xxxHOLIC CLAMP (著) 講談社

 xxxHOLIC CLAMP (著) 講談社 

アマゾン商品紹介 不思議コメディ!
霊感体質の持ち主、四月一日君尋(ワタヌキキミヒロ)はある日、吸い寄せられるように一軒の家に…。そこは、市原侑子(イチハラユウコ)という名の妖しい女性が主人をつとめる店で、どんな願いも、見合った対価をはらえばかなえるという。そこで働かざるを得なくなった君尋は、今日もコキ使われて…!?「店よ。ねがいがかなう、ミセ。そのかわり対価をを頂くわ。それに見合った、ね」“あやかし”が視えてしまう四月一日(ワタヌキ)が必然的に訪れてしまった店とは!?

レビュー①

どんな話ですか? あやかしに好かれやすい体質の高校生・四月一日君尋が、壱原侑子(主人公)という女性と出会う。侑子は、四月一日のあやかしに好かれやすい体質をどうにかする替わりに、侑子の元でバイトをすることを条件として提示する。四月一日はバイトをする中で、悩みを抱えた人間や人でない者などの不思議な“客”と出会い、奇怪な出来事に遭遇していく。毎回、何かを抱えた人が無意識に引っ張られるようにして侑子の元へやってくる。その度に侑子が解決するが、なんだかんだで四月一日も結構巻き込まれる。
なぜその漫画をオススメしたいですか? この漫画の独特な世界観、ミステリアスで妖艶な雰囲気や侑子の言う言葉には、つかみどころがなくふわふわとした部分がありながらもどこか核心をつき、ふに落ちると言う不思議な力があります。そんな裕子のもとに訪れるお客さんは、大抵何か悩みを抱えていたり、大きな願いがあったりします。友達に見栄を貼りたくて虚言癖がある人、ネット中毒者、自分が特別だと自惚れて他人に迷惑をかけていることに気付かない人。そういう人の持つ願望や欲望のようなものを、侑子らしく解決していくところが見所です。

レビュー②

どんな話ですか? あやかしが視える特異体質を持つ主人公・四月一日君尋(わたぬき  きみひろ)。
ある日、あやかしに追いかけ回されているうちに見知らぬ店に迷い込み、店主の妖艶な女性・侑子(ユーコ)と出逢う。
侑子は相応の対価を貰って願いを叶える店を営んでおり、四月一日は自分の体質を治して欲しいと頼む。
体質を治すには莫大な対価が必要なため、労働力が願いに見合うまで四月一日は侑子の店で働くことになる。
店を訪れる客と交流しながら、四月一日の出生や体質の謎、世界の秘密が明かされていく、独特な世界観が魅力のファンタジー漫画。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 独特な世界観にまず惹かれますが、この漫画は特に「日常」と「非日常」がうまく溶け合っている良作だと思います。
話やテーマはやや難解で重いように感じますが、そのぶん自分なりに解釈して楽しむことができます。
絵が綺麗で話もよく作り込まれているので、是非とも読んで頂きたいです!

レビュー③

どんな話ですか? 男子高校生の主人公・四月一日(わたぬき)は昔から妖(あやかし)が見える上に、呼び寄せる体質で苦労していたが、ある学校帰りに見たことのないお屋敷に体が吸い寄せられ、そこに住む怪しい女主人、侑子と出会う。彼女はなんでも願いを叶えてくれるらしく、願いを叶える代わりにそこでバイトをすることになる。様々な妖怪や幽霊、奇怪な物たちなど、現実とは裏の世界を知るたびに、実は侑子と出会ったこと自体が『必然』であり、四月一日の生い立ちも関わっていて、彼を含めた周りの者も巻き込んで、様々なものに葛藤しながら成長していく話。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 純和風でありながら妖々しく奇々怪界で、鼻に付くような艶っぽさと、色気が独特で読み手を魅了する作品。何よりも女主人の侑子がひたすらに美しい。登場するたびに着ている服が違う上、全て美しい!どんな立ち姿でも絵になる上、こんなにキセルが似合う女主人はなかなかいない。周りに出てくるキャラクターも全て魅力的。絵が本当に綺麗で、現実の裏の世界とはこんな感じなのかなぁと思わず思いを馳せてしまうほど、ファンタジーでありながら、現実みがあってそそられる面白い作品。

