風の谷のナウシカ 宮崎 駿 徳間書店
アマゾン商品紹介 | 月刊「アニメージュ」に連載され、 スタジオジブリ長編アニメーション映画 「風の谷のナウシカ」の原作となった、 オリジナルコミックスの第1巻。 アニメージュ1982年2~9月号掲載分収録。「火の七日間」と呼ばれる戦争によって 巨大産業文明が崩壊してから千年。 荒れ果てた大地には「腐海」と呼ばれる 有毒の瘴気を発する菌類の森が広がり、 衰退した人間の生存を脅かしていた。 酸の海のほとりに、海から吹く風によって 腐海の毒から守られた「風の谷」という 辺境の王国があった。 そこでは、王女のナウシカを中心に 人々は自然を尊び平和に暮らしていたが、 大国トルメキア軍の侵略に遭い…。 |
レビュー①
どんな話ですか? | 火の七日間と呼ばれる戦争によって都市群は有害物質をまき散らして崩壊し、その後地表は腐海と呼ばれる有毒ガスを排出する菌類と巨大な虫が生息する森に覆われ人類は僅かに残された汚染のない地域に生息していた。 しかしこのような世界情勢でも国家や民族間の争いは存在していた。 風の谷の族長の娘ナウシカの人と自然の歩むべき道を求める姿を描いた作品。 有毒ガスを吐いている腐海の植物は実は悪くなくて土に含まれた有毒物を地球が腐海を通じて浄化しているという設定。 また有毒でマスクを外すとすぐに死んでしまう死の世界なのに不思議な美しさを持った腐海等、数多くの魅力を持ったファンタジー作品。 スタジオジブリの初回アニメ作品となり宮崎駿監督自身が原作者でアニメージュに連載していた作品。 |
なぜその漫画をオススメしたいですか? | 設定や世界観など卓越した発想と奥深い訴える内容に感銘を受ける。 ジブリの作品は数多くあるが宮崎駿監督自らが原作者であるこの作品は、個人的には今でもNo.1だと思っている。 |
レビュー②
どんな話ですか? | 宮崎駿監督による劇場アニメーション映画『風の谷のナウシカ』の原作コミックです。1982年2月からアニメ雑誌『アニメージュ』に連載され、1984年の劇場公開後も執筆が続けられ、1994年に完結しました。全七巻のコミックのうち、映画に該当する部分は最初の2巻のみ。コミックでは映画に描かれていない物語の世界や数多くのキャラクターが登場します。
作品自体のメッセージも、映画よりもより深いものになっています。 |
なぜその漫画をオススメしたいですか? | 宮崎駿監督ならではの大胆な作画やスピード感だけでなく、ち密な世界観やキャラクターの作りこみ、作品全体の人間に対する問いかけなど、壮大なスケールで描かれたエピックストーリーです。架空の世界でありがなら、現代の科学文明の問題点や課題とも通じるものがあり、読みながら考えさせられます。映画を観た人はもちろん、まだ映画を観ていない人にもこの漫画作品はオススメです。ジブリ作品の原点とも言える、宮崎駿さんの世界を堪能できます。 |
レビュー③
どんな話ですか? | ものすごく壮大なスケールで描かれた地球の未来、人類の未来を宮崎駿さんの絶妙な表現方法で描いた永遠の一作。主人公のナウシカと周辺諸国との関わり、生きる意味について考えさせられる作品です。人類がめちゃくちゃにしてしまった環境汚染された世界を火の七日間とその後できた腐海によってリセットする、それを支持する人類の一団とそれに抗う人たちの一段との戦い、それに振り回されながらも自然と共に生きようとするナウシカの人生を描いた作品です。 |
なぜその漫画をオススメしたいですか? | この漫画を読むと人生観が変わります!あぁ人間でよかったと思うところもあれば、人間なんていなければよかったのにと思う部分もあったり、自身の感情が揺さぶられます。登場人物もそれぞれに特徴があり、人生観が表れています。誰も不正解でも正解でもない、蟲も人も共に生きて生こうと解くナウシカの心の葛藤も見ものです。戦争場面もありますが全体的に暴力的な部分は少なく、死の場面も美しく、感動的にまとめられています。お供のキツネリス、テトが死ぬところ、ユパミラルダが人生を全うする場面など、もう感動の涙でタオルが必要です。 |
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