HUNTER×HUNTER  冨樫義博  集英社

HUNTER×HUNTER  冨樫義博  集英社
アマゾン商品紹介 父と同じハンターになるため、そして父に会うため、ゴンの旅が始まった。同じようにハンターになるため試験を受ける、レオリオ・クラピカ・キルアと共に、次々と難関を突破していくが…!?

レビュー①

どんな話ですか? 主人公ゴンが父親を探すために世界を旅する物語です。旅の始まりはハンターを目指して自分が住んでいる島から世界を旅します。ハンターになるにはハンター試験を突破しないと資格が手に入りません。旅の途中ではレオリオ、クラピカ、キルアと個性が強い仲間達と出会いそして強くなっていく物語です。冨樫先生の漫画を読んだことがある人には物語が複雑で読者を悩ませる内容が盛り沢山。先生の漫画を読んだことがない人にはバトル漫画のようなファンタジー性もしっかりと含まれていてサスペンス要素もある唯一無二の漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画の特徴はなんと言っても念能力が鍵になってきます。この念能力はいまだに全てが解明されていないのですが、今いる潜在能力のようなものを具現化して武器にしたり道具にして移動できたりと発想が豊かな冨樫先生の要素が盛り込まれています。この念能力はキャラクターによって複雑な仕組みなっておりこの能力の説明だけで有に5ページくらいの文字数で説明が入ったりします。この念能力の説明を解読する面白さがファンには堪らないのです。この複雑な内容を何回も読んで楽しんでいる読者も多いはずです。頭を使うとまでは言いませんが不思議な世界に浸れるのがこの漫画のいいところでもありおすすめポイントです。

レビュー②

どんな話ですか? 主人公の少年が仲間たちと父に会うためや、憧れのハンターになるために、次々と苦難を乗り越える物語です。ハンターになった後は、別れた仲間と再会するために様々な妨害を乗り越えます。その仲間と会い、強敵を倒す為に一緒に修行を重ねます。人間離れした能力を修行により身に付け、闘技場で強敵と戦い、今度はルールのない状況で戦おうと再戦を約束し別れます。その後、父に会う手掛かりを見つけた主人公は、新たな世界で冒険をします。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 気持ちが少年に同化していくようで、若返ります。仲間と日々過ごしている気分になりますし、冒険をするストーリーを読んでいると、冒険をしている気分になり、ワクワクします。好きなキャラクターもどんどん増えていき、とても楽しいです。

殺し屋1 山本英夫 電書バト

殺し屋1 山本英夫 電書バト
アマゾン商品紹介 元いじめられっ子の殺し屋・イチ VS ドMヤクザ・垣原。壮絶な殺し合いが幕を開ける!!気弱な青年イチは、心の内に強烈なドS性を秘めている。一方、命を狙われる事に悦びを覚えるドMヤクザ・垣原。宿命の二人が出会った時、新宿の街が血に染まる!!

「ホムンクルス」「新のぞき屋」の山本英夫が贈る伝説的バイオレンス・エンターテイメント第1巻!!

 レビュー
どんな話ですか? 新宿歌舞伎町を舞台とした、クライムサスペンス漫画になります。主人公のイチは、殺し屋として、とあるグループに雇われています。もちろん役割は、殺人。武器は、靴に仕込んだ刃物(アイススケート靴のような形状)で、超人的な脚力と、瞬発力でもって、ターゲットをあっという間に仕留めます。物語は、主人公イチと、彼を雇っているグループと、暴力団との抗争とを中心に進んでいくことになります。物語の中では、イチの内面の闇みたいなものも詳細に描かれていて、非常に読みごたえがあります。
なぜその漫画をオススメしたいですか? はっきり言って、かなりグロいです。グロさにもいろんなタイプのものがありますが、本作品は、非常に生々しいグロさになります。こういう話、普通にあってもおかしくないというか・・。ほかのホラー漫画とか、ダークファンタジー系の漫画って、グロいのもあるけど、はっきりとフィクションとわかるものばかりですよね。かなり割り切って読み進めることができますが、殺し屋イチは、尾を引く不気味さと、グロさと、残虐さが入り混じっています。

漫画家とヤクザ コダ (著) ブライト出版

漫画家とヤクザ コダ (著) ブライト出版
アマゾン商品紹介 恋愛なんて興味ない地味な漫画家・累のもとへ、ガタイのいい強面ヤクザがいきなり現れた。知人の数百万の借金を代わりに返せと詰め寄られ――「返済、待ってやってもいいぜ。セックスさせてくれたらな」!!?? 勢いにのまれ押し倒されるも……大丈夫かな、私処女なのに。見た目どおりの強引さで酷くされるかと思いきや、触れる手も眼差しも、意外に優しいなんてどうすれば…? 電子書店で大人気!! エロかわラブコメディ、コミックスでしか読めない描き下ろし満載、待望の第一巻★ 電子配信版限定漫画付き!!
レビュー
どんな話ですか? 知り合いの借金の保証人になってしまった累のもとに、ヤクザの吾妻が現れて今すぐ600万を返すように迫ります。貯金全額下ろしても返済しきれない額に、累は少し時間をくれるよう吾妻に頼みます。そのお願いに吾妻は体の関係を持つなら待つと返事。累は恋愛経験もなく、もちろん処女だったので答えに迷いますが、結局吾妻の言うことを聞いてしまいます。最初は借金の返済猶予のためだけに体の関係を持っていた2人でしたが、次第にそれ以上の感情が芽生えてきます。堅気な漫画家とヤクザの禁断の恋愛が始まります!
なぜその漫画をオススメしたいですか? エロの要素もありますが、どろどろした感じではなくあくまで上手な絵でかっこいい男性とかわいい女性が交わっている、という印象なのでこの手の作品初心者の方におすすめしたいです。しかし、少女漫画の延長線上というほどのじれったさはなく、毎話必ずそういう‟大人な”シーンがあるので、大人な恋愛をたのしみたいという方も満足できる内容だと思います。

阿佐ヶ谷Zippy 岩佐 あきらこ スクウェア・エニックス

阿佐ヶ谷Zippy 岩佐 あきらこ スクウェア・エニックス
アマゾン商品紹介 大都会の闇を切り裂く退魔師チーム“阿佐ヶ谷Zippy”登場!! 凄腕だがところによりヘタレなイケメン3人と、一緒に逝ッテミナイ!?
レビュー
どんな話ですか? ヘタレ見習い退魔師の一樹・イケメン人妻キラーの遼・スーパーボンボン天才召喚師の若菜…『阿佐ヶ谷Zippy』の3人が阿佐ヶ谷駅の周辺を舞台に繰り広げるオカルトコメディー。他の退魔師達との交流や、邪教を復活させようと目論む謎の集団『フォックステイル』との戦いを中心に話が進んでいく。実は一樹には大きな秘密があって…?
神だの魔王だのがわんさか出てくる。そしてみんな宴会してる。ガンガン呑んでブッ飛ばして、そんでもって公式がBL…それが阿佐ヶ谷Zippy!
なぜその漫画をオススメしたいですか? BL・イケオジ主食の腐女子に主菜として提供したい。濃いめのキャラがみんな立ってる。作者が意図的にBLをぶち込んでるとしか思えない。ギャグパートが秀逸で、いくらでも食べられます!モグモグ美味しい‼︎各キャラの関係性や物語の謎など、頭を使って読みたい部分もあるが、基本脳死で読める。楽しい美味しい素晴らしい!退魔師というほのかに薫る設定も心くすぐるものがある。とりあえず楽しくなりたい人にオススメしたい。

天使な小生意気 西森博之  小学館

天使な小生意気 西森博之  小学館
アマゾン商品紹介 皆が恐れる最強の不良・蘇我源造は、登校中に出会った同級生の美少女・天使恵に惚れてしまう。恵はケンカがメチャクチャ強くて言葉遣いも乱暴、それにはとても深い理由が…? でも、そんなのお構いナシの源造は、あの手この手で恵に猛アタックを開始! 更に、同じく恵にゾッコンの平凡な同級生・藤木と安田も加わり、争奪戦は早くもデッドヒート!!待望の第1巻配信。

レビュー①

どんな話ですか? ある春の日、不良高校生・蘇我源造は奇跡の美少女・天使恵と出逢う。恵のあまりの美しさに心が洗われる…と思ったその瞬間、恵が源造の股間を蹴り上げる!?
魔本の力で性別を女に変えられてしまった恵と、幼馴染の美木は、恵を男に戻す為に再び魔本を手に入れようとしていた。恵と恵に惚れた男達が『めぐ団』を結成し、彼らの前に立ちはだかる困難を乗り越えていく、ドタバタ学園コメディー×ヤンキー漫画。『俺は男だー!』と叫ぶ恵は、本当に男に戻ってしまうのか?
なぜその漫画をオススメしたいですか? めぎゅーーーーーー!恵がとにかく可愛い。西森博之先生の作品といえば『今日から俺は‼︎』が有名ではあるが、個人的にはこちらの『てんこな』を推したい。ヤンキー色の強い作風に超絶美少女をぶち込むことによってマイルドかつフレッシュな物語になっている。登場人物がヤンキーだけではないところも推したい。普通の藤木に眼鏡の安田。彼らがモブキャラでなく主要キャラとして活躍出来るのは作者の手腕によるもの。ヤンキー漫画の入り口にどうですか。

レビュー②

どんな話ですか? ヒロイン・天使恵には、少年時代に、拾った魔本「天の恵み」から現れた小悪魔によって少女に変えられてしまったという過去があります。そのことは本人の他には、当時その場にいた幼馴染・美木しか知りません。やがて絶世の美少女へと成長した恵は、美木とともに剣ヶ峰高校に入学。そこで、恵に惚れ込んだ不良・蘇我源造をはじめ、個性豊かな仲間たちと出会います。彼女は男に戻ることを夢見つつも、学園生活を送っていくのですが、彼女らの前には様々な事件や困難が立ちはだかります。それらを仲間たちと力を合わせて乗り越えていく中で、彼女も、彼女の仲間たちも人間的に成長していくのです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? とても一言では言い表せない、深い魅力のある作品だからです。ストーリー、ヒロインをはじめとした登場キャラクターたちのキャラクター造形、心理描写、絵柄、どれをとっても味わい深く、何度読んでも(むしろ読み込めば読み込むほど)惹き込まれます。完結から20年近くたった今読んでも、その魅力は衰えるところを知りません。特に魅力的なのは、キャラクター造形の深さ。華やかで芯が強く、どうしても目立つ存在であるヒロインがいる中で、彼女の取り巻き的キャラクターの方が圧倒的に輝くシーンも多く、この作品では誰もが主人公なのだと思わせられます。

レビュー③

どんな話ですか? 主人公の天使恵(あまつかめぐみ)は、お金持ちの一人娘で、すれ違う人が全員振り向くような超絶美少女。

だけど、異様に運動神経が良く、一人称も「俺」と中身はボーイッシュ。

実は恵は小学生の時に、不思議な本に取り憑いた精に「願いを叶えてやる」と言われ、「男の中の男になりたい」と言ったのに願いとは真逆の「女の中の女」にされてしまった、元男の女の子だった。

そんな恵に一目惚れした不良で有名な同級生・源造、恵の幼馴染の美木、その他恵に積極的に関わろうとする同級生たちを巻き込みながら、「男に戻りたい」という恵が精を探し、過去に起こった真相に辿り着こうとする。

たくさんのトラブルを乗り越え、源造の熱烈なアタックをかわしながらストーリーが進んでいくラブコメディ。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 尋常じゃない強さの恵が悪漢を倒したり、恵がモテすぎることを僻む女子に一方的に攻撃されたりと、普通のラブコメの要素だけでなくアクション、学園、友情など様々な要素があり飽きずに読むことができます。魅力的な登場人物ばかりで、ストーリーも波乱万丈で続きが気になり、一気に読んでしまえる漫画です。また、シリアスなシーンであっても細かいギャグが挟まれるので、笑いながら読むことができます。ギャグ回に至ってはお腹が痛くなるほど大笑いできます。

美少女戦士セーラームーン  武内直子  講談社

美少女戦士セーラームーン  武内直子  講談社
アマゾン商品紹介 生誕25周年を超えた今も輝き続ける「美少女戦士セーラームーン」。連載当時の扉絵も再現した「完全版」バージョンで、永遠の名作をいつまでもあなたのもとに。

レビュー①

どんな話ですか? 言わずと知れた名作少女漫画。
月野うさぎはドジで泣き虫な中学2年生。人語を話す不思議な黒猫・ルナとの出会いをきっかけに、うさぎの生活は『美少女戦士セーラームーン』に変身して敵と戦う日々へと一変する。同じ街に住む他の少女達も仲間に加わり、5人で人知れず街を守る為に戦い続けていたのだったが、ルナからの指令を受け、『幻の銀水晶』と『月のプリンセス』の捜索も始める。うさぎ達の前の立ちはだかるダーク・キングダムの面々、そして謎の男性タキシード仮面。果たして『幻の銀水晶』と『月のプリンセス』を見つけることは出来るのか?うさぎ達の運命は?
なぜその漫画をオススメしたいですか? 伝説級漫画なので、日本国民なら読まなくてはならない。セーラー服で戦う美少女というキャッチーさもさることながら、当然だが少女漫画としてのクオリティも最高級に高い。『これだけ質の高い漫画だから世界で流行ったんだ…』と納得せざるを得ない。天才。当たり前だが作者は天才。1992年の連載開始から29年。29年も昔の作品なのに今見てもうさぎちゃん可愛いと思えるんだからこの漫画は本当に伝説。

レビュー②

どんな話ですか? 泣き虫でドジな女の子、月野うさぎが黒猫のルナと出会ってセーラー戦士として目覚め、地球を侵略しようとたくらむ敵と戦っていく物語。月野うさぎはドジで泣き虫な中学二年生の女の子。ある日、不思議な黒猫ルナと出会う。ルナは今、迫る危機を救うために選ばれた戦士を探していた。その一人がうさぎであると伝えるのだが、うさぎは夢かと思って寝てしまう。するとルナはプレゼントだと綺麗なブローチをうさぎに贈る。選ばれた戦士であることを証明するためにルナはうさぎに変身の呪文を教えた。ルナに教えられた呪文を叫ぶとブローチの力でうさぎはセーラー戦士に変身。セーラームーンが誕生した瞬間だ。そのまま初めての戦いに臨むことになるが、怖い敵に大苦戦。泣き出してしまうが、その時に現れた謎のタキシード仮面に助けられて無事に敵を倒す。敵の侵略は止まることがなく、それにつれて仲間も増えていく。同時にセーラー戦士の使命がルナから明かされる。月のプリンセスと月の王国の秘宝である幻の銀水晶を探し出し、守る。それが使命だ。銀水晶はとてつもない力を持ち、敵もそしていつも助けてくれるタキシード仮面も狙っている。だが、ルナですら知らない秘密がまだまだ隠されていた。うさぎたちの前世からの物語が時を越え紡がれる、恋と戦いの物語です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 初めて読んだ時、とてもドキドキして読み進めた漫画です。可愛い女の子たちがかっこよく変身して、敵と戦うことにとてもあこがれをもちました。そして前世から続く恋の物語にも胸をときめかせて読んでいました。特別じゃなくて、どこにでもいる普通の女の子が変身して戦うというそれまでになかったお話と綺麗な絵柄に惹きつけられました。主人公のうさぎちゃんたちがとても大人っぽく見え、恋のお話にもあこがれていたのを思い出します。今ある戦う女の子たちの物語の原点ともいえる、この作品を時代背景も感じ取りながらぜひ読んで欲しいと思います。

ハチミツとクローバー 羽海野チカ 白泉社

ハチミツとクローバー 羽海野チカ 白泉社
アマゾン商品紹介 6畳+台所3畳フロなしというアパートで貧乏ながら結構楽しい生活を送る美大生、森田、真山、竹本の3人。そんな彼らが、花本はぐみと出会い……!? 大ヒットシリーズ第1巻!!

レビュー①

どんな話ですか? 6畳風呂無しのオンボロアパートに住む美大生・竹本。同じアパートで暮らす先輩の森田・真山らと共に騒がしいながらも楽しい学生生活を送っていた。ある日、竹本は美術史講師・花本が連れていた背の低い女の子と出会い、彼女に一目惚れをしてしまう。彼女は花本の従兄弟ではぐみと言い、18歳にして天才芸術家であった。
登場人物全員片想い。よくある漫画のように都合良くはいかない恋愛。全員が全員悩んでいる。美大を舞台に鮮やかに繰り広げられる青春群像劇。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 物語のようには上手くいかない恋愛模様がリアルで、もれなく切ない気持ちになれる。そんな漫画なのにギャグパートのキレがサエッサエで腹がよじれるくらい笑える。切なさと爆笑のバランスが絶妙で、早く次を読みたい!と本気で思える作品。大人になりきれない大人向けの恋愛漫画。20代のうちに読みたい漫画No.1(個人的ランキング)。

レビュー②

どんな話ですか? 美術大学を舞台とした、男女の恋模様を描いた漫画です。恋愛だけでなく、自分の美術に関する才能であったり、生き方について悩んだりする若者たちが描かれた青春漫画です。メインキャラクターは同じアパートに住む竹本雄太、真山巧、森田忍という男性3人と、大学の教授の娘である花本はぐみ、陶芸を専攻する山田あゆみの女性2人の計5人です。大学生5人それぞれがさまざま誰かに恋をし、自分の才能と真正面から向き合い不器用に恋愛をするラブストーリーです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 最終的にはハッピーエンドになるのですが、ありがちな恋愛漫画のように全員が幸せになるようなものではなく、やけにリアルというか、自分の青春時代を彷彿させるようなほろ苦いストーリーになっています。主人公の竹本雄太の不器用ながらに自分の才能と向き合うがむしゃらな感じや、山田あゆみの脈のない叶わない恋だとわかっていながらもどうしても諦められないと葛藤し苦しむ姿、花本はぐみの周りからの期待と有り余る才能との葛藤など、リアルな心情を丁寧に描写されているため、惹き込まれます。

レビュー③

どんな話ですか? 美術大学に通う男の子が主人公の学園恋愛漫画です。

メインは2つの三角関係の恋模様でストーリーが進んでいきます。ヒロインのはぐみちゃんに一目惚れをした主人公の竹本くんと超変わり者の先輩森田さん。こちらの三角関係はピュアで楽しい見ていてほっこりするような様子で進んでいきますが、もう一方の未亡人で悲しい過去のある大人の女性理花さんと、理花さんに思いを寄せているちょっぴりストーカーちっくな真山くん。真山くんの理花さんへの思いを知りながらも恋心を寄せる山田さん。こちらの三角関係は切なくて胸がギュッとなるようなエピソードが多く様々な恋模様や人間関係が時にコメディ時にシリアスと絶妙な塩梅で繰り広げられます。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 恋愛とギャグの加減がよく、笑えると思ったら切なくなったり、その後また笑えたりして楽しめます。メインキャラクター達はもちろん、モブキャラクターや名前すらない通行人なんかでも個性的だったりキュートだったり魅力たっぷりの登場人物が素敵です。作品内の世界での人気キャラクター、ウサギのホイップちゃんや通りすがりのプール帰りの子供二人組、父の日のお父さんの似顔絵パンなど…ほんのちょっぴりの登場だけのキャラクターも可愛らしくて大好きになれますよ。

包丁人味平 牛次郎[原作], ビッグ錠[漫画] マイナビ出版

包丁人味平 牛次郎[原作], ビッグ錠[漫画] マイナビ出版
アマゾン商品紹介 日本料理界で五指に入る名人板前のひとり息子・塩見味平。厳しい料理の世界を知る父・松造は、味平が料理の道へ進むことに猛反対をする。しかし、味平の体の中には、まぎれもない包丁人の血が流れていた。親の反対も顧みず、家を飛び出した味平だが、彼を待ち受けていたのは…!?

レビュー

どんな話ですか? 塩見味平は日本料理の名人・塩見松造の息子。しかし、一部の裕福層しか味わえない日本料理に疑問を抱き、父・松造の反対を押し切って大衆料理のコックの道を志し、洋食店「キッチン・ブルドッグ」に就職する。 そこで料理人の不条理を味わいながらも反発、数々の強敵の料理人と対決して勝ち、成長してゆく。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 今では数ある料理バトル漫画ですが、元祖と呼ばれるものがこちら。といっても味の細かい点に追求する内容というよりは、料理バトルを通じた人間模様が描かれていてそこが面白いです。特に「カレー戦争編」は、主人公の味平だけでなく、周りの仲間や敵の大企業なども巻き込んでの料理バトルがハラハラドキドキで楽しめます。

BASARA 田村由美 小学館

BASARA 田村由美 小学館
アマゾン商品紹介 高度な文明が20世紀末に滅びてしまい、日本は王の一族によって支配されるようになっていた。その後、国民は、暴君の圧政に苦しみ続けてきた。そして300年の時が過ぎた。山陽地方の白虎の村に双子の兄妹が生まれた。兄の方はタタラ、そして妹は更紗(さらさ)と名付けられた。兄のタタラは暴君の圧政から人民を救う“運命の子”と予言され、村人だけではなく、王族に反感を持つみんなの希望を託されていた。ところが、赤の王の軍勢に村を襲われて、タタラは殺されてしまう。妹の更紗は、タタラの死を隠すために自らタタラとなり赤の王への復讐のため、立ち上がった。その時から、つらく長い戦いの旅が始まり…。

レビュー①

どんな話ですか? 高度な文明が滅びた20世紀末。日本は王の一族によって支配されるようになっていた。その後、国民は、暴君の圧政に苦しみ続け、300年の時が過ぎた。そんな時、山陽地方の白虎の村に双子の兄妹が生まれる。兄の方はタタラ、そして妹は更紗(さらさ)。兄のタタラは世界を変える「運命の少年」として育てられていたが、王族の一人「赤の王」に反逆者として殺されてしまう。更紗は兄の死を皆に隠そうと、死んだのは更紗と言い、自分がタタラの身代わりとなって生きていく決心をする。そこから更紗の仲間集めと王族への反旗をひるがえす旅がはじまる。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 特に何かに秀でているわけでもない更紗が、兄の代わりに懸命に戦う姿に心打たれます。更紗は女性であることを隠して戦うのですが、合間に恋をしたり、女性ならではの悩みにぶつかったり、その葛藤に共感してしまいます。
また更紗を助ける大勢の仲間や敵である王族たちも、個性的なキャラぞろいで、人間模様が面白く、ドキドキしたり泣いたりしながら読み進めていけます。

レビュー②

どんな話ですか? 未来の日本を舞台にした、戦国時代のような要素を持つ少女漫画です。人間の成長や裏表、策略、恋愛、戦い…様々な要素が見事に合わさって独特な世界観を作り出す、オリジナリティが高い漫画です。漫画の領域を越え、大河漫画とでも呼びたくなるような壮大さがあります。主人公は『運命の子供』と言われる更紗という少女で、亡くなった兄に代わり『タタラ』という救世主を務めます。実は更紗と敵の『赤の王』との恋愛があり、それらを取り巻く仲間達の人間ドラマも盛り沢山で非常に心惹かれるストーリーです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 人間的に成長できるし、今の生活や平和であることが非常にありがたいものなのだという認識を得ることができる貴重な漫画だと思うからです。生きること、命があること、笑えることの幸せを噛み締められるし、仲間や家族との絆を再確認できるような内容になっています。追い詰められたときの究極の選択、人間が生きる上で何が一番大切なのか、生きがいや生きる意味とは何か…そういった複雑なことを考えさせられるし、それはきっと自分の実生活にも生きてくるはずです。

OZ 樹なつみ 白泉社

OZ 樹なつみ 白泉社
アマゾン商品紹介 2021年、第三次大戦後の荒廃した世界。だが、「戦いも飢えも無い」という伝説の都・OZを目指す一行がいた…。ジェッツコミックス版原稿に大幅加筆、雑誌掲載時のカラーイラストを完全収録!さらに2・3・4巻にはコミックス未収録の番外編3作品を収録!! 近未来SFアドベンチャーの金字塔的作品が完全版でついに登場!

レビュー

どんな話ですか? 大戦で核ミサイルが爆発して世界と人類が壊滅状態となってから数十年後の世界。食糧不足や環境破壊、あちこちで争いが起こっているのが日常茶飯事の中、図太く軽快に生き抜く傭兵・ムトー。ムトーはひょんなことから、自分とは正反対の経歴を持つ、生体工学を専門とする天才少女・フィリシアと行動をともにすることに。大戦前に科学者達が作ったといわれる飢えも戦争もない最先端の科学都市「OZ」を目指して、ムトー、フィリシア、サイバノイドの1019の3人は、それぞれの思いを胸に、OZという理想郷を目指していくのだが…。
サイバノイド(人工ロボット)が闊歩する、壮大な近未来SFストーリー。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 一見、SF要素が強めのストーリーに感じるのですが、実はその裏に隠された「自分にとっての理想郷とは?」「ロボットに心は宿るのか?」「絶望の中での希望とは?」といったテーマが隠されている作品です。また主人公のムトーがとても魅力的な人物で、フィリシアをはじめ沢山の登場人物がムトーに惹かれていくのですが、読み進めている自分もどんどんムトーの魅力にハマっていきます。SFとヒューマンドラマのかけ合わせが好きな人にオススメしたいです。