低反発リビドー 高野雀 (著)  コアミックス

低反発リビドー 高野雀 (著)  コアミックス

出典:低反発リビドー

 

 

アマゾン商品紹介 わかってくれとは言わないが、わかってくれても構わない 制服性愛、鎖骨フェチ、体臭愛好etc。 人には自分では普通だと思っていても、意外とアブノーマルな性癖があるもので…。 どこにでもありそうなアパート「コルダーハイツ」で繰り広げられる、ありふれた性癖オムニバスストーリー。
どんな話ですか? ありふれたアパートで繰り広げられる、それぞれのフェチを巡るオムニバスストーリーです。
なぜその漫画をオススメしたいですか? それぞれが持つ独特な性癖が次々と現れますが、軽いタッチで描かれているので気軽に読めます。二次会の居酒屋で聞く、ちょっとした下ネタくらいの感覚で読めます。
どんな人に読んでもらいたいですか? ちょっと疲れた時や、何も考えずにクスッと笑える下ネタが欲しい時に読んで欲しいです。恋人がいる人、いない人に関わらず気軽に読んでみて欲しい漫画です
読んだことによるエピソード 恋愛や人の好みは人それぞれだと思わされる漫画でした。

 

20世紀少年 浦沢 直樹 (著) 小学館

20世紀少年 浦沢 直樹 (著) 小学館

アマゾン商品紹介 無事、2016年を迎えられた人類へ捧ぐ。

浦沢直樹が世に放ち、日本中を席巻することとなった大ヒット作、『20世紀少年』。
来年完結10周年を迎える本作が、雑誌掲載時のカラーを再現した完全版として遂に登場!

作中では、2015年に人類は滅亡――
以降、西暦は「ともだち暦」と改められる。
まさに、今読むべき黙示録。

オリジナル単行本2冊を1冊にまとめ、読み応え充分の全11巻+『21世紀少年 完全版』全1巻で刊行スタート!
あらすじ/1997年、ケンヂが営むコンビニへ刑事が訪れた。ケンヂがいつも酒の配達をしている敷島家が、全員行方不明になったのだという。敷島家の集金がまだ終わっていなかったケンヂは、飲み逃げかと落ち込むものの、渋々ビールの空きビンを取りに敷島の家を訪れる。するとそこには、どこかで見たことがあるような、不思議なマークが壁に描かれていた(第1話)。▼ケンヂは、幼なじみのケロヨンの結婚式に出席していた。ケロヨンとは少年時代、小学校の仲間たちと近所の空き地に秘密基地を作り、みんなで地球の平和を守るために戦うと誓い合った仲だった(第2話)。

レビュー①

どんな話ですか? ケンヂとその仲間たちが小学生時代に書いた「よげんのしょ」をもとにストーリーが展開していく。ケンヂは、姉の子カンナを育てながら実家のコンビニで働いていた。そんなある日、小学校の同級生のドンキーが投身自殺したとの訃報が舞い込んでくる。ケンヂのもとにはドンキーからの手紙が送られており、その中には「このマーク、覚えてないか?」との文字とマークが書かれていた。そのマークは、数日前に行方不明になった敷島教授の家の壁に描かれていたものと同じだった。そして同じ頃、そのマークをモチーフとした教団で「ともだち」なる存在が世界を動かし始めていた。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 正義とは何か、友情とは何かを教えてくれる作品。誰しもが子ども時代に経験したような息苦しさと罪悪感を思い出させ、子どもの善と悪について考えさせられる。また人間の精神のもろさ、すがりたいという気持ち、洗脳と信仰についても深く考えさせられる。善が悪になり、正が負になるような逆転があり、いったい何が正しいのか、誰が正しいのかをいろんな視点で感じることができる。今この時代をどうやって生きてくか、ケンヂやカンナ、仲間たちの生き方から学ぶことができるように思う。

レビュー②

どんな話ですか? 冴えない主人公遠藤健児(ケンヂ)が、少年時代からの友人たちと共に地球滅亡を企てる悪の組織に立ち向かうSFサスペンス大作。

大阪万博を翌年に控えた1969年、ケンヂは友人たちと秘密基地の中で「よげんの書」を作って盛り上がる。悪の組織が企てる地球滅亡計画に、正義のヒーローとして立ち向かうのはもちろん自分達。仲間のオッチョ、ヨシツネ、フクベエらと共に他愛のない空想で盛り上がる、昭和の平和な小学生だった。

時は流れ、ヒーローどころか冴えないコンビニ店主となったケンヂ。ロック歌手になるという夢をあきらめ、酒屋だった実家の店を改装したコンビニで働き、パッとしない日々を送っているのだ。そんな平凡な日常が、世界各地で起こり始めた異変によって一変していく。なんと、子供の頃自分達が考えた「よげんの書」のとおりに世界が破壊されて行ったのだ。

その事実にいち早く気づいたケンヂは、悪の首謀者「ともだち」に立ち向かうべく、昔の仲間達と共に立ち上がる。

なぜその漫画をオススメしたいですか? もともと浦澤直樹のマンガのファンなのですが、その中でも冒険性、サスペンス性に優れたエキサイティングなストーリーです。物語は1970年代前後と現代を行き来する内容になっており、当時、主人公と同じように小学生だった世代の人には堪らない漫画だと思います。

主人公のケンヂ達が小学生時代にふざけて書いた「よげんの書」に沿って世界滅亡のシナリオが進行して行くのですが、悪の首謀者の名前は「ともだち」、そのトレードマークは小学生時代のコミックに載っていたおなじみのマーク、最初に破壊される都市は近所にあった飲み屋の名前(さんふらんしすこ)という、いかにも小学生の頭で考えたような子供じみたストーリーなのに、その話の通りに現代の世の中で人がリアルに死に、世界が破壊されていくという、嘘なのか本気なのかわからないような構成も絶妙です。

主人公はカッコ良くも強くもない、どこにでもいる冴えないキャラクターというのもまた感情移入できるポイント。

「ともだち」の正体がなかなか明かされず、どんどん先を読まずにいられなくなる徹夜必至の漫画です!

 

聖☆おにいさん  中村光 (著) 講談社

聖☆おにいさん  中村光 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 ブッダとイエスのぬくぬくコメディ。“笑い”でも世界を救う!聖人in立川。目覚めた人ブッダ、神の子・イエス。世紀末を無事に越えた2人は、東京・立川でアパートをシェアし、下界でバカンスを過ごしていた。近所のおばちゃんのように細かいお金を気にするブッダ。衝動買いが多いイエス。そんな“最聖”コンビの立川デイズ。

レビュー①

どんな話ですか? ブッダとイエスキリストが現在の日本で生活をするという物語になります。漫画の中では、イエスキリストはおちゃめな性格をしており、ブッダはそれを抑えるという役割をしています。それぞれ仏教とキリスト教を理解しているとより面白いですが、もし知らなかったとしても十分に楽しめる内容になっています。例えば、クリスマスに関しては一般的に多くの人が知っており、身近に感じられる内容になるかと思います。この漫画は面白いにもかかわらず、学校の図書館に入る学習漫画のようなポジションを有しています。アニメにも、映画にもなっています。
なぜその漫画をオススメしたいですか? 上記にも書かせていただいたように、学習漫画の要素と、ギャグ漫画の要素を持っているからです。他の学習的な要素を保持していると考えられる漫画、たとえば銀魂と比較してみたいと思います。銀魂は歴史上の人物を覚えるのを助長するという点から学習的要素を保持していると考えられますが、人物名のパロディであって本当の名前とは異なります。これは子供の成長を妨げかねません。一方で聖お兄さんは間違っている知識が見られませんので良いかと思います。

レビュー②

どんな話ですか? 天上界の目覚めた人ブッタ(倹約家、主婦っぽい)と神の子イエスキリスト(無駄遣いが多いゲーマー)が世紀末を無事終えたので有給を使って、下界の日本は東京立川でバカンスを過ごす話。聖人なのに給料が少ないので立川で風呂なしアパートを借りて川で行水をして捕まりかけたり、カラオケ屋ではしゃいだり、ほのぼの日常系の漫画ですが、時折天界の友人(性格がかなりきついか変人が多い)や悪魔や立川にやってきてひと騒動起こして帰るというパターンが多いです。仏教ネタ、聖書ネタ、神話ネタが多く、大元を知らないとマニアックすぎて笑えないところもあるのですが、基本不毛な争いごとなく、日本って平和だなと思わせてくれる漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? とにかく落ち込んでいても笑ってストレス発散ができるのでおすすめです。仕事の過労やとんでもないクライアントからのストレスでイライラした時、ブッタの上司の方が無茶振りすごいよな、と癒されていました。ブッタもイエスも餓死しかけたり、刺されて殺されたりと、生きてる間はとんでもないことをされていた割に、恨みつらみもなく聖人業を営んでいるので、色々悩みの多い自分の生活はそれに比べると平和だなと悩んでいることが小さく思えるので気に入っています。

昭和元禄落語心中 雲田はるこ (著) 講談社

昭和元禄落語心中 雲田はるこ (著) 講談社

アマゾン商品紹介 満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎(よたろう)。娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。昭和最後の大名人・八雲(やくも)がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!? 昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!
どんな話ですか? 昭和元禄(1960年代に、当時の高度経済成長を指して生まれた言葉)のタイトルが示す通り、主に昭和から現代に至るまでのある落語家の人生の物語です。

過去に生きる二人の天才落語家と、その薫陶を受けた落語家の卵の奮闘を交えながら、芸に向き合う者たちの姿勢や、取り巻く人々の人情が描かれています。

「心中」という不穏なキーワードは、世の移り変わりで落語がどうなっていくのか、また変質していくなら落語家も迎合するべきか、それとも旧態様式と心中して過去のものになっていくのか…という芸人としての葛藤はもちろん、愛憎の果てに生死の問題をも伴う本当の意味でも使われ、人を楽しませる落語を扱いつつもそこに隠れた道化師の舞台裏のような悲哀が常に漂っています。

時代設定は昭和初期の戦時中から携帯電話があるごく最近までと非常に幅広く、一貫して出てくる「八代目八雲」の若き日から最期までの一代記という側面も強く、この八雲が「与太郎」と並ぶ影の主人公と言えるかもしれません。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 同時期にドラマ化した「トクサツガガガ」とどちらにするか非常に迷いました。
こちらの方がより衝撃的で、腹を抱えて笑うというより腰を据えて取り組む大人の文学のような印象があります。
よってより活字だけでもその魅力が伝わりやすいのではと思い、今回は「昭和元禄」を選びました。
内容はもちろん落語が中心で、徒弟制のしくみはどうなっているとか、寄席の裏側はこうなっているとか、伝統とどう向き合っているのかという知識も得られますが、漫画作品としての魅力としてはまず絵柄と人物造形の美しさで誰もが目を奪われるのではないでしょうか。
個人的にはあまり女性作家のタッチは好きになれない事が多く、敬遠の元となりがちなところが、雲田はるこ氏の筆はスマートかつ力強い透明感があります。
特に男性は格好良く、美しく描かれており、どこかボーイズラブ的な匂いもありつつ、前述の骨太感のおかげで抵抗がありません。
一方の女性は魅力がないかというとそんな事はなく、中心となる昭和編の小夏、過去編のみよ吉ともにちょっとめんどくさい
性格をしてはいるものの、基本的に男社会の落語界隈に女としてどう絡むのかという重要な役割を持っています。
どんな人に読んでもらいたいですか? 活字が多い割に説教くさくなく、どちらかというと人の心の根底にあるものをダイレクトに打つ作劇のため、落語に興味がなくとも人から人へ伝わる思いを感じ取るだけでも充分楽しめます。

よって普段からよくドラマを見る方ならすんなり入れるのではないでしょうか。

またすでに完結ずみの作品であり、単行本は10巻とすっきりまとまり、一気読みもしやすいため時間のない人にもおすすめです。

美男子が吐く数々の名啖呵も見所の一つであり、昨今の薄っぺらな日本語に辟易している人にもぜひ読んでほしいと思います。

読んだことによるエピソード これはもう落語に興味が沸いたという一点に尽きます。もともと「笑点」のイメージしかなかったところに、作中の非常にわかりやすい解説と小気味よいセリフのおかげで、ただの伝統芸能という既成観念が取り去られてしまいました。読んだ人の大半が、こんなに面白いのならぜひ寄席に行って生で触れたいと思うに違いありません。

 

わたしの日々 水木しげる (著) 小学館

わたしの日々 水木しげる (著) 小学館

アマゾン商品紹介 愛する家族との静かな暮らし、少年の頃から描き続けてきた様々な画、目をつぶると思い出す戦時中の光景… 誰もが知るコミック界の長老が、その数奇な人生で脳裏に焼き付けた数々のエピソードを語るカラーコミック。静かな鳥取・境港の幼少時代、灼熱の南方戦線での恐怖と焦燥の日々、長年住み続けた東京・調布での日課である散歩の道行き…… そのすべてが、豊かな色彩感覚でオールカラーのショートコミック連作に結実しました。
どんな話ですか? 作者の日常や過去の戦争体験を題材とした漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? まったりとした日常が綴られていたり、時には戦争のエピソードが描かれていたり、随所に作者の人生哲学もちりばめられており、面白いです。さらっと描かれているので作者の言葉がすっと頭に入ってくるところが魅力的です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 漫画家の日常を知りたい人、水木先生の人柄を知りたい人など。ゆるい癒しを求めている人へもオススメです。
読んだことによるエピソード 水木先生の遺作となります。最後までカラー作品を連載されていたことが大変素晴らしいことだと思います。

 

ホクサイと飯さえあれば  鈴木小波 (著) 講談社

ホクサイと飯さえあれば  鈴木小波 (著) 講談社

アマゾン商品紹介 「料理はね、作ってる時間が楽しいんだよ。」
伝説のインドアご馳走マンガが「ヤングマガジン サード」にて復活移籍新連載!!
かつて掲載誌の休刊に伴い惜しまれつつ終了した『ホクサイと飯』。
本作『ホクサイと飯さえあれば』は、その8年前のお話。
大学進学のため上京した山田ブンが、愛するぬいぐるみ(?)ホクサイと共に、
東京・北千住の町でアイディア満載のレシピで美味しいご馳走作ります!
トラブルがあっても、ホクサイがいて、美味しい飯さえあれば、毎日ハッピー!!発売前から各所で話題の1巻は「空き缶ご飯」「変身のサンドイッチ」「魔法瓶で甘酒」「ミートボールスパゲティ」「聖なるパフェ―」「牛すじカレー」のレシピと、それにまつわる笑えて沁みて温まる、家庭料理のようなほっこり物語収録です。
どんな話ですか? 美大に通う主人公が日常を過ごしながら食べたい衝動にかられ、ぬいぐるみのホクサイや友を横目に料理を作って食べるお話です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? ご飯の描写がおいしそうなのと、一つ一つの料理にレシピがきちんと書かれています。読んでいて自分自身も食べてみたいと思ったときに、漫画をレシピ本代わりにして作ることも可能です。また、普段なら市販のもので済ませるような甘酒やめんつゆを作って食べてみたいというだけで作ってしまうのがとても共感します。また、主人公は漫画家を目指し、応募しますが、担当にけちょんけちょんにあしらわれます。その怒りの矛先を料理作りに向けるところなど、とても気持ちがわかり、自分自身もそうしてしまうなと思ってします。
どんな人に読んでもらいたいですか? 料理を作る人、きちんとしたものではなく日常で目分量で作る人やたまに本格的なもの作りたい衝動に駆られる人におすすめです。また、漫画家志望でまだまだ悩みながら頑張っている人にたまの息抜き、現実逃避にこんなやり方もあるんだなと読んでもらいたいです。
読んだことによるエピソード 作中、主人公が冬場部屋の中にテントをたててその中で漫画を描く姿を見てテントを購入しました。冬場は暖かいのですが、ちょっと大きすぎてあまり使わなくなりました。最近ではソロキャンが流行りだし、一人用のテントもいろいろな種類があると知れたのでもう少し調べてから購入すればよかったと思いました。

サラリーマン金太郎 本宮 ひろ志 (著) サード・ライン

サラリーマン金太郎 本宮 ひろ志 (著) サード・ライン

 

アマゾン商品紹介 長髪にハチマキ。背中に赤ん坊くくりつけ、史上最強のサラリーマン・矢島金太郎がしがらみだらけの世の中に殴りこみ!!かつては関東一円でその名を鳴らした暴走族・八州連合の頭(ヘッド)。そんな金太郎は妻の実家で漁師となったが、海でヤマト建設の会長を助けたことで新たな行くべき道を掴んだ!上京してヤマト建設の社員となった金太郎は、会社を飲み込む台風の目となり、行く先々で大暴れ!!

レビュー①

どんな話ですか? 中卒、少年院あがりの金太郎がひょんなことから建築会社の社長を助け、働くことになる
学はないが腕っぷしとひらめき、そして人との縁で破天荒ながらもサラリーマンの道を金太郎は極めて行く
なぜその漫画をオススメしたいですか? 働くことに理不尽さ、そして充実感などをたっぷり味わえる作品です

レビュー②

どんな話ですか? 元暴走族で前科2犯の主人公の矢島金太郎が田舎の漁師から東京のサラリーマンになるストーリです。

サラリーマンになるきっかけは、船釣りで漂流していてヤマト建設の会長の大和守之助を助けたことにより東京のサラリーマンになる。ヤマト建設に就職してからは、金太郎の正直で真っ直ぐな性格が影響して、様々な人間との交流により小さな仕事からやがて大きな仕事を成功させていく。

一人の人間がサラリーマンを通して成長していく物語である。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 実際に自分が働きだしてから、多く感じることがあります。

人間関係によって態度を変えたりや正直になんの仕事をやっているのかを漫画を通して見直すことができるからです。

仕事にて小細工をすることも多々ありますが、真っ直ぐに正直に仕事にぶつかっていくことを思い出せてくれます。

仕事で心が折れそうになった時も、どのようにして突破すれば良いかなどを、漫画を通して自分を見直すことでやり切るためのヒントを届けてくれるような気がします。

インベスターZ 三田紀房 (著) コルク

インベスターZ  三田紀房 (著) コルク

アマゾン商品紹介 お金って何だ?
創立130年の超進学校・道塾学園に、トップで合格した財前孝史。入学式翌日に、財前に明かされた学園の秘密。各学年成績トップ6人のみが参加する「投資部」が存在するのだ。彼らの使命は3000億を運用し、8%以上の利回りを生み出すこと。それゆえ日本最高水準の教育設備を誇る道塾学園は学費が無料だった!
「この世で一番エキサイティングなゲーム
人間の血が最も沸き返る究極の勝負……
それは金、投資だよ。」

レビュー

どんな話ですか? 主人公の財前は名門私立中学に成績トップで入学した。

学校の授業料はタダであり学校の運営費は毎年入試でトップのみを集めた投資部という極秘の部活の運用によって賄われていた。

入試トップで入学した財前も投資部に入部する事になる。

主人公は投資を通じてお金だけでなく不動産や保険、ビジネスを学んで行く。

有名な起業家が実名で登場し、ビジネスやお金、生き方を本人から学ぶ事も出来る。

投資家やビジネスマンのバイブルとなっている漫画だ。

なぜその漫画をオススメしたいですか? 投資漫画であるがお金だけでなくビジネス、生き方がとても参考になる。

作者の考えだけでなく有名な堀江貴文氏やDMMの亀山氏、九州の麻生氏等がビジネスや考え方を教えてくれる。

漫画という事でとても読みやすくわかりやすくなっているので分厚い本を読むのが苦手な人にもおすすめだ。

作品に出てくる登場人物達もお金についてとても大切な事を教えてくれる。

お金やビジネス、人生の生き方に迷った時にとても重宝している漫画だ。

 

ヘルハウンド 保険調査員怪譚 大沢俊太郎(著) 安藤慈朗(著) 日本文芸社

ヘルハウンド 保険調査員怪譚 大沢俊太郎著 安藤慈朗著 日本文芸社

 

アマゾン商品紹介 『保険金詐欺天国』
そう揶揄されるほど、保険金の不正請求がはびこる日本―。
金に目が眩んだ魔物たちが企てた保険犯罪<モラルリスク>。
その調査を請け負い、闇に隠された真相を暴くのが保険調査員である!!
「さあ、猟りの時間よ―」
AAA級だけの難事件を扱うヘルハウンド・エージェンシーの調査員・紅林あかね。
一見、何の変哲もない事故…。しかし彼女の信念の牙は、真実に食らいつく―ッ!!
そして、事件の裏に潜む、魔物たちを操り犯罪を楽しむ傍観者の存在とは…?
衝撃の保険サスペンス、開幕!!
どんな話ですか? 誰もが一度は「保険金詐欺」や「保険金殺人」という言葉を聞いたことがあると思いますが、そのような保険菌を騙し取ろうとする輩に対して綿密な調査を行い、きちんと支払うべきか“嗅ぎ分ける調査員が主人公の物語です。タイトルの「ヘルハウンド」とは「狩猟犬」という意味で、文字通りそのような犬の如く、普通の調査員では騙されてしまってもおかしくない事案やどんな大掛かりな嘘でも見抜いてしまう、女性調査員の紅林あかねの活躍を存分に楽しめる漫画です。
なぜその漫画をオススメしたいですか? よくこんなことを思い付くものだと思ってしまう大掛かりな保険金詐欺でも、紅林あかねにかかればバレてしまうといった読んでいてカタルシス(爽快さ)を感じることができる点が一番オススメの理由です。悪に対して堂々と正面から切り込む話なので、その手の最後には必ず悪は滅びるという前提の話が好きな人にとても向いていると思います。また、相手も必死に無理を通そうと抵抗してくる為、大ピンチになることもあり、それと戦う姿が見物です。暴力団が絡む事案での戦いは特に見どころが多く、スリルも満点です。
どんな人に読んでもらいたいですか? 物語の途中で嫌な人間や組織がたくさん出てくるものの、最後にはスカッとできる話の為、いわゆる“勧善懲悪”ものが好きな人にオススメしたいです。時には命の危険を犯してまで詐欺などを追及する姿は、読んでいて応援したくなると思います。
読んだことによるエピソード あくまで漫画の中の話ながら、こんな巧みな保険金詐欺の方法があるのかと思ってしまうエピソードが多くあるので、変な意味で感心してしまいました。