人物や有名な偉人などが出てきて、本来であれば出会うことのなかった人物たちの戦いや交流が見れるのでとても面白いと思います。バトルシーンは大迫力で、本来は戦うことはなかったためどちらが勝つのか想像するだけで楽しく、見ていて引き込まれてしまいます。バトルシーン以外でも見どころはたくさんあってそれぞれの特徴や性格、戦う際の作戦などもとてもよく考えられており、この漫画の面白さを際立たせてくれます。

レビュー②

どんな話ですか? 最近よく見るようになってきた異世界転生ものなのですが、このドリフターズでは関ヶ原の戦の最中に主人公である島津豊久がファンタジー世界に飛ばされるという物語から始まります。同様に異世界に飛ばされたのは世界でも有名な織田信長、那須与一、ハンニバル、菅野直、安倍晴明、土方歳三、ジャンヌダルク、ラスプーチン、明智光秀など濃いメンバーがそれぞれ漂流物と廃棄物サイドで戦争を行っていくアクション歴史ファンタジー漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 作者の平野耕太さんは前作ヘルシングでも迫力のある画風と派手なアクションを描いており、今作品のドリフターズでもその魅力的なキャラが派手なアクションと策略を巡らした戦いをしているので本当に読んでいてい楽しいんです。ファンタジー世界らしい設定も活かしながら、異世界から来た人物の知識を用いて斬新な策略を編み出すのは本当に驚きます。今作品では織田信長が悪魔らしい策略を巡らせて大活躍するのも凄く好きですし、主人公の島津豊久の刀を使ったアクションも迫力満点なのでおすすめです。

オンライン The Comic  雨蛙ミドリ (原作), キョカツカサ (作画)  小学館クリエイティブ

オンライン The Comic  雨蛙ミドリ (原作), キョカツカサ (作画)  小学館クリエイティブ

アマゾン商品紹介 どこにでもいるごく普通のOL・八城舞、22歳。ある日、彼女の家の郵便ポストに1台のゲーム機が届いた。本人の意志に関係なく強制的に参加させられたゲーム「ナイトメア」──、それは大切な人の命と自分自身の肉体をかけた命がけのゲームだった!!

ゲームを途中で放棄すれば大切な人が死ぬ。ゲーム内の戦いに負けると自分の肉体の一部(腕や足、声など)が奪われ機能しなくなってしまう。
心臓が奪われれば待っているのはもちろん、死だ。

いきなり自分が放り込まれた恐怖の世界に戸惑いながらも、舞は戦い続けるしかないと決意し、ゲームの中で次つぎと立ちはだかる敵に敢然と戦いを挑んでゆく。

原作小説『オンライン』は「モバゲー」「E★エブリスタ」で閲覧者総数4000万超を記録した人気携帯小説であり、ゲームの世界を舞台とした仮想世界バトル小説の先駆ともいえる作品。『サバンナゲーム』などその後の多くの携帯小説・スマホ小説に多大な影響を与え、いまだに多くの読者の支持を得ている。

今回、その人気小説をコミカライズしているのは圧倒的な画力と表現力で注目の俊英キョカツカサ。スマートフォン用コミックアプリ『少年エッジスタ』の連載では、公開以来、他の作品を圧倒して常に第1位の人気を保ち続けている。

ゲーム世界を生き抜かなければならない舞の恐怖、共に戦う仲間たちとの友情、舞に思いを寄せる男性の正体は……!?
謎が謎を呼ぶ展開はまるで先が読めず、読み始めたらもう止まらない!

原作小説『オンライン』は「モバゲー」「E★エブリスタ」で閲覧者総数4000万超を記録した人気作。
また同作は角川つばさ文庫より『オンライン! 』というタイトルで現在第4巻まで刊行中
(主人公の設定を社会人から高校生に変更し原作者がリライトした作品)。

レビュー

どんな話ですか? ある日突然送られてきたゲーム「ナイトメア」。ゲームが送られてきたプレイヤーは、必ずそのゲームをやらなければ死んでしまいます。また、プレイしたとしても、毎日ある特定のスコアに到達しなければペナルティとして身体の一部の機能を制限されます。身体の機能は右手や右足、左手左足、目、耳、鼻、心臓など多岐に渡り、そのペナルティをハンデとして背負いながらも決められたスコアをクリアしない場合、ゲームオーバーとなり、現実世界でもプレイヤーは死に至ります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画の面白いところは、不気味なゲームのナイトメアを可愛いOLの主人公の舞が、所属する会社で立ち上げられたナイトメア対策組織のチームで一丸となり、協力してナイトメアをクリアしながら謎を解いていくことにあります。現実世界と仮想空間のナイトメアの世界が入り交じる様子が不気味で、死の恐怖に囚われながらも立ち向かっていくプレイヤー達の逞しさに読んでいて胸を突き動かされます。続きが気になり読み進めてしまうこと間違いなしの漫画です。

この世界の片隅に こうの史代 (著) 双葉社

この世界の片隅に こうの史代 (著) 双葉社

アマゾン商品紹介 平成の名作・ロングセラー「夕凪の街 桜の国」の第2弾ともいうべき本作。戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマ。主人公、すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑う。しかし、一日一日を確かに健気に生きていく…。

レビュー①

どんな話ですか? 1944年の広島で、絵を描くことが好きなすずという女の子がいました。子どもの頃は自分の想像と現実が入り混じった表現があり、初めはファンタジーのようでした。19になって子どもの頃にあったかもしれない男の人とすずは結婚しました。旦那のおねえさんは口は悪いけどすずの服をこしらえる為に家事をやっといてくれる人でした。戦争中ではあるが、お隣さんとの集まりや家族の為にお料理を考えたりする姿など、戦時中であっても日々を生活している姿を描いている作品です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 私が子どもの頃から見ていた戦争の物語はとにかく我慢をしいられ、辛く、重苦しい生活を表現していたように思えます。ですが、この世界の片隅は戦争まっただ中であってもお料理はするし、近所づきあいはするし、憲兵に怒られても笑ってしまったりそんな描写が本当にリアルな戦時中の生活の姿のように思えました。自分の大切なものを失って苦しい想いはすれどそれでも生活は続いていくのが実際の戦争を感じさせました。戦争の物悲しさも、それでも生活していく姿を今の日本人に見てもらいたいと思いました。

レビュー②

どんな話ですか? 太平洋戦争後期の呉市でを舞台に、一人の女性「浦野すず」の、嫁入り先での淡々とした普通の暮らしと、時折やってくる戦争の悲惨さを交えて描いた作品です。
日本における戦争を語る上で外せない原爆と広島からあえて少し外様の人々を中心にしているのが特徴で、戦時下における一般的な生活ぶりを描いた、かぎりなく個人の視点となっています。
各話の題名は日付になっており、絵が得意でそこから想像力を働かせるのが好きな「すずさん」の回顧録か絵日記のように感じる構成になっています。
日常系は日常系でも戦争という非常の只中であるゆえに、単なるほのぼのだけでは済まないやりきれない出来事もまったく突然に起こり、すずさんが当時の特別な存在なわけではなく、きっとあちらこちらに同じような人生があったはずなのだ、と深く考えずにはいられません。
激しい戦闘の描写があるわけでも、英雄が出てくるわけでも、東京や沖縄、原爆ドームが舞台なわけでもありません。それでもこれはまぎれもなく、毎年8月に読みたくなる漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ヒロインのすずさんはかなりほのぼのとした天然キャラで、小さな花のような可憐な女性です。
アニメ化された際には声をのん(能年玲奈)が担当し、あまりの適任ぶりに話題となりました。
大半は食材を無駄なく使うとか、義姉となかなかうまくいかないとか、ごく普通の出来事ですが、すずさんだからこそそれが絵になるのでは。
当時の呉の様子や詳細な生活風景を窺い知るという点でも、歴史史料並に貴重な作品といえます